Phase6:蒼天を翔ける翼


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   シーン5:ガーブ・ジャマー発動!
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クルーザー:「さて……地上でも随分たくさんの命がなくなったようだね」
葉月:それまで、ぎゅおんぎゅおんプラーナが燃えてるわけだから
GM:いきなり三人を無視して、窓辺から地上を見下ろすクルーザー。
葉月:「最後に聞くよ・・・・」
葉月:「あなたは、この期に及んで・・・何をもとめてるの、これから」
クルーザー「地上の……ファー・ジ・アースの全てを!」
クルーザー「そして、そのための力を私は見出した!!」
葉月:「わかったよ・・・・・・・」
葉月:「なら・・・・侵魔クルーザー、貴方の野望は、この勇者シャイニング葉月ちんが打ち砕く!」
クルーザー:「ほう……これでもかね?」
葉月:「っ!?」
GM:クルーザーが何かの呪文を唱える! その途端、二人は急速に脱力感を感じる!!
葉月:「え・・・?」
葉月:「な・・・・に、これ・・・・」
GM:気がつくと、月衣の力が失われてる事がわかる。
俊一:「く……」
クルーザー:「どうかね、我がマッドマン研究の集大成、“ガーブジャマー”の味は?」
俊一:具体的には何ができないですか?
GM:月衣が封じられてるから、イノセントと同じ状態になってる。
俊一:アイテムとかは使用可能かな?
GM:魔道具の類でなければOK。
葉月:「・・・ふふっ・・・・・・」
葉月「あははははっ! で、それがどうしたの?」
葉月:かまわず立つ
クルーザー:「……何?」
葉月:「なめないでよね・・・・葉月ちんを」
葉月:「私は・・・・私は、もともと、ウィザード能力のないイノセントとして生まれてきたの!」
葉月:「ウィザードの家系でたった一人、ね・・・」
葉月:「そりゃ、すっごい迫害とかもうけたけど・・・」
葉月:「努力して努力して・・・・自力で、ウィザードの力を身に付けた!」
俊一:そうすると、この辺が駄目と……魔物は?
葉月:「そして、頑張って勇者になった・・・!」
葉月:「・・・わかる?」
葉月:「それが、今更ウィザードの力が使えなくなったくらいで・・・」
GM:魔物もダメ。まぁもう少しだけ待ってて。
葉月:「私の勇気は、全然かわらないっ!」
クルーザー:「それだけかね、君の言いたいことは?」
葉月:剣をぶんっとふるってつきつける
葉月:「月衣がなくなったって・・・」
葉月:「エルガイザーで、叩いて叩いて叩いて叩いて叩きまくって!」
葉月:「あんたを倒すのには、それで充分だよっ!」
GM:じゃあ、その剣を無造作に掴んで、葉月ごと壁に叩きつけてあげる。
俊一:「! 無事か?」>葉月
クルーザー:「月衣の特性を理解していないのかね? 月衣は世界結界の“常識”から唯一逃れる術。それを失った君達はただの人間と何ら変わりはないのだよ」
葉月:「(微笑)そうだね、確かに・・・」
葉月:「ウィザードや、エミュレータ−は、叩いてもほとんどこたえないよ、だから・・なに?」
俊一:「さて、ただの人間にも人間なりの戦い方というのがあってね」
葉月:と
葉月:先生にアイコンタクト
葉月:機械の発生装置を狙えw
クルーザー:「もうお喋りも飽きた。君たちの目の前でセスを八つ裂きにしてあげようと思ったが、気が変わった。まずは君から始末してあげよう」
俊一:呪文だったような(笑)
葉月:そうなのか?w

 ちゃんと人の話は聞いとけよ。

葉月:なら効果がきれるまでひたすら防御し続けるまでw
GM:面白いから、それっぽいものがある事にしよう(笑)
俊一:ぬな!(笑)
GM:つかつかと葉月に近寄ってくクルーザー。俊一から見れば実に無防備だ。
俊一:ええい、それっぽいもんの位置は?(笑)
俊一:ていうか、それ以前にですね
葉月:ちゃきっ
GM:はい?
俊一:パワードスーツとまって、動けるんでしょうか、私?(笑)
葉月:あああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーっ!
