最終章 『魔王、降臨』


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   クライマックス:終わりと始まり、再会と別れ
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GM:レミエルの導きで、魔王の精神世界へとダイブした三人。
GM:そこは、まさに地獄の様な光景が広がっている。
英治:「これは……!?」
冬弥:「……」
GM:そんな光景の中を、ひたすら最深部まで進んでいく三人+α
冬弥:「"俺"には慣れたものかもしれない、な」元冥王
GM:冬弥は微妙な懐かしさを感じてる、と(笑)
GM:そして、三人はそこに辿り着いた。
:「ここ・・・」
GM:そこには、奇妙にネジくれた黒い樹が生えている。そこに、天使たちが囚われている。
英治:「この樹をなんとかすれば、いいのか?」
レミエル:「ああ、きっとこいつがベルゼブルの本体だ!」
ベルゼブル「我を滅ぼしに、わざわざここまで来たか、御苦労な事だな」
GM:黒い樹に顔ができて、喋り出す。
冬弥:「ああ。悪いが滅んでくれ」
英治:「……」黙って、魔槍を構えます。
ベルゼブル「馬鹿め、滅ぶのは貴様らのほうだ!!」
GM:そう言った次の瞬間、無数の黒い根が出てきて、みんなを絡め取ろうとする。
:「私達は、あなたなんかに負けません!」
英治:では、【フライト】!
:《光の翼》をひらきます
冬弥:「……!」居合斬りの型で弾いていく
GM:では、冬弥だけが絡められた事にしよう。
英治:「くっ……!」>冬弥の様子を見て
ベルゼブル:「ククク……貴様も我の一部にしてくれるわ!!」
GM:さて冬弥、精神力ジャッジをどうぞ!!
冬弥:「……心配無用」>英治、恋
冬弥:ちなみに目標値は?
英治:(PL:いよいよ【リミブレ】使用の時か……?)
GM:目標値30でどうぞ。
冬弥:プラーナ消費、20
冬弥:(ダイスロール……ファンブル!!)
冬弥:宝石とって置いてよかった。使用して成功(達成値38)です。
GM:危ないなぁ、でも計算済みでしたか(^^;)
冬弥:「……舐めるなよ」
冬弥:「永劫に囚われて生きる意味もなくした古魔王が……」
GM:では、冬弥の強大な意志力の前に、黒い根はボロボロに崩れ落ちる。
冬弥「今、生きている俺たちの邪魔をするなぁっ!」
ベルゼブル「ば、馬鹿な!? 我が領域の中で、なぜそれほどの力がぁっ!?」
英治:「もう、終わりにしようか……? はるか過去の遺物よ……」
冬弥:「元冥王一柱」
冬弥:「……いまはただのヒトだよ」
ベルゼブル:「ま、待て。我のみを滅ぼすのは止めたほうがいいぞ」
英治:では、顔に向かって、【リミブレ】で魔槍を投げつけましょうか?
ベルゼブル:「止めろ、我を滅ぼした所で、新たな災厄が訪れるだけだぞ!!」
冬弥:「どういう意味だ?」
GM:リミブレはもう少しお待ち下さい。
:「・・・・・・?」
英治:しかし、ベルゼベルの言うこともハッタリではなさそうだ……。
英治:「何をっ!?」
GM:樹は吸収しかけていた美架を近くまで寄せてくる。
ベルゼブル:「この娘の正体、貴様らは知らぬであろう?」
英治:「ミカエルの血を引く者? サンダルフォンの力を継承した者? それ以外に何がある?」
ベルゼブル「この娘、いや御方こそ……大魔王ルシフェル様の力と魂を受け継ぐ者だ!!」
ベルゼブル:「今はまだ、深き眠りについていらっしゃるが……目覚めれば、我ですら足元にも及ばぬわ!!」
英治:「えっ!?」
英治:「ホントなのか……?」>レミエル
レミエル:「ち、ちょっと待てよ。そんなの僕も聞いた事がない!!」
ベルゼブル:「知らぬとは言わせぬ。ルシフェル様が光であり、闇でもある二面性を持つ大天使である事を」
ベルゼブル:「そして、大天使ミカエルに最も近く、最も遠い天使こそがルシフェル様なのだ!」
冬弥:「……で?」冷ややかに>ベルゼブル
:「・・・そんなこと、いいじゃないですか。」
冬弥:「だから、どうだっていうんだ?」一言一言強調して。
