これ以上、自分の恥を明かすのは、正直気がひける。 だが、こうして文章にする事で、あの失敗を、忌まわしい過去を見つめ直し、少しでも何かを得る事が出来るかもしれない。 また、この駄文を見て頂いた第三者の方々の反応も、正直な所、気になる。 私のこの苦い思いに共感してくれるのか。 はたまた、甘ったれるなと、叱咤されるのか・・・・・・・・・ ともあれ、これで最後である。 ここまで来た以上、後戻りだけはしたくない・・・・・・・・・
ルーラーをしていた時も、上のような事を思っていた気もする。 ある種の悲愴な決意を胸に秘め、私は最後の戦いに向かった―――――
最終決戦地、ゴーストEYEランド。 その地に降り立つ、キャスト達とフェーダ。 その地の奥に、全ての事件の<クロマク>、ブラック=マーキスがいる! 自分たちの運命を切り拓くために、全ての決着を着けるために―――彼らは進んでいく!!
・・・・・・調子に乗って、こんなことを書いてしまったが、実際はこんなにカッコイイもんじゃなかった。 やる気のほとんど失せていた私に出来た事は、単調な戦闘の繰り返しと、ラストバトルの演出ぐらいであった。
私のやる気のなさが伝わったのか、だんだんとバラけていくキャスト達。 広瀬は武器庫を爆破しに行くと言って、単独行動を開始。 笹沼&Dr.LEDは、殺戮の宴を開始(←ゲームが違う) 結局、ラストバトル参加者は、小嶋とフェーダのみとなっていた。 もう今さら、驚く気力もない。 正直な所、今回のキーとなる小嶋さえいれば、問題はなかった。
そして、真のラストバトル。 相手は復讐の権化ブラックが創り上げた、最強の人型ナノマシン兵器、ZX(ゼクス) 即殺系の神業を持たない小嶋では、絶対に勝てない。 そのために、今回用意したギミックが、小嶋の中で今だ生きつづけていた、イクスの体の一部―――つまり、ナノマシン・ウィルスである!!
第七話と同じように、彼を強引に精神世界に引きずり込み、今回の戦闘の特殊ルール(ナノマシン・ウィルスの事)をイクスを通じて説明し、さらに、「お兄ちゃん、力を貸して!!」と言って、小嶋を強引にやる気にさせた(笑) ふと気付けば、彼の右腕は金属光沢を放つ、異形の姿へと変貌していた・・・・・・
こんな感じで、ラストバトルは強引に進み、強引に終わった。 それを見たブラックは自殺。 ゴーストEYEランドの進攻は止まらない。 さて、どうするのか? 案の定、Dr.LEDが神業≪タイムリー≫を宣言。 その内容は、
ほぉ〜、≪タイムリー≫は反物質さえ造れるのか。 しかも、時限式か。 実にすばらしい神業を持っているじゃないか、Dr.LED。
こうして、Dr.LED、笹沼政次、広瀬唯人の三人は、しぶるパラス・アテネの乗組員を脅して説得して、さっさと尻尾を巻いて、爆発寸前のゴーストEYEランドから逃げ出したのであった。 はい、めでたし、めでたし・・・・・・・・・
ん? 小嶋とフェーダはどうしたかって? ・・・・・・・・・お星様になったよ(爆)
こうして、トーキョーN◎VAは救われたのであった。 多大な犠牲と共に・・・・・・・・・
今だから言える! Prof.Oの私的災厄レポート☆その10
ここで、ようやくセッションは終了を迎えたのだが・・・・・・やる気ないなぁ、私(爆) もっとも、やる気を出せと言う方が無理なのだが・・・・・・
ここまでこっちの意図を無視されると、怒りを通り越して、馬鹿馬鹿しくなって来る。 このセッションを彼らは楽しんでいたのだろうか? 自分の思い通りにできて楽しかったのだろうか?! 私がプレイヤーだったら絶対イヤである。 ラストバトルに参加できなかったら、私であればまず怒るところだろう。 バトルの途中で、「すまん、遅れた!」などと言って登場できるのであれば、場は大いに盛り上がる所だ。 しかし、彼らにそんな気配は微塵もなかった。 あまつさえ、ラストバトル終了後(ということはプレイヤー的には分かっても、その場にいなかったキャストが知る事はできないハズだが・・・)は我先にと潜水艦に逃げ戻っただけである。
・・・・・・・・・本当に何がしたかったんだ、アンタたちは!!?
コミュニケーションが、相互理解がまるで成り立っていない。 こんなものはTRPGではない!! もっとも、この経験のおかげで私はTRPGの本質を理解する事ができた。 だが彼らに感謝するつもりは全くない。 いくらなんでも、私だってそこまでお人好しじゃない。 こんな経験はしないに越した事はないのだから。