シーン14  意外な発見 <オービス逆位置>

 

リサ:(ころころ)はい、出た!

GM:・・・・・・ホントに逆位置良く出るなぁ(嘆息)

ティナ:私たちは同行してるという事で。

GM:では全員登場ですね。

ゼクト:みんなで森の中をさまよおう!

 

  さまよってどーする。

 

GM:リサさん、イクスはどうしますか?

リサ:イクスは・・・教会に預けていきます。

GM:了解(フフフ・・・これで少しは楽しい展開になりそうだ)

ティナ:「連れていかんのか?」

リサ:「やっぱり、小さい女の子を連れていくのは抵抗がありますから」

ゼクト:あぶないし(笑)

ティナ:それがイクスを見た最後の時でした、とか(一同爆笑)

リサ:帰ったら村が全滅していて、血のついたブレスレットが転がっていた、とか。

GM:いや逆に何かに覚醒した彼女が、凄い姿になって暴れていたりとか(笑)

 

  みんな(GM含めて)、すごくヒドイ事言ってる気がする・・・・・・

 

ゼクト:じゃ、森の中へ!!

リサ:「待って下さ〜い! 私も連れていって下さい!!」

GM:その途端に、落とし穴にハマると(一同笑)

ティナ「おぉ!? リサが消えた!!」(笑)

GM:冗談はともかく・・・・・・では森の中を行くあなたたち一同ですが。 ちなみに今は昼の三時頃です。

ゼクト:よし! 迷ったら出会うだろ!!(笑)

ティナ:いや、迷ったら一人ではぐれて、また襲われないか?(一同笑)

GM:じゃあ、狼に会えるかどうか、希望判定してみますか、ゼクトさん!!

ゼクト:俺が!? (ころころ)失敗・・・

ティナ:失敗した方が、狼が出てきそうな気がする(笑)

レオ:こっちが待ってる以上、来ないんじゃないですか?

ティナ:希望に沿わないということか・・・・・・

GM:そうですね。 幸か不幸か、狼は現れません。

ティナ:もう少し森の中を捜してみるか。

ゼクト:何か変わったものはない?

GM:そういう時は、<知覚>判定をするように。

一同:(いっせいにダイスを振る)

リサ:1! クリティカル!!

GM:おお! 判定に成功した人は、見覚えのある場所に来た事に気づきます。 ここは昨夜、ゼクトが襲われた場所です。 ですが、狼の死体がありません。

ゼクト:狼の死骸がなくなってる!?

GM:クリティカルしたリサさん、あなたは血痕を発見できますが、肝心の死体はどうしても見つかりません。

リサ:「皆さん! ここに血の跡が!!」

ティナ:「これは一体どういう事だ?」

ゼクト:血痕が転々と続いてたりする?

GM:・・・そうですね。 転々と続いているのが、リサさんにはわかります。

リサ:それを追ってみます。

ティナ:警戒していよう。 いきなり襲ってくるかもしれん。

GM:では血痕はそのうち消えますが、そのあたりに何かを埋めたような跡があります。

ティナ:・・・少し掘り返してみようか。

GM:ザックザックと掘り返すと・・・・・・案の定、狼の死体を発見します。

レオ:誰が埋めたんだ!?

ティナ:狼がやるわけないし・・・・・・

レオ:狼はどんな感じでしょう?

GM:<知覚>判定、どうぞ。

ゼクト:(ころころ)失敗!

三人:(ころころ)成功!!

GM:成功した人は、どの狼の首筋にも傷痕のようなものがあるのに気付きます。

レオ:・・・・・・えぐられた痕?

GM:えぐられた痕じゃなくて、鋭利な刃物で斬ったような痕。

ゼクト人間が出てきたりして! 着ぐるみちゃうの!?(笑)

レオ:そんな(笑)

GM:そんな大きな傷痕じゃないし・・・・・・この際、ハッキリ言いましょう! 傷は一度切って、縫い合わせた形跡があります。

ティナ:縫い合わせた?

レオ:(淡々と)じゃ、そこ切ってみます。

GM:容赦がないと言うか、ためらいがないと言うか・・・・・・

レオ:もうすでに他界されてますし。

GM:そうだけどね・・・・・・切ってみると、脊髄のあたりに金属製の小さな物体を発見する。

ゼクト:これは・・・・・・ゾンビ化させるつもりやな!!

GM:ゾンビ化はしません(きっぱり)

ティナ:これで何か操っていたな、とプレイヤーは推測できるけど、PCにはわからんかな?

リサ:デクストラだったら判るんじゃないですか!?

GM:(レオに向かって)<錬金術>のLVはいくつある?

レオ:<錬金術>は・・・2あります。

GM:そこそこあるなぁ。 だったら判るかな?

レオ:(ころころ)ギリギリで成功してます。

GM:ギリギリかぁ・・・・・・いろいろ考えられるけど、脊髄にある事から推測して操る類の技術ではないかと思った。

レオ:それがどの奴にもついてたら、こら怪しいなぁ。

GM:傷だけだったら、どいつにもついてる。

レオ:持って帰って調べてみたいなぁ。

ゼクト:操っとる奴を、ボコらんとアカンわけやな!!

ティナ:しかし、こんなので操ってるという事は、獣人ではないのか?

レオ:まぁ今回はこれを見つけたし、収穫でしょう。

ティナ:それを村に持ちかえって、調べてみるしかないか。