ベルゼブル:「……な、何!?」
英治:「そう言えば聞いたことがある。ミカエルとルシフェルは双子だったとも……だが!」
冬弥「光だろうが闇だろうが陰だろうが陽だろうが……」
「たとえ根源が天使でも悪魔でも、神様だったとしても、美架さんはわたしたちのお友達ですし、ベルさんは冬弥さんの大切なひとです。」
英治「この世界は……今を生きる者たちのものなり……!」
冬弥:神父さま、ごー(笑)
英治「グングニールよ……。汝の全ての力を開放し……示せ!」
GM:グングニールが、八坂神父の言葉に応じ、その力を解放する!!
英治:「古代神を滅ぼした力を……貴様に進呈してやろう」【リミブレ】+【イレイズ】発動!
ベルゼブル「うおおおおおおおおおおおおおっ!!?」
英治「アーメン……。と言っても貴様が行くのは地獄だろうが……」
ベルゼブル:「この我が……魔王たるこの我が、人間どもに敗れるか………」
英治:「今度こそ、さらばだ……」
ベルゼブル:「だが、所詮これは、始まりに過ぎん。真なる、魔王……ルシフェル様が、目覚めれば……こんな、ものでは、済まん………」
:「その時は、また、止めてみせますよ」
GM:捨て台詞を残し、魔王ベルゼブルは完全に消滅する。
英治:「たとえそうでも……その時は……」と、だけ言い残し、全精力を使い果たして倒れる。
:「人間は、1人1人はちっぽけだけど、力を合わせればなんだって出来るんですから・・・・・・」
GM:そこには、取り込まれた天使たち、ベルシエル、そして美架が残っている。
英治:「……」私は【リミブレ】の副作用で気絶中。
GM:ちなみに、ベルシエルは今にも消えそうです。
:「さあ、みなさん・・・ってああ!? 神父様!? 冬弥さん!!」
冬弥:「俺は大丈夫」
冬弥:「美架ちゃん。ベル」
:「・・・ベルさん・・・」
英治:ベルシエルにプラーナを分けてやれないか? と、言っても私は気絶で何も言えない……。
ベルシエル:「本当に……あなたは甘い勇者様ですね……」>冬弥
:でももう5しかのこってませぇん(笑)
英治:1点でもあれば……どうでしょ?
:とりあえず、ベルさんに残った5点を《譲渡》します
GM:長い事ベルゼブルと融合してたしねぇ………<プラーナ譲渡
冬弥:「俺は勇者じゃない」
:「わずかですけれど・・・受け取ってください」
GM:OK、そのあたりはエンディングで反映させましょう。
冬弥:「いや、俺が俺であるためなら、勇者の力を利用してやる、ぐらい思ってる」
ベルシエル:「そうですか………でも、それでも、あなたは私の…いえ私たちの勇者ですよ……」
GM:その間にも、彼女の体が薄れていっている。
冬弥:「黙ってろ」
冬弥:「……俺だけじゃない。こいつが叫んでるんだ。生きろって」
冬弥:例の柄を取り出し……自らのプラーナを解放、ベルに注いでいく。
ベルシエル:「残念ですが、無理みたいです。私のプラーナは何百年も前にベルゼブルに吸い尽くされ、ここにあるのはただの、抜け殻です」
ベルシエル:「ただ……奇跡でも起きれば話は別でしょうけど……」(力なく笑う)
冬弥:「……はあ」
ベルシエル:「ありがとう、勇者…いえ、橘冬弥。ベル=フライの時とはいえ、あなたと会えて幸せでした」
:「ベルさん・・・」
GM:そう言って、冬弥の頬にキスをするベルシエル。
ベルシエル:「その優しさは、今度は彼女のために…………」
GM:そう、言い終えないうちに完全に消滅してしまうベルシエル。
冬弥:「……」
冬弥ばきん。
冬弥:握り締めていた柄が砕け散る
レミエル:「……行こう、みんな。もうすぐこの精神世界が完全に崩れてしまう」
冬弥:「最後に解放されて、ありがとうだって?」
:「・・・そんな、せっかくここまで・・・きたのに」
冬弥:「……俺が会って、焦がれて、大切に想ったのはのは、ベル・フライだ。ベルシエルじゃない……」
冬弥:「それすら分かってもらえていなかったのは……少しだけ、辛いな」
冬弥:美架を抱え揚げる。
冬弥:「……行こう」
GM:では、現実世界に戻りましょう。

