天元台(松川上流にそそぐ) 2001年初秋

松川が以前生物の棲めない酸性の川だったという理由は、天元台に硫黄鉱山があって、その鉱毒が松川に流れ込んだためだった。
私が小学校の頃は、天元台には、大きな穴があって、そこに水が溜まっていました。それが流れ出すと、鉱毒水になったのでしょうか。小学校の記憶なので、残念ながら正確ではありません。
現在は、鉱山あとをアスファルトで被って、鉱毒が流れない処理がされています。
その天元台の様子を見てみましょう。

ロープウェイ、白布(しらぶ)の湯元駅のそばから、天元台駅までの林道を歩いて登る。やがて、天元台駅が見えてくる。
この林道は、関係者以外、車両通行禁止となって、ゲートに施錠されている。人や、バイク程度は通過できるが、立ち入り禁止と書かれているのに、スキーのコースに指定されている。矛盾だ。スキー客は、通行可なの? 私はいつもかまわず入っている。
「立ち入り禁止だ」と、言い張る人がいたら、「スキーコースの指定も止めたら」と、反撃する準備はある。しかし、とめられたことは無いので、実は立ち入り禁止ではないのたろう。
(2001.9.8 E950)
湯元駅から、天元台駅まで、写真を撮りながら1時間で登りました。
天元台駅のすぐ下から、南西方向を見ています。手前の谷は、新高湯温泉に行く道路のそばを流れる沢のある谷です。遠くにスカイバレーが見えますが、その方向が、今、最上川源流という説のある、大樽川の上流部になります。松川にしろ、大樽川にしろ、吾妻連峰から流れ出していることには、違いはありません。
(2001.9.8 E950)
天元台の東はじのほうから、西方向を見る。ホテルとペンションが見えます。手前のひろびろとしたところが、鉱毒流出を防ぐ、アスファルト舗装です。アスファルトにテニスコートを作っても、アスファルトの硬さで、人気がないようです。真夏は、利用者があるようですが、この日は、ひっそりとしていました。
トレッキング客は、リフトを使用して、大勢来ていました。天気も良かったし、トレッキング日よりでしたね。
アスファルトを突き破って、植物が生きていました。
(2001.9.8 E950)
南方向を見ています。
手前は、斜面にアスファルトで舗装した場所です。
スキーのゲレンデと、リフトが見えます。リフトは、夏山リフトの運行をしていました。もうすぐ、スキーリフト運行の準備で、休止になります。
人形石方向は、雲に隠れています。
(2001.9.8 E950)
天元台の一番北に滝が見える展望台があります。あまり知られていないようで、このとき、見に来たのは、私一人で、来るときに、ペンション村あたりで2人とすれ違いましたが、この展望台を見に来たものか、わかりません。
滝は、大平温泉のところで、先週見たあの滝です。ただ、角度的に、ちらっとしか見えない滝が、ここからですと、しっかり見えます。「火のほえ滝」です。「ほえ」は炎のことですが、なぜか私のPCでは、仮名漢字変換で、候補には出ますが、決定すると、?マークに表示します。画像で下に入れておきます。展望台の立て札の一部です
(2001.9.8 E950)

北方向を見ています。この画面の真中あたりに、大きな穴があった記憶があります。
手前は、キャンプファイヤーをする場所です。アスファルトの上ではできませんからね。
リフト乗り場の横では、圧雪車のクローラの整備をしていました。スキー場にとっては、冬近しというところなのでしょうか。

なお、くだりは、写真も撮らなかったため、35分でした。
おいしい、山の水を飲みながら、トレッキング気分でした。

今回は、川の出てこない、「米沢の川」となりましたが、大樽川は、天元台の西から、松川は、天元台の東から流れ出ると考えて、天元台の景色の写真となりました。
(2001.9.8 E950)
天元台2001初秋
(2001.9.8)


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