シーン25  奇妙な夢、再び(マスターシーン)

 

GM:あなたはオープニングで見た豪華な部屋に再びいます。 コンコンとノックの音がして、「セレンディ、いるか?」と声が・・・

セレンディ:「はい」

GM:すると例の銀髪の男―――レナードが入って来ます。

セレンディ:いきなりレナードにしがみつきます。 リサの恐怖感だけは残ってるという事で。

GM:(それ面白いなぁ)「どうした、セレンディ?」

セレンディ:「ちょっと・・・恐ろしい事が・・・・・・」

GM:「心配するな。 私がついている」

セレンディ:「はい・・・・・・」  でも、頭の中ではこの人誰だろうと思っている。

GM:「そんなに怖い事があったのか?」

セレンディ:何も言えずに、ただガタガタと震えています。

GM:では、あなたが落ち着いてから彼が話しかけます。 「セレンディ、君は人間にクレアータの能力を付加する事についてどう思う?」

セレンディ:「えっ!?」

GM:「突然の事で驚かせて済まない。 少々、研究が行き詰まっていてね・・・・・・その技術によってヒトはヒト以上の力を持つ事ができる。 しかし、代わりに大切な何かを失ってしまう気がしてならないんだ・・・・・・」

セレンディ:じゃあ、根源的な質問を一つ。 「では、自分や私にそれができる?」

GM:なるほど・・・・・・(長い沈黙) 「残念だが、私は錬金術師であって、哲学者ではない。 純粋に技術の開発にしか興味がないのでね・・・」

セレンディ「哲学者としてではなく、一人の人間として聞いてるの!」

GM:彼は一瞬、驚いた顔をした後、少しだけ苦笑しながら、「君にはかなわないな、セレンディ・・・」

セレンディ:そうだろうなぁ(笑)