クルーザー:「やれやれ、何か下らない策を考えていたようだが、無駄だよ。今の君たちはイノセントと同等と何度言ったらわかる?」
クルーザー:「では、さよならだ。勇者よ……」
葉月:「・・・悪いけど」
GM:まさにクルーザーが葉月をくびり殺そうとしたその瞬間!!
葉月:「私、まだまだやんなきゃならないことがあるから・・・」
葉月:「あんたに殺されてなんかやんない!」
葉月:ということで
葉月:それっぽいものを攻撃(爆)
葉月:ぶおんっ!
GM:そう叫んだ瞬間、月衣の力が何故か戻ってくる!! 行けーッ!!(爆)
葉月:では・・・・
GM:すっげーテキトーな演出で申し訳ない。
俊一:あ、解決した(笑)
葉月:命中に+57
葉月:プラーナね
葉月:捨て身
葉月:光の刃
葉月:魔・器・開・放!
GM:待て待て待て! 演出にしてくんない?
葉月:りょーかい
葉月:これが・・・
葉月:これがっ・・・
葉月:これが勇者の必殺剣だよーっ!
葉月:でも
葉月:光の刃とブースターは
葉月:一回つかっときますw
GM:(わかったから、早く攻撃しろって)
クルーザー:「バっ、馬鹿な!? なぜ力が、月衣が発動できる!!?」
俊一:「世の中、そうそう都合よくはいかない、そう言うことだ」
GM:その時、外から声が聞こえる。
葉月:「それは・・・・」
葉月:「私達の、ううん・・・」
???「葉月! 俊一さん! 避けてーっ!!」
葉月:「おとうさんの勇気が、貴方に勝ったから・・・え?」
GM:次の瞬間、部屋に無数の光条が打ち込まれる!!
葉月:「うわあああああーっ!」(セス押し倒す)
俊一:「くっ」二人の前に壁になる
クルーザー:「なっ、何だ!?」
GM:そして、部屋に飛び込んで来る、謎の飛行物体。
GM:それは……蒼い鋼鉄の翼を展開したマッドマンだ!!(爆)

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   シーン6:その名は、“フリーダムマッドマン”!!
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???:「何とか……間に合った、かな?」
俊一:「ぎりぎりだったがね(苦笑)」
葉月:「え・・・・え? まさか・・・ギラ?」
クルーザー:「な……貴様、まさか“SEED”か!?」
ギラ:「うん……そうだよ」
ギラ:「やっぱり僕だけ逃げるわけにはいかないから!」
葉月:「っていうかパワーアップしてるしー!?」
葉月:がちょーん
葉月:特に喋り方が
ギラ:「うん。霧人さんが僕にくれた新しい体と力……“フリーダムマッドマン”だよ!」
葉月:まさかかなり人間に近くなってるのでわ、フォルムとかw
GM:ちなみにOS(?)もちょっと書きかえられて、喋り方も流暢(笑)
GM:さすがにそこまでしない(^^;)<フォルム
クルーザー:「何故だ!? 何故、Gジャマーの中で動けるのだ!?」
葉月:「クルーザー、ここまでだね・・・そのジャマー、破壊させてもらったよ」
葉月:(なんで動けたのかは疑問だけど・・・)
葉月:クルーザーというより、それっぽいのに攻撃だったからw
ギラ:「破壊したワケじゃないよ(苦笑) フリーダムに搭載された“Gジャマーキャンセラー”のおかげだよ」
葉月:「そっか・・・霧人くんはちゃんと見越してくれてたんだね、こいつの卑怯攻撃を」
ギラ:「実験したわけじゃ無いし、ピンポイントで葉月に届くか不安だったけど……」
俊一:「役に立つものも作れたのか……(マテ)」
ギラ:「Gジャマーの事はバレンタイン博士が予想してたんだ」
ギラ:「ただ、これは基本的に一人用の装備なんだ……」
ギラ:「でも、このままじゃ下の人達が危ないから!!」
葉月:「わかった・・・・」
葉月:「ここで、あんたを倒してっ!」(じゃき)
GM:そう言うと、彼から淡い蒼い光が放たれる
葉月:「全てを終わらせて、お父さんを『救って』あげるんだからっ!」>クルーザー
