シーン2  賞金首 <ファンタスマ逆位置>

 

GM:また逆位置だよ(苦笑)  ティナさんはレクス・・・・・・と。 以前は町を守っていたんですよね?

ティナ:その町でちょっとやり過ぎて、もう追放されました。

GM:追放されたり、故郷を失った人達ばかりですね(笑)  そこで仕方ないから、戦闘技術を生かしてレクスになったという事ですか。

ティナ:うん。 「何がおかしいのだろう? 私は正しい事をしたのに」みたいな感じで・・・

GM:でもそれは、町の人達に認めてもらえなかった。 で、その事についてはいつも考えてるんですね。 ではあなたは、今現在とある町のレクスギルドにいます。 そこに、「暇そうだな、ティナ」と、ここのギルドマスターが話しかけてきます。

ティナ:「・・・・・・何か用か?」  無感動な様子で言います。

GM:「相変らず無愛想な女だな。  ところで一つ仕事のネタがあるんだが、引き受けてみる気はないか?」

ティナ:「・・・内容は?」

GM:「ここからそれほど遠くない町『ルフィアン』にだな、<鋼の傭兵団>と名乗る連中が滞在しているんだが、こいつらが傍若無人の限りを尽くす野党同然の連中らしい。  その傭兵団とやらについて調べて、ホンモノの悪党だったら生け捕りにするなり、首を取るなりして欲しい」

ティナ:「・・・報酬はいくらだ?」

GM:金貨五枚。 もちろん成功報酬です。

ティナ:「・・・・・・よかろう」 え〜と、何の傭兵団だって?

GM<鋼の傭兵団>・・・・・・適当に決めた名前です(笑)  あと、団長の名前も教えてもらえます。 『ゼノン=アルセニック』です。

ティナ:了解。