このページでは、私がルーラーとして進めてきたシナリオの登場人物や組織についての説明をしている。 本編に進む前に、ここである程度の予備知識を得ておくのも、悪くはなかろう。
”殺人医師” Dr.LED
STYLE:◎Tatara,●Katana,Chakra
設定:N◎VAのレッドエリアの一角で、細々と暮らしている町医者。 だが、これは彼の表の顔に過ぎない。 裏では趣味と実益を兼ねた殺人を行っている(Dr.LED曰く、悪党しか殺していないそうだが・・・・・・・・・) 自らの殺した目標から臓器を摘出して、闇ブローカーに売ることで、日々の生計を立てている。
ルーラー解説:私が当初、主人公に仕立て上げようとしたキャスト。 問題児トリオの長男的存在(笑) 今だからこそこうして笑えるが、当時は本気でシャレになっていなかった。 ルールを盾にした傍若無人な行動は、ルーラーだった私にとって、迷惑以外の何物でもなかった。 <殺戮者>のファンタスマは、きっとこういう奴だろう(爆) ちなみに、キャスト達の二つ名(ハンドル)は、全て私が勝手に命名したもの(笑)
”ロリストーカー” 小嶋
STYLE:●Kabuki,◎Kabuto,Chakra
設定:ナイトワーデンに所属する、駆け出しのボディガード。 当人は至って真面目に仕事をしているのだが、なぜかやる事なす事全てがギャグになってしまう、ある意味哀れな男(キーがカブキやし) 四人のキャストの中で、最も人がいい。
ルーラー解説:このキャンペーンの主人公であり、問題児トリオの末っ子(笑) もっとも、彼の起こす問題は、腹の底から笑えるものだったので、それほど気にしてはいなかった。 むしろ、彼のおかげで私のほうが救われていたのかもしれない。 しかし、ロリコンに目覚めて、ストーカーになってしまうとは、全く予想していなかった(爆)
”チンピラ探偵” 笹沼政伸
STYLE:Karisma,◎Fate,●Legger
設定:廃ビル同然の建物の一室で、興信所を開いている謎の青年。 だが、依頼を受けてもろくに仕事をせず、料金だけは法外に要求する、探偵よりもヤクザで食っていけそうな男。
ルーラー解説:問題児トリオ次男坊。 こいつは本当に謎だらけだった。 何をしたいのかがさっぱりつかめなかったので、導入に苦労したのを良く覚えている。 それでいて、セッションが始まると好き勝手に暴れるのだから、ある意味、Dr.LEDよりも手におえない奴だった・・・・・・・・・
”法の番犬” 広瀬唯人
STYLE:●Fate,Kabuto−Wari,◎Inu
設定:特務警察ブラックハウンドに所属する青年。 捜査能力と狙撃能力に優れた、優秀な警察官だった。 しかし、二つの企業間の抗争に巻き込まれ、将来を棒に振るハメになってしまう・・・・・・・・・
ルーラー解説:四人のキャスト中、唯一の良識人。 しかし良識人過ぎて、私の導入に文句を言う事もしばしば(警察官である僕が、一企業に協力するなんておかしい、等) なおかつ、残り三人の暴走を止められるわけでもなかった(まれに、それに同調していた気もするが・・・・・・) 全てが終わった後、N◎VAを去っていき、そのまま行方知れずに・・・・・・ 全キャストの中で、唯一不幸を背負ってしまった人物である・・・かもしれない。
イクス(Humanoid Nanomachine Weapons TYPE I−X)
設定:企業DAEDALUS(下記参照)が、G.C.I社のリーサルアームズ<モルフェウス>のデータを元に創り上げた、人型ナノマシン兵器のプロトタイプ(要するにアンドロイド) しかし、ある研究員によって人としての<心>をプログラムされた彼女は、自らを兵器として利用されることを恐れ、逃亡。 その後、小嶋に保護される。
ルーラー解説:小嶋をロリに目覚めさせた張本人(笑) なおかつ、私自身の趣味で出してしまった重要ゲストだったりする(爆) なにせ、彼女の容姿を説明するために、イラストを描いてしまったぐらいだ・・・・・・・・・
<DAEDALUS社長> ブラック=マーキス