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   エンディング1:帰還
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GM:現実世界に戻ると、そこには無数の蝿の死骸と、君たちがいるだけ。
ミカエル:「皆さん……おかえりなさい」
冬弥:「……」抱えていた美架をミカエルにそっと渡す。
:「・・・・・・ベルさんは・・・」
ミカエル:「……あなたがたには、いろいろと押し付けてしまいました。ごめんなさい……そして、ありがとうございました」
冬弥:「美架ちゃん、ゆっくり養生させてあげてください」
:「私たちは、ベルさんを、助ける事ができなかったんです・・・」
冬弥:「……疲れた。帰って寝るよ、俺」
:「冬弥さん・・・」
ミカエル:「それは残念ですが……その事で必要以上に自分を責めないで下さい」
冬弥:「色々ありがと、八坂さん、恋さん。ミカエルさんに、レミエルも」
ミカエル:「(冬弥に一礼)」
レミエル:「ああ……こちらこそ、ありがとう。橘冬弥くん」
GM:他に言うことなければ、個別エンドに行きますが。
冬弥:立ち去ります。こっちはこれでおーけ
GM:他の二人は?
:おけです
GM:八坂神父様ー? 寝ちゃった?
GM:仕方ない、まずは恋のエンディングから行きます。
:はい
英治:あ、すまん。おけです。

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   エンディング2:還って来た者
    登場PC:天海 恋
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GM:天使戦争から数日後。
GM:恋は平和な日常に戻っていた。
:「はわ〜!! 礼拝の時間に遅れちゃいますよ〜・・・はわっ」どたーん
GM:今は輝明学園に登校し、教室についたところです。
GM:OKですか?
:りょうかいです
友人:「……相変らず、騒がしい子ねぇ」(苦笑)
:「うぅ〜・・・そんな事ないですよぅ・・・はわ? か、鞄もってくるの忘れてました〜!?」
友人:「ア、アンタって……そう言えば、今日うちのクラスに転校生が来るって知ってた?」
:「はぇ? 転校生ですか? はじめてききましたけれど・・・」
友人:「やっぱりねぇ。私も突然の事で驚いてるのよ。もっとも、それは他の人たちも同じだけどね」
GM:と会話をしてる間に、チャイムが鳴り、担任の先生がやって来る。
:「あぅ・・・かばん・・・」びくびくしながら小さくなってHRを待ってます
教師:「さて、出席をとる前に、みんなに転校生を紹介する。入ってきなさい」
GM:教師に呼ばれ、入ってきたのは一人の少女。
:「ふぇ・・・・・・?」
GM:その少女に、恋は非常に見覚えがある。
少女「初めまして、皆さん。ベルシエル=ゼフォンです、よろしくお願いします」
:「もしかして・・・ベルさん・・・!」
ベルシエル:「家の都合で突然転校になりました……皆さん、よろしくお願いします」
GM:ちなみに男子生徒どもは狂気乱舞(爆)
GM:その騒ぎは、隣のクラスにいる冬弥のとこまで響いて来る(笑)

