シーン3  奇妙な夢 <フィニス逆位置>

 

GM:ごめんなさい、また逆位置です(笑)  なんでー!?  ちゃんと回したのに・・・・・・ (気を取り直して)では、リサさんのオープニングです。

リサ:はい。

GM:では、こちらも夢から始まります―――――あなたは豪華な部屋・・・育ちの良さそうな部屋(←何じゃそりゃ)に何故かいます。

リサ:えぇ!?  それは違和感を覚えますね。

GM:そばに鏡台があります。

リサ:見てみます。

GM:自分にそっくりな人物が映っています。  よく似ていますが、微妙に違います。

リサ:・・・・・・ちょっと触ってみます、自分に。

GM:別に変な所はないように思えます。  鏡の中のあなたも同じ動きをします。

リサ:「私、こんなんだったかしら??」  混乱しています。

GM:すると、コンコンとノックの音がして、「私だ。 入っても良いか?」という声が聞こえます。

リサ:誰? なぜか聞き覚えがあるとか?

GM:すごく聞き覚えがあります(笑)  そして、あなたは勝手に喋り出します―――――

リサ:リサの記憶にはないけど、『どうぞ』とか言ってるんですね。

GM:すると、扉を開けて入ってきたのは・・・・・・長髪の銀髪の男です。

リサ&レオ:おおっ!?

GM:「少しいいか、セレンディ?」と彼はあなたに向かって言います。

リサ改めセレンディ:『私はそんな名前じゃない!』と思っていても夢の中だから、「ええ」とか答えてるんやろな。

GM:そんな感じであなたは勝手に喋っています。 『あら、レナード。 お仕事はもういいの?』

セレンディ:あれぇぇ!?(笑) レナードって言うんだ、彼。

GM:夢の中のあなたは、確かにそう言っています。  「ああ、一段落したところだ」と彼は少し眠たそうに答えます。

セレンディ:「だったら、お部屋でお休みになったら?」

GM:「もちろんそうするさ。 だがその前に・・・・・・君の顔が見たかったんだ」  夢の中の二人は互いに好意を持っています。

セレンディ:『おかしいなぁ。 自分は教会で・・・・・・』とか思ってるけど。

バリス:頭ン中で思ってる事と、喋ってる事は全く別なわけだ。

GM:そうです。 「あともう少しだ。 『アレ』が完成すれば、この町ももっと潤うだろう」

セレンディ:『アレ』についての知識・記憶はありますか?

GM:町を豊かにできるスゴイものらしいです。 錬金術の産物ですが、それ以上の事は専門知識になるのでわかりません。 ちなみに彼を見ると薄汚れた白衣を着ていて、いかにも研究者という感じです。

セレンディ:ふうん。 でも頭の中では、『この人一体、何者なんだー!?』と。

GM:「『アレ』が完成した暁には、君と・・・・・・」と言ってあなたの手を取り、両手で優しく握り締めます(一同笑)

セレンディ:だったら、まんざらでもない顔をしてます。

GM「セレンディ・・・・・・」と熱い瞳であなたを見つめて・・・・・・

一同:うわぁ(笑)

GM:といったところで、『リサさん・・・リサさん?』と言う声が割り込んできて、あなたはフッと目を醒まします。

リサ:あぁ〜、いい所で〜(笑)

GM:目を醒ますと、見なれたいつもの部屋です。 「どうしたんです? あなたが寝坊するなんて珍しい」と側にいる司祭が声をかけます。

リサ「あれ? レナードは!?」(一同笑)

レオ:教会でそれはマズイでしょう。

GM:明らかに男の名前だし。 「えっ、何の事ですか?」

リサ:「あ・・・いえ、何でもありません」

GM:「そうですか。 ですが、最近のあなたは少し変ですよ?」

リサ:いえ、前からです(一同爆笑)

GM:・・・・・・・・・