ギラ:「これで、このあたりのGジャマーは無効化できたはずだよ!」
クルーザー:「おのれぇ……どこまで貴様らは計算外の存在なのだ!!」
葉月:「計算外・・・?」
クルーザー:「許さん…貴様ら全員、八つ裂きにしてくれるわ!!」
俊一:「そっちの計算能力が及んでいないだけ、じゃないか?」
葉月:「そもそも、その計算を・・・破ったのはあんたじゃない!」
葉月:セスちゃんのお父さんと協力してたのに、それを一方的に破棄した!」
クルーザー:「何だと? 戯言を!!」
葉月:「その時から、あなたの運命は既にきまってたんだよ!」
葉月:「いくよ・・・みんな」
GM:長引かせてすいませんでした。いい加減戦闘に行きましょうか。
葉月:「これが」
葉月:「これが、最後の戦いだよー!」
葉月:はーい
俊一:いえいえ〜(笑)
クルーザー:「ならば、私ももう一つの力を使うまで! 我に集え、カラミティ、フォビドゥン、レイダー!!」
GM:そう言うと、彼の周りにカラミティ、フォビドゥン、レイダーの残骸が集まって一つになって行く。
GM:そこに、かなりでかいマッドマンが完成する。
俊一:「……キメラか」
クルーザー:「これぞ、我が最終兵器……さしずめ、トリニティマッドマンと言ったところか」
葉月「みんな、こっちも合体・・・・だめ?」(小首を可愛らしくかしげてみたり)
セス:「……殴るぞ、葉月」
ギラ:「…………」
俊一:「……それはすさまじく別の意味にとられかねんから、うかつに言わないように(苦笑)」
葉月:「トリニティマッドマン・・・(さらりと視線をかえて)」
葉月:でっかい汗をかいてますけど
葉月:「再生怪人は無茶苦茶弱いって、覚えておいたほうがいいよ・・・はああっ!」
葉月:ごおっ!
GM:まぁ気持ちはわかる(笑) じゃあ、イニシア行こう!!

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   クライマックス:最終決戦!
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葉月:プラーナ開放して立ち向かう
GM:(ダイスロール)28
俊一:(ダイスロール)14
葉月:(ダイスロール……)
葉月:ぶ
GM:(葉月のイニシア) 80かよ(苦笑)
葉月:65
葉月:ふぁんぶったー
GM:どっちにしてもタチが悪いわ。
俊一:こちらは14
俊一:お互いの位置関係は?
GM:隣接SQ同士でいいっす。
葉月:でわ・・・・・
俊一:ほいさ(笑)
葉月:エネルギーブースター開放! 命中+25 光の刃! 捨て身!
GM:どうぞ、やっちゃって下さい。
葉月:(ダイスロール)52
葉月:命中52
GM:仕方ない、イキナリだが、超対抗・SEED覚醒だ!!
GM:以降、あらゆる戦闘ジャッジが+10されます(笑)
葉月:ダメージはって、おおっ!?
GM:回避だ!
GM:(ダイスロール)40
葉月:ずが
GM:ちいっ、さすがにダメか!
葉月:(ダイスロール)119
葉月:ダメージ119、天魔
GM:(ダイスロール)81
葉月「まずは、おさらい・・・・閃空、一文字斬りぃっ!」
GM:38点来たぁ
クルーザー:「まだだ! まだ終わらんよ!!」
GM:次も葉月だよね、どうぞ。
葉月:「装甲が厚いっ! でも・・・・それなら、それでぇっ!」
葉月:命中+25
葉月:捨て身!
葉月:今度はふつーに殴る
葉月:(ダイスロール)49
葉月:命中49
GM:こいつも回避しよ。ペナルティいくつ?
葉月:−17、霞刃で
GM:(ダイスロール)24
葉月:プラーナ必要なかったかなーと思わないでもないけど念のためw
GM:やっぱりキッツー
葉月:で
葉月:まわる
GM:幻想舞踏+死点撃ち?
葉月:まだ命中判定おわってないw
葉月:(ダイスロール)59
葉月:あたったわな
葉月:死点・・・で
葉月:プラーナ57ダメージにぶちこむ!
葉月:(ダイスロール)125
葉月:125死点!