設定:A.R.K.S社の極秘プロジェクトによって、プロトタイプ・ブレイブハート(これの能力についてはPART2を参照)を移植され、能力を覚醒させた、数少ない実験体の一人。 彼は覚醒した超頭脳を駆使し、他の実験体の人々と共に研究所を脱出。 その後、N◎VAに渡り、独力で企業DAEDALUSを創立。 瞬く間に大企業へと急成長させた。 そして、世界を我が物とするべく、様々な謀略を張り巡らせる。 しかし、それらはキャスト達とICALUS(下記参照)の手によって、ことごとく潰される。 その後、彼らに復讐を挑むが、これも失敗。 絶望感と無力感の中で自殺する。
ルーラー解説:ルーラーとしての私の、忠実な分身とも言える存在。 本当にキャスト達の行動は、私や彼の計算を遥かに超えていた。 彼の味わった絶望感は、私の味わったものと等しかっただろう・・・・・・・・・
<ICALUSリーダー> フェーダ=フライハイト
設定:ブラックと同じく、プロトタイプ・ブレイブハートを移植され、能力を覚醒させた、数少ない実験体の一人。 ブラックと共に研究所を脱出し、自由を得る。 当初は彼を実の兄のように慕っていたが、次第に世界征服に心を奪われ、変わってしまった彼と袂を分かつ。 その後、彼女は自分の考えに同調する同志達と共に、反DAEDALUS組織<ICALUS>を結成し、リーダーとなる。 ブラックとの最終決戦後、消息不明となる。
ルーラー解説:キャスト達の協力者として、また毎回事件に巻き込ませるためのキッカケにするために登場させた。 しかし、これだけ緻密(?)に設定を作っても、プレイヤー達に伝わらなければ、何の意味もないと思い知らされただけだった・・・・・・・・・ ちなみにモデルは、『フルメタル・パニック!』のテレサ=テスタロッサ嬢。 まぁ、フルメタを一通り読んだ事がある人ならば、すぐに見抜けるか。
DAEDALUS(ダイダロス)
設定:ブラック=マーキスが創立した企業。 戦闘特化型IANUS、ブレイブハートが主製品。 しかし、それは表の顔に過ぎず、裏では世界を牛耳るために、様々な謀略を張り巡らしていた。 プロトタイプ・ブレイブハートの能力者や、人型ナノマシン兵器はその過程で開発された。 イカロスの捨て身の攻略作戦により、壊滅させられた。
ルーラー解説:DAEDALUSやブレイブハートは、実際にサプリメント、グランドクロスに載っている(P176に少しだけではあるが) このキャンペーン用に、私が設定をアレンジした。
ICALUS(イカロス)
設定:フェーダ=フライハイトが結成した、反DAEDALUS組織。 メンバーのほとんどは、何らかの形でDAEDALUSの被害を受けたもの達である。 一応、企業としての形はとってはいるが、企業としての活動はほとんど行わず、もっぱらDAEDALUSとの水面下での争いをしていた。 フェーダが消息不明になった後は、自然と解散した。
ルーラー解説:DAEDALUSとは違い、こちらは私の完全オリジナル。 ちなみにダイダロスとは、イカロス(ロウで固めた翼で空を飛んで、落ちてしまったあの人)の父親の名で、クレタ島の迷宮を作った人物と言われている。 それをふまえて、ICALUSと名づけた。 他にも、分不相応な願望は、自らを滅ぼす―――――かのイカロスの様に―――――という、戒めの意味も込めた名前だった。 しかし、やはりプレイヤーに伝わらなければ、ただの徒労に過ぎないのだった・・・・・・・・・・ 悔しいので、ここにこうして紹介した次第(T_T)
今だから言える! Prof.Oの私的災厄レポート☆序文
我ながら、中々の設定だと思うのだが・・・・・・当時の私も、そしてPL達もそれを全く生かしきれていないのが良く解る。 技量の未熟さを責める気はない。 むしろ、それ以前の問題なのだから。 当時の私は自分を責め過ぎていたかもしれない。 無知とは恐ろしいものである。 それでも、欠片ほども反省しない奴らよりはマシだとは思う。 月並な表現だが、反省だけなら猿でもできる。
殺伐な文章ばかりでは読者の方々も疲れてしまうので、楽しい話題も一つ紹介しよう。 フェーダのモデルがテッサ(テレサ=テスタロッサの愛称)だと書いたので、ではブラックのモデルは、レナード=テスタロッサか?!、と思った人もいるかもしれない。 だがそれは違う! なぜならば・・・・・・当時のフルメタには、レナードなんて存在しなかったのだ!!(笑) まぁ、テッサに行方不明の兄がいるという伏線はあったので、単純にレナード≠ブラックとは言えないかもしれないが。