シーン18  その名は”ゲシュペンスト” <ルナ正位置>

 

GM:殺戮者がいなくなると同時に、狼たちも森に去っていきます。 もう夜になり、あたりは暗くなっています。

ティナ:尊厳値がマイナスに入っているから、やさぐれておるな(笑)

GM:ではそこに、カイン神父とハーマイオニーがみんなの所に駆け寄ってきます。 「皆さん、大丈夫ですか!?」

リサ:ちょっと人相が悪くなってます(笑)

ゼクト:うふふふふ、あはははは!!(尊厳値がマイナスになったので、壊れ気味らしい)

GM:恐っ!! 「あの、この子が大変なのですが!!」

ティナ:ああ、イクスか。 そう言えばボロボロになっていたな。

レオ:ああいうのを見てしまったので、離れたトコにいます。

GM:フフフ、そういうシチュエーションを期待していたよ(笑)

リサ:では≪聖光≫をかけます!! (ころころ)よし、成功!!

GM:あ、NPCですから回復ロールは結構です。 「あれ・・・・・・わたし・・・?」と言いながら、彼女は目を醒ましました。

ティナ:では、「お主は何なのだ?」と聞いてみる。

GM:「・・・・・・何が?」

ティナ:「さっきのアレは何だ? 手がわけのわからん事になっていたが・・・」

GM:「ああ、アレ? 何って聞かれても・・・・・・気づいた時には、この力はあったから・・・」

レオ:この場から出ていって、一人で森に行こうとします。

リサ:止めます!!

ティナ:「待て! 一人で行ってどうなるというのだ?」

リサ:「一人で行っては、相手の思うツボですわ!」

レオ:「だが、アレを見るよりはマシだ・・・・・・!」

GM:ではその会話に、神父が割って入ります。 「ですが、相手は獣人なのでしょう? 森の中での戦いは相手に分があるはずです! ここは冷静に相手の出方を見たほうが良いのでは?」

レオ:じゃあ、渋々・・・・・・

GM:そんな話し合いをしているとですね、「では、森がなければよろしいのですわね・・・・・・」と唐突に、ハーマイオニーが静かな声で言います・・・・・・

リサ:ええっ!!?

GM「森がなければこちらが有利に戦える・・・・・・そういう事ですわよね?」

ティナ:「そういう事になるな」

リサ:ま、まさか、森を焼き払おうなんて言うんじゃ・・・(ひきつった笑い)

GM:正解〜♪ ∵大破壊∵+∵拡大∵で森だけでなく、周りのもの全てを焼き払おうとしま〜す♪

一同うわーーーっ!!!(大慌て)

リサ:止めさせます!!

GM:どうやって?

ゼクト:・・・・・・こっちも∵大破壊∵!!(一同爆笑)

GMワケのわかんない事をしないで下さい!!!

ゼクト:だったら、∵神移∵でハーマイオニーをどっかに連れていく!!

GM:そういう事しても、このシーン自体が∵奇跡∵の対象になっているので、意味がありません。

リサ∵天真∵で打ち消します!!

GM:そうでしょうね。 こっちは特に抵抗しません。 「あらあら、何をなさるのですか? 折角、戦いを有利にして差し上げようとしましたのに・・・」

レオ:「ア、アホかお前!? 自分が何をやろうとしたのかわかってるのか!?」

リサ:「あ、あなたは一体・・・!?」

GM:「あら、あなたならば既にご存知ではないのですか?」

リサ:「まさか・・・・・・ペルディータなの!?」と言いつつも混乱してます。

GM:「ペルディータ・・・・・・そんな古い名はとうの昔に捨て去りましたよ。 今の私は、”ゲシュペンスト”と名乗っておりますの。 旧世界を打破し、新たなる世界に住むことを許された者、<新世界>(ノイエ・ヴィルト)の一員にして、新世界の創造者となられる方の下僕(しもべ)ですわ」

レオ:・・・・・・あの、言ってる事が逝っちゃてますけど(笑)

GM:「ま、突然の事で驚かれるのも、無理はないでしょう」(平然)

リサ:ガタガタと震えています・・・

ティナ:「何者だ、お主は? そのような名前は聞いた事がないぞ。 えらくご大層な名前だが・・・・・・」

GM:「それはもう、新たなる世界を創造する志を持つ者達が集まっていますから」

ティナ:「では聞こう。 新たなる世界とはどのようなものだ? 今の世界より、良い世界となるとでも言うのか?」

GM:「もちろんですわ。 この腐敗した世界を大掃除するのですから」

リサ:やっぱり、逝っちゃってる(笑)

GM:何がやっぱりなんです? リサの同類という意味ですか?(笑)

ティナ:「それも良いかもしれんな」 DPがマイナスになってるから、