 って、よく考えたら冬弥と恋、学年違うじゃないか(笑) ノリだけで発言するからこうなるんだよな〜

教師:「え〜、席は天海の隣だな」
:「ベルさん・・・ベルさんなんですか?」
ベルシエル:「天海さんですね、よろしくお願いします……え、私たち、会った事ありましたか?」
ベルシエル:「……あれ、何でだろう? どこかで、会いましたか? 何故だかそんな気がします」
「・・・いえ・・・いいんです・・・貴方にお会いできただけで・・・きっと・・・」
:笑顔でお話しながら、涙が一筋こぼれます
GM:ではシーン切りましょうか。冬弥が出てきたいというなら、それもまた良し(笑)
:エンド了解―
冬弥:いや、いいっす

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   エンディング3:天使戦争、その後…
    登場PC:八坂 英治
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GM:八坂神父は数日後、パトリシアに呼ばれ、彼女の前にいた。
GM:天使戦争の報告に行ったと言う事で。
英治:「ただ今、まいりました」
パトリシア:「まぁ時間通りですね。そこにおかけなさい」
英治:「……はい」
英治:「以上……私の話したことは、神に誓って全て真実です」
パトリシア:「なるほど………大分、天使たちに関わってしまったようですね」
英治:「ええ……」
パトリシア:「……実は、この事件―――天使戦争と呼ばれるこの一連の事件は完全に封印されることになりました」
英治:「しかし、ローマの連中がこれを聞いたら、どんな顔をするかと思うと……」(苦笑)
英治:「それがいいかもしれません……」
パトリシア:「世界結界への多大な影響、ひいてはローマの権威を落としかねませんからね」
英治:「ローマの権威はともかく、世界結界のためには必要でしょう」
パトリシア:「ただ……その事で、あなたの立場は非常に微妙なものになってしまったわ」
英治:「まさか、異端審問とか?」(苦笑)
パトリシア:「性急な者たちは、異端審問どころか早急に抹殺しようとすら画策したようですね」
英治:「くく……。やはり。単細胞な奴らの考えそうなことですね」
パトリシア:「私が一言、釘を刺しておいたので、そこまで極端な事はまず起こらないでしょうけど」
英治:「あったとしても……。むざむざやられる気はしませんけどね……。奴らには今後とも気をつけましょう」
パトリシア:「あと、礼ならばコスプレ好きの守護者様(注:アンゼロットのこと)にも言う事ですね」(微笑)
英治:「はは、それは勿論(笑)」
パトリシア:「この世界に敵は多いかもしれませんが……味方がいないわけではありません。それを忘れないように」
英治:「はい。ありがとうございます」深々と礼
パトリシア:「それはそうと……結局、彼女とはどうなったの?」
英治:「えっ!?」(汗)
GM:希望するなら、それ相応のシーンを用意しますが?( ̄ー ̄)
英治:では、後ほど(笑)
英治:しかし、「戦友」って感じやったな(笑)。
英治:まあ、PCに時間はたっぷりある(笑)
GM:その後、パトリシアからあれこれ聞かれ、辟易する八坂神父だったとさ(笑)
GM:では一旦シーンエンド。
英治:「まいったな……(汗)」
英治:はい。