GM:食らったら死ぬわ、バカタレ!! リアクティブアーマーじゃ!!
葉月「これが・・・・これがっ、神楽活殺奥義・・・絶音だよっ!」
葉月:で、次は25
葉月:「先生っ! アーマーが破れたよ!」
俊一:敵さんが28でなかった?
GM:やっとこっちかい。
葉月:みたいだね
GM:つーか、俊一まで出番回ってくるの?(笑)
俊一:「まだ倒したわけじゃない。気を抜くな」
葉月:まわさないと哀しいので、まわします(笑)
俊一:さぁ? どうでしょう?(笑)
GM:もちろん葉月に反撃ね。イレイズでニ連続攻撃だ!
俊一:あまり動き回られてセス君に被害が及んでも始まらない、とっととやってしまいましょう
GM:右手に鎌! 左手に○ンダムハンマーで!(笑)
GM:まず一発目。
GM:(ダイスロール)46
葉月:よけるよける
葉月:(ダイスロール)14
葉月:(さらにダイスロール)10
葉月:あたりあたり
GM:あれ? 二発目まで判定したの?
GM:とりあえず、一発目のダメージ
葉月:はい
GM:(ダイスロール)70
葉月:アースシールド!
葉月:(ダイスロール)32
葉月:48・・・・い、痛いTT
GM:続いて2発目、一応命中判定から
GM:(ダイスロール)51
俊一:38でないか?
葉月:あたってー
GM:一発目の借りをちょうど返せたね(笑)<38ダメージ
葉月:38か
GM:ダメージ2発目ー
GM:(ダイスロール……クリティカル)83
GM:すまぬ、まわった。
葉月:(ダイスロール)32
葉月:61・・・ぎ、ぎりぎり重症いってない
GM:51だよ、なぜ10多くなる?
俊一:んだね<51
GM:続いて、再び葉月の行動ー。
葉月:あら
葉月:ではー
葉月:「もう、時間かけてられないけどいい? 先生」
葉月:「エルガイザー! 魔気開放!」
葉月:「光の刃・・・・エネルギーブースター展開!」
俊一:「気にするな、ここで倒さないと、神楽がまずい」
葉月:「捨て身、そして・・・命中にプラーナ+30!」
葉月:(ダイスロール)49
葉月:49
クルーザー:「こ、これは一体……私は恐れているのか? 目の前の小娘の存在を!? 馬鹿な!!」
GM:(ダイスロール)38
GM:ダメか〜
葉月:「いくよ・・・・これがっ、愛と、怒りと、哀しみの!」
葉月:(ダイスロール)197
葉月:だめーじ197天魔
GM:なんだその無茶苦茶なダメージわ(−−;)
GM:(ダイスロール)44
葉月「閃空っ、葉月すらあああああっしゅ!」
クルーザー:「バッ、馬鹿なー!? この私が敗れるだと!?」
クルーザー:「み、認めん、認めんぞぉぉぉぉっ!!!」
葉月:「私は・・・・・・・・・・言ったはずだよ」
葉月:「あなたを倒して、セスちゃん父娘を助ける・・・開放するって・・・だから、さよなら!」
葉月:ずっしゃーっ!

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   エンディング1:真なる再会、そして……
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俊一:リミブレでダメージに介入して、エミュレイター部分にだけダメージを与えられないかな?
