シーン7  騎士の魂 <ウェントス正位置>

 

リサ:じゃあ、バリス=グラントさんにお礼を言います。

バリス:「三年ぶりだな、リサ。 大きくなったな」

リサ:「バリスさんこそ、相変らずのようですね。 どうですか、教会に寄って行きませんか?」

バリス:「そうしよう。 私も司祭様に相談したい事がある」

リサ:「ちょうど良かったですわ♪」  ニコニコ笑いながら、教会に帰ります。

バリス:ガッシャ、ガッシャ、ガッシャ(笑)

GM:「ああ、どうもありがとうございました!」とマスターとウェイトレスさんがお礼を言いに来ます。

バリス:一応、騎士だからな。  「壊れた物の値段はどれくらいかかる?」

GM:「そんな、とんでもございません!  奴らを追っ払ってくれただけでもう十分です!」

バリス武士は食わねど高楊枝!!(一同笑)

GM:「むしろ、こちらがお礼をしなければならないくらいです」

レオ:プラスマイナスゼロでしょう(笑)

GM:ではこのままシーンを教会に移しますね。  「お帰りなさい、リサさん・・・・・・あら、そちらの御方は?」  

バリスガッシャ、ガッシャ、ガッシャ(一同笑)

GM:それはもういいです。

リサ:「こちらは騎士のバリス=グラント様です」

GM:「騎士様ですか。  これはこれは、ようこそいらっしゃいました」

バリス:「実は神に仕える身の方に御相談したい事がございます」

GM:「は、何でしょうか?」

バリス:「実は、私の仕えていた主君が陰謀に巻き込まれまして・・・・・・私は騎士として、主君の汚名を被りました」

GM:「まぁ・・・それはお気の毒に・・・・・・」

バリス:「その事でどうすればよいか、悩んでおりまして」

GM:「容易に解決できる問題ではなさそうですわね・・・・・・」

リサ:「とにかく、詳しい事情を聞いてみてはどうでしょうか?」

GM:「そうですね。 こんな所で立ち話も何ですし」

 

バリス:「元より、そんなに簡単に解決できる事でもないのは承知しております」

GM:「ですが、私も神に仕える身として、困っている方がいれば救済したいと思っております」

リサ:「胸の内を打ち明けるだけでも、楽になると思いますよ」

バリス:「そうだな・・・・・・」

GM:「私達でよろしければ、お話を伺いますが・・・・・・」

三人:「・・・・・・・・・」(重い沈黙)

GM:(少し雰囲気を変えよう)とまあシリアスな話をしている所に、「あ、リサ姉ちゃんだ! みんな、リサ姉ちゃんが帰ってきたぞ!」と言うセリフが聞こえたかと思うと、あっという間にここにいる孤児たちが押し寄せてきます。

リサ:「あ、みんなただいま」

GM:「お、なんだこの人、鎧着てるぞ!?」 「すげぇ、硬いぞ! カンカンカン!!」(一同爆笑)

リサ:捕まえて、「ダメ、ダメ!」って言います。

バリス:全く意に介さず。  勝手にやっとれという感じ。

GM:さすがですね。  「そういえばお姉ちゃん、あの人達に襲われなかった?」

リサ:「大丈夫よ。 この人が助けてくれたから」

GM:「すげぇ! さすがは騎士様だ!!」

バリス:(唐突に)手紙を出しましょう。

GM:え、手紙??

バリス:「騎士資格を剥奪された後の私の経過でございます。 できれば枢機卿にお渡し願いたい」

GM:「しかし、私のような片田舎の司祭が枢機卿にお目にかかれるような事は・・・・・・」

バリス:「それでも、いつかは会われるでしょう。  その時にできれば・・・・・・」

GM:「・・・・・・承知致しました、責任を持ってお預かり致します。  ところで、宿の方はもうお決めになられたのでしょうか?」

バリス:「この町に来たところで、酒場でリサが絡まれておりまして、それどころでは」

GM:「そうですか。 やはり彼らが・・・・・・」

バリス:「一体、奴らは何者ですか!?」

GM:「彼らは・・・いえ止めておきましょう。 バリス様には関係のないお話ですから」

バリス:「いえ、もうあいつらには恨まれております。 必ずまた、この町にいる限りやって来るでしょう」

GM:「そうでしたか・・・・・・」

バリス:「それに、あなた方も被害を受けているように見受けますが。 もしこれ以上、リサに何かがあれば私は黙っておりませぬ」

GM:「・・・・・・分かりました。 ならば事情だけでもお話致しましょう」  では、この辺りでシーンを切りますか。

バリス:なんか、私のシーンになってしまったな(笑)

 

 実はこのシーンのシーンプレイヤーはリサでした(汗)