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   エンディング4:冬弥の答え
    登場PC:橘 冬弥
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GM:あの事件―――天使戦争から数日後の日曜日。冬弥はボケーっと街の中を歩いていた。
冬弥:いつもと変わらぬ佇まい。
冬弥:悲しみに勝った訳ではない。
冬弥:ただ、忘れまいと想った。どれほど辛くとも。
GM:そんな風に悲しみを抱えて歩く冬弥。
GM:ふと見たその視線の先に、何か見慣れた人物が映ったのは気のせいなのか?
冬弥:「……」
冬弥:ふらふらと例の公園に迷い込む感じで。
GM:公園ですか?
冬弥:例の告白受けた公園が演出的にいいかなあと
GM:良し。ではそこにポンチョを着た少女が見えた気がした。
冬弥:ふらっとベンチに座りましょ。
冬弥:「(ぼー)」
ベル:「随分、気合が入ってないじゃない、冬弥」
冬弥:「まーな」ぼー。
ベル:「あらら。そんなに私が死んだのショックだった?」
冬弥:「さて、どうだろ?」
ベル:「……何よ、ホントにつまんない男になっちゃったわね〜」
冬弥:「なんだよ。むせび泣いて抱きついてでも欲しかったのか?」
ベル:「それも良いけど、そういう時に限って『あの子』が出てきそうだしね」
冬弥:「多分、もう居るよ」
ベル:「あらあら、恐い恐い。だったら、あたしは退散しましょうかね」
GM:彼女がそう言ったかと思うと、目の前から掻き消えるようにいなくなる。
GM:まるで、リアルな白昼夢を見てたような気分だ。
冬弥:「ばーか」
冬弥:「……夢見ごこちって、こんなもんなのかね」
美架:「……冬弥、さん? どうしたんです、こんなところで?」
冬弥:「やあ。ちょっとね。俺ってこんなに弱かったかな、と悩んでたところ」
冬弥:冗談まじりに
美晴:「あら、お久しぶりですね、冬弥さん」
GM:美架のかたわらには、美晴がごく自然な感じでいる。
冬弥:「二人でお買い物?」
GM:買い物帰りの、実に仲の良い親子の典型という感じです。
美架:「はい、お母さんと一緒に」(実に嬉しそうに)
冬弥:「……良かった」本当に嬉しそうに、笑う。
冬弥:「あ、美晴さん。ちょっと美架ちゃんお借りしてもいいですか?」
美晴:「ええ、構いませんよ」
冬弥:「じゃ、少しだけ」
美架:「え、でもお母さん、この荷物はどうするの?」
美晴:「大丈夫。紘一さんに来てもらいますから」
GM:と言って携帯かけようとして、四苦八苦な美晴さんだった(笑)
冬弥:「すぐ終わりますから(苦笑)ベンチに置いて待ってて下さいな」
冬弥:んで、公園の隅の花壇に美架りん引っ張っていこう(笑)
GM:OK(笑)