俊一:死んでしまうにしても、できるだけ綺麗な身体を残してあげたい
葉月:光の柱が、屋根をぶち抜いて・・・
GM:まぁ葉月もそこらへんは考えてるようですから。
葉月:親父さんに振り下ろされます
葉月:光でまばやく輝き、刀身はまるで見えません
GM:光の奔流に飲み込まれるトリニティマッドマン。
俊一:ういさ(笑
葉月:「侵魔よ・・・闇に還れーっ!」
葉月:ずっぎゃーん
GM:そして、光が消えた後に残ったのは……シン=マックビーと言う名の男の体……
セス:「…父さん、父さんッ!!」
葉月:エミュレータ−が消えたのを確認してから・・
葉月:「安心して・・・」
GM:侵魔の気配はもうなくなってるよ。
葉月:「峰打ちだよ」(にこっ)(←逆刃をこっそり使っていた)
葉月:「言ったよね、お父さんを救うって・・・・甘いとかこんぢょーなしとか言ってもいいよー☆」
シン:「う………あ、これは…?」
セス:「父さん! ボクだよ、わかる!?」
シン:「ああ………わかるよ……長い、長い悪夢だった……」
葉月:「シンさん、セスちゃんはねー」
葉月:「ほんっっっっと、長いこと、頑張ったんだから」
葉月:「褒めてあげなきゃ駄目だよ」
シン:「おぼろげではありますが、覚えてますよ……侵魔と化した、私に反発していたセスの姿を……」
葉月:「それから、ちゃんと、迷惑かけた人たちにも謝ってまわって・・・私も手伝ってあげるから」
葉月:「そっ、でもね、だから私はなんてことしてしまったんだ娘に顔向けできーん、とかいって姿を消すのは無しだからね?」
シン:「そうしたいのはやまやまですが……どうやら私は長く持ちそうにない……」
葉月:「折角・・・折角助けてあげたのに・・・」
葉月:「あう・・」
葉月:「そ、そんな!」
俊一:む、状態は?
シン:「長い間、奴に体と魂を支配されてましたからね……」
葉月:キュアーウォーターMP続く限りかけまくる
GM:プラーナが非常に弱々しい。
GM:HPがないわけじゃないんでねぇ……
俊一:補充できるとすると……リミブレで可能?
葉月:GM・・・・・プラーナ永久消費して補充できません!?
シン:「本来なら、あの時私もライルと共に消えるはずでした……こうして娘に一目会えただけでも良かったですよ……」
葉月:「馬鹿ーっ! それで満足できるのは、おとーさんだけでしょ! もっと、もっと、セスちゃんは・・・」(だばだば涙を流す)
セス:「嫌だ! こんな形でお別れだなんて嫌だよ!!」
シン:「大丈夫だよ、セスはもう十分に強い……それに、とてもすばらしい友達がいるじゃないか……お前はもう一人じゃない」
俊一:「……」一言も無い
俊一:というか、掛ける言葉が見つからない
GM:そして、彼が目を閉じようとしたその時! 彼は何を思ったか、いきなりセスを突き飛ばす!!
GM:その次の瞬間、彼の胸が何かによって貫かれる!!
俊一:「!」
葉月:「・・・・え・・・・・?」
セス「え………父、さん……父さーーーん!!?」
葉月「え・・・なに??? これ・・・」
葉月「これ・・・なんなんだよぉーっ!」
葉月:きっ
葉月:と
葉月:刺したやつを睨む
GM:刺したというか、ビーム攻撃だね、今の。
???「あらあら、折角親子共々逝かせてあげようとしたのに……馬鹿な人ね」

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   エンディング2:悲劇、終らず
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俊一:「うかつだったな、まだ残っていたか」
GM:窓の外には、紅い装甲のマッドマン、そしてその傍らには一人の少女。
葉月:えーと
葉月:彼女ですか?
