シーン15  突然の災厄 <クレアータ正位置>

 

GM:村の近くまで帰ってくると、もう夕方です。 そして、そろそろ森が途切れるかな・・・というあたりで、人の死体を発見します!!

一同:うわ〜っ!!

ティナ:誰だ!?

GM:村人のようです。

ゼクト:とうとう死人が出たか・・・・・・

ティナ:傷痕を調べてみる。

GM:とかなんとかやってると、近くから狼が数匹現れます。

レオ:やっぱり、そいつらがやったんでしょうか!?

GM:うん。 牙や爪が血に濡れてる。 それで、あなたたちを見た狼は、村の方に逃げていきます。

一同ええーっ!!!

ティナ:村の方から出てくるとは・・・追いかけよう!

ゼクト:取りあえず、走ろう!!

GM:村に着くとですね、案の定狼どもがあちこちで暴れまわってます。 もちろん、これは<悪徳>です。

リサ:うう、<悪徳>ですか・・・

GM:(ペラペラとタロットをめくって)う〜ん、全部逆位置なのが実にいい感じだ(笑)  そんなわけで、村は完全に混乱状態です。

ティナ:とりあえず、狼を始末しよう!!

ゼクト:屋根の上に登って、狙い撃ちだ!!

GM:では、あなたたちの周りの狼達逃げていきます。

レオ:逃げろ、逃げろ。

リサ:それより、教会はどうなったんでしょうか!?

GM:ここからでは教会は見えないので、走って行って下さい。

ティナ:まさかとは思うが・・・・・・あの子が実は、とか?(笑)

GM:アンタはそんなにイクスが嫌いですか!?  それはともかく、教会に急いで駆けつけるとですね・・・・・・イクスが狼相手に戦っています。 ですが、ボロボロですね。 ちなみに、右腕が剣の形に≪武器変形≫してます(笑)

レオ:・・・!!

ティナ:おおっ!?

リサ:イ、イクスが戦っている!?

GM:戦っていますが、大ピンチです。 カイン神父も一応戦ってますが、防戦一方。

リサ:イクスに≪声援≫を送ります!! (ころころ)成功!!

GM:おお、いいですね!! では≪声援≫を受けたイクスは、なんとか一匹仕留めました。 でも、もう限界のようです。

ティナ:私も救援に行くぞ!

 

 当然、PCである<聖痕者>が介入した以上、狼達はあっという間に全滅。 周りに残っていた奴らも、それを見て逃亡・・・・・・

 

GM:実に状況判断が素早いですね、この狼達。

ティナ:やはり、操られているようだな。 相手は相当に頭の切れる指揮官か?

ゼクト:でも、こんだけの数を操るのって大変じゃない?

ティナ:そんなに細かいアレじゃないでしょ。 それぞれがある程度は判断しているだろうし。

ゼクト:近くじゃないと、アカンのやろか? 効果範囲ってどのへんまでやろ?

レオ:というわけで、そういうのを調べたいのですが。

GM:どうやって?

ティナ:生きてる奴に紐をつけて追い掛けていくのはどうかな?

ゼクト:でも向こうは操れるんだから。

ティナ:でも、こっちの状況を見ているかどうかはわからないし。

ゼクト:全く見えん所から送ってくるか?

ティナ:う〜ん・・・・・・

レオ:やっぱり、解剖してみたほうがいいのかな?

GM:(大分煮詰まってるようだから、こっちから動くか・・・)ふと気付くと、狼達の気配が戻ってきています。

レオ:あれ? 何でか戻って来た?

GM:狼だけじゃなくて、別の何かもいるけどね。

ティナ:おぉ、一気に決着を着けようって事か。

GM:「お前達か? オイラの大切な子分達を殺ってくれたのは!?」

ゼクト:と、ハーマイオニーが言うと(一同笑)

GM何でやねん!! 相手は男ですよ!! ハーマイオニーはそもそもこの場にいません!!!

ゼクト:だったら、どこに行ったん?

GM:・・・・・・だったらイクスが、「あの人だったら・・・・・・教会の、中に・・・ゴホッ!!(吐血)」

リサ:じゃあ中に入っていきます!

GM:狼たちを無視しますか(笑)

リサ:「ここはお願いします!!」と言って、教会に入っていきます。

GM:では、シーン退場ですね。 こっちもいちいち気にしてはいないでしょうし。

レオ:じゃあ、出てきたオッサンに・・・

GMオッサンじゃないし!! レオと同じくらいの少年だよ!!

ティナ:どんな感じの奴?

GM:外見ですか? 野性的な感じと申しましょうか。 髪はグレーで、肌は浅黒い。

ゼクト:ワーウルフっぽい?

GM:そうそう! まさにそんな感じ!!

レオ:頭は良さそうでしょうか?

GM:あまり良くなさそう(笑)

ゼクト:ワーウルフやったら、アホでしょ(笑)

GM:うわ、ひっでぇ。 ・・・実際、アホですけど(一同笑)

ゼクト:その割には、なんちゅー魔法を使うんや!

ティナ:いや、これは魔法じゃなく、この世界の錬金術でしょう。

GM:(うんうんと頷く)

ティナ:「何者だ、お主は!?」

GM:「オイラはフェンリス! こいつらのリーダーさ!!」

レオ:「そんな感じだな」

ティナ:フェンリス? ”キマイラ”じゃないのか!?

GM:(フフフフ・・・・・・まだネタばらしするのは早いのでね・・・・・・)

ティナ:「人間に相手にしてもらえないから、狼を従えているのか?」

GM:「正解! ニンゲンなんて、どいつもこいつも腐った奴らばかりだからな」

ティナ:「お主は特に腐っているようだな」(笑) ちょっと人間的感情が芽生えてきてるから。

GM:ほぅ・・・(ニヤリ) 「フン! ニンゲンどもに従う木偶人形には言われたくないな!!」

ティナ:・・・・・・何と反応していいかよくわからん。 木偶人形って意味がわかってないから(笑)

ゼクト:「で、そういうお前は何がしたいわけ?」

GM:「簡単な事さ。 ニンゲンどもが気に入らないから、いたぶり殺してるんだよ! そのついでに食料ももらってるけどな」

レオ「・・・なら、こっちが気に入らないから、お前を殺しても文句は言わないよな?」

GM:「へぇ、オイラと殺り合おうってのかい? 面白い事を言うニンゲンだな!」

レオ「冗談のつもりは、これっぽっちもないんだけどな」

リサ:こんなところで<宴宣言>とかしないで下さい〜

GM:「いいぜ、相手をしてやるよ・・・お前達(狼たち)は下がってな! ニンゲンども、お前達の血と肉、そして聖痕の全てを食らってやるぜぇ!!」

 

「今宵は飽食の宴なり!!」

 

リサ:うわぁ〜〜〜っ!(泣)

GM:では皆さん、<宴判定>どうぞ。

 

 各プレイヤーが様々な悲鳴を上げつつ、殺戮の宴は幕を開けた!!