冬弥:「……返事、しとかないとな」
冬弥:花を見詰めながら(笑)
GM:そう言われて、さすがに緊張してるねぇ。
冬弥:……さて(笑)
冬弥台詞に悩む(笑)
美架:「(どきどきどきどき……)」
英治:それは、俺も同じだ(笑)。このシーンにはいないけど。
冬弥:「……まず。ごめん」
冬弥:「俺は、美架ちゃんのこと好きだ。でも、恋はしてないと……思う」
GM:黙って聞いてます。
冬弥:「ホントはここまで深く考えるなんて莫迦みたいなんだろーけどさ。彼女も居ない訳だし」
冬弥:「軽い気持ちで付き合っちゃうのが普通なんだろうけど……」
冬弥:「でも、これが俺のホントの気持ち。ただし……現時点でのね」
美架:「……え?」
冬弥:「だから、“現時点”での」
冬弥:「忘れてない? 来年からは同じ高校で一年生活する訳だし。その後もある。……なんかうちの家族も、ひそかに美晴さんとお付き合い始めちゃってるし」
GM:そ、そーだったのか!?(笑)<ひそかに美晴さんとお付き合い始めちゃってる
冬弥:近所付き合いっつーかなんつーか(笑) かまわん?(笑)
GM:そりゃOKだわな。
美架:「つまり、どういう事ですか。ハッキリ言ってくれないとわかりません……」
冬弥:「そうだな……つまり」
冬弥:シリアスな面持ちになり、美架の手を取って……
冬弥:「――これからも、よろしくお願いします」
冬弥「――って、事かな。好きか、嫌いか。それだけで終らせたくないぐらい、美架ちゃんが大切だから」
冬弥:「……自分でも詭弁っぽいけどね」苦笑
GM:ではそう言い切った数瞬後、突然涙を流しちゃう美架。
冬弥「あ、あうあうあうあうあう」わたわた(笑)
美架:「あ……ごめんなさい。でも……すごく嬉しくて、つい……」
美架:「なんだろう……単純に好きって言われるよりも、嬉しかったから」
冬弥「……かわいい」ぼそっと(笑)<泣き顔
GMこんな状況用意しておいて何ですが、砂吐きまくっていい?(爆)
冬弥:「……あ。いや、なんでもないなんでもない」
冬弥:ええよ(笑)<砂
GM:では、最後に美架が冬弥の手を取って一言。
冬弥:思わず呟いた一言に大慌てする冬弥。
美架:「それじゃあ……これからもよろしくお願いします」
冬弥:「よろしくお願いします」
冬弥:「……どこかから見てる、誰かさんもな」
GM:そこにいるのは、大天使でも、超天使でも、ましてや魔王でもなんでもない、ただの一人の少女だった――――
冬弥:OKです

GM:では、もう一つの告白シーンに行きましょうか( ̄ー ̄)
冬弥:後はがんば(他人事(笑))
:やるんですか・・・(笑)
GM:八坂神父たっての希望により(マテ)
英治:やるか?(笑)
英治:ホントにやっていいなら(笑)
GM:わたしゃ全然構いませんよ( ̄ー ̄)
:どうぞー(笑)
英治:泣いても笑っても、これで旧サイトPC引退だ。

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   エンディング5:もう一つの告白
    登場PC:八坂 英治、天海 恋
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GM:で、シチュエーションはどうしますか、ご両人?
英治:そうですね。
英治:恋の忘れた鞄を届けて
英治:その放課後、どこかにでも。
GM:ではそれで行きますか。