少女:「まぁいいか、諸悪の根源を私自身の手で葬れたし」
GM:恐らく君の考えているとおりだよ。
葉月:「黒幕は・・・・今私たちが倒したところだったんだよ・・・・」(泣き笑い)
ヒルダ:「久しぶりね、皆さん」
葉月:「なんで・・・ねえ、なんで? こうなっちゃうの? ヒルダちゃん」
俊一:「一応、所属と名前を聞こうか」
ヒルダ:「ヒルダ=ディザスターよ。所属なんてないわ。私は私自身の意志で行動してるだけだから」
俊一:「ではその紅いマッドマンは?」
ギラ:「何で……ヒルダさん? それに…それはジャスティスマッドマン!?」
葉月:「そうだね・・・・もう、終わったんだよ・・・終わりだよ、だから、やめよう、もう・・・こんなの、こんなの続けるのなんてっ!」
ヒルダ:「終わってなんかないわ。全てのマッドマンが滅びてないじゃない」
ヒルダ:「それに……トリニティの残党もまだいるし、ね」
セス:「!!」
俊一:「今回の戦闘目的は既に達成された。これ以上の戦闘は無意味だ」
ヒルダ「悪は完全に滅びてないわ、だから滅ぼす! “正義(ジャスティス)”の力でね!!」
葉月「正義・・・?」
葉月「正義だって・・・・?」
葉月「なにが・・・・なにが正義だっていうの?」
葉月「自分の恨みを晴らすために・・そんな言葉を利用するなんて、このっ、いくじなしーっ!」
葉月:切れた
葉月:切れちゃいました
ヒルダ:「やっぱり……あなたも私に反発するのね。ふん、そこのマッドマンを庇うだけのことはあるわ!」
俊一:「ギラ、あの紅いのの素性は?」
葉月:「あーもうっ、いい加減にしてよみんなぁっ! もう終わりそうだったのに・・・・こんな哀しいこと、何度繰り返せば気が済むの!」
ギラ:「ジャスティスマッドマン……霧人さんがフリーダムと並行して開発していた、もう一つの機体……」
ギラ:「だけど、それが何故彼女のもとに!?」
ギラ:「よほど強力なプラーナを持つ“核”がなければ稼動しないはずなのに!」
俊一:「あのタコ、やっぱりロクなものを作らない」
ヒルダ:「決まってるじゃない。すべての悪を滅ぼせば、すべて終わるわ」
葉月:「私のせい・・・・かな・・・・・」
葉月:「私が、あんなこと言ったから・・・」
葉月:「でも、だとして・・・・」
セス:「違う……葉月は悪くない!!」
葉月:「・・・・・・・・私、いつもどうしてこうなんだろうな、あはは・・・やになっちゃぅよ、なっちゃぅけど・・・」
葉月:顔をあげて
セス:「葉月は頑張ったじゃないか! ボクや…父さんを救ってくれた!!」
ギラ:「そうだよ。葉月がいたから、僕も、セスもここにいるんじゃないか!!」
葉月:「それでもね、やっぱり・・・・哀しいものだよね、お友達になれたと思ってたのに・・・・私、欲張りかな、みんな仲良く幸せでいれたら、それでいいなんて」(目を擦って)
葉月:「ありがとう、みんな・・・・」
ギラ:「ヒルダさん、ジャスティスを放棄して! 僕は君と戦いたくない!!」
葉月:「ヒルダちゃん、もう馬鹿なことはやめて」
ヒルダ:「じゃあ止めま〜す、なんて言う事聞くと思う?」
葉月:「ヒルダちゃん」
葉月:「ヒルダちゃんの憎しみは、トリニティとマッドマンの全てを滅ぼしても消えないよ」
葉月:「そうしたら、今度は事件にかかわった別の人を憎む」
葉月:「そして、どんどんと・・・・・」
葉月:「全てを憎むまで、その憎しみはとまらない」
ヒルダ:「うるさいわね!! 私の何がわかるっていうのよ!!」
葉月:「私はヒルダちゃんじゃないものね・・・・確かに全部わかるなんてことはない」
ヒルダ:「………ふふ、決めた。あんたたちを殺すのは一番後にしてあげる」
ヒルダ:「あんたみたいないい子ちゃんは、他人の苦しみのほうが辛く感じそうだし、ね?」
葉月:「でもね、私も・・・お父さんを殺されたから、その憎しみがどんなものかわかってる」
葉月:「・・・・ヒルダちゃん・・・」
GM:そうして哄笑を響かせ、ジャスティスと共に去るヒルダ。
GM:その背後には、未だ紅い月が輝いていた―――――
葉月:「ヒルダちゃんが『そう』なったのなら・・・」
葉月:「私は、ヒルダちゃんを・・・倒す」
葉月:助けるともいいません
葉月:救うともいいません
葉月:・・・ただ
葉月:倒す
葉月:それだけ
葉月:口にしました
葉月:「あんたたちみたいないい子ちゃんは・・・・」
葉月:そんな台詞が出た時点で
葉月:ああ・・・・ヒルダちゃんは、もう・・・と
葉月:葉月の中で、一つの決意が芽生えてしまった
葉月:というところで
葉月:葉月的にはこんなとこですw
GM:(こやつは、相変らず語り出すと長いな……)OK
GM:さて、これ以上何もなければここで終わりますが。
俊一:OK
GM:では終了〜、お疲れ様でした〜
俊一:お疲れ様でした


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