英治:「やれやれ。鞄を忘れるなんて、相変わらずだな……」(苦笑)
:エスコートは殿方にお任せします(笑)
英治:うわっ!(笑)
:「はぅ・・・すみません、ご迷惑ばかりかけて・・・」
英治:「いや、いいんだよ……」
英治:「これからも、こんなことが続いてくれたら、それだけでもう何も要らないかな?」ここは呟くように
:「ふぇ・・・?」
英治:「……」
英治:「キミは……迷惑だと思うかもしれないが……」
英治:「実はね……」
:「はい?」不思議そうな顔で神父様の横顔を見てます
英治:「こういうどうしょうもなくドジで迷惑をかけられてばかりだけど……」
英治:「それすら、俺にとっては楽しいし、うれしいことなんだよ……」
:「え・・・そうなんですか?」<いまいち理解してません
英治:(笑)
英治:「今度のことで……」
英治:「俺は、ローマの強硬派などから睨まれることになった」
英治:「気が付いたかもしれないが……」
:「・・・・・・!」
英治:「俺はかつて、ローマから逐われるようにして逃げてきた……」
:「し・・・神父様?」
英治:「あのミカエルが、神の正義より、人の道を選んで、追放されたように……」
英治:「もし、これから先も俺に関わったら……もっと、危ない目に会うかもしれない」
英治:「俺の過去は……パトリシア様が知っておられる……」
英治:「それで……もしも、だ」
:「・・・はい?」
英治:「これから先も、キミを危ない目に巻き込むくらいなら……俺はここを去ろうと思っている」
:「そんな! そんなこと・・・」
英治:「キミだけは、正直巻き込みたくなかった……。しかし、天使戦争事件で奴らの権威を決定的に脅かすことになってしまったからな」
英治:「今は、パトリシア様が抑えているが、それもいつまで持つか……」
英治:「これから先も、俺の人生は、こういう戦いが続くんだろうな……」
:「神父様・・・」
英治:「だから、そんなことに巻き込む前に、そっと去ろうと思ったけど……」
英治:「たまたま家の近くに寄ったら……ちょうどキミが鞄を忘れた後だったんだよなあ(苦笑)
英治:「それで、届けているうちに……このままキミに会わずに行くのが、どうしても惜しくなってしまったんだ……」
:「・・・・・・」
英治:「キミには、正義を振りかざした奴らが相争う殺伐とした世界より、平和な世界の方が似合いそうだ」
英治:「正直、キミといる時間が……キミのドジに振り回されて走り回る時間さえ、俺にとっては一番楽しい時間だったよ」
英治:「しかし一方で、俺にはこの生き方しか選択できそうもないからな……」
:「そんな・・・ずっと、ここにいて下さってもいいじゃないですか!」
英治:「俺といると、これからも正義を振りかざす奴らと関わって、残酷なものを見たり、辛い思いをたくさんすることになるかもしれん。それでもいいのか?」
英治:「あの、浄化派より、もっと残酷な奴らと出くわすかもしれない……」
英治:「立つ鳥後を濁さず。と行こうと思ったが……」
英治:「キミといた時間が一番楽しかったこと。これだけは伝えずにいられなかった……」
英治:「キミは、どうしょうもなくドジでのろまだが、そういうところさえ俺には……」
英治:ここで言葉を詰まらせてしまいます。
:「私は!」
:「私は・・・それでも・・・」
英治:「?」
:「神父様と一緒なら、つらいことだって、悲しいことだって・・・」
英治:「……!」
:「はわ、わたし、なにいってるんでしょう、・・・でもその、あの・・・」
英治:「おい……」
英治:「……」
:「あああの、わたし・・・べつに、そんなんじゃ、ないんですよ? わたしなんかが・・・あ、あのっ」
英治:「えっ?」
英治:「おいおい……」
:「はぅぅ〜・・・」真っ赤になってうつむいちゃいます
英治:「……(あー、何言っているんだろ、俺……)」
英治:「本気で言ったのか?」
英治:「あー。はぐれ聖職者の戯れ言だ、と思ってくれていい」
:「・・・・・・・・・・・・・・・・っ」真っ赤になってうつむいたまま、わかるかわからないくらい小さくうなずきます
英治:「そうか……」
英治:「うーん、ダメだなあ」
英治:「そんな返事をされたら、去る決心が鈍るじゃないかー」
英治:「でも……」
英治:と、恋をそっと抱きしめ
:「神父様・・・」
英治:「うれしいよ。キミと俺とがこれからどうなるかは、神のみぞ知る」
英治:「けど、許されるのなら、もうしばらくここにとどまって迷惑を掛け合うことに……しようか?」
英治:「少なくとも、今の俺には、こうしてキミといる時間が、一番……」
:「・・・・・・・・・・はぃ・・・」ぎゅっと神父様に抱き付いて、小さく応えます
英治:では、この辺で終わりましょうか? その方がきれいだと思いますが?
:そうですね
英治:GMは?
GM:OK

GM:それでは、天使戦争編・最終話終了とさせていただきます。皆さん、お疲れ様でした!
英治:お疲れでした。
:おつかれさまでしたー
英治:そして、皆さんありがとうございました。これで八坂英治を心おきなく引退させられます。
冬弥:おつかれさま
:最終期限8/31にきまった引退と神父様の恋物語(笑)
英治:(笑)
GM:こっちも心置きなく引退できましたよ。
:恋も綺麗に幕をひけたのでよかったです
英治:そう言ってくださると、こっちもうれしいですね。
GM:いや全く。GM冥利につきるってモンですよ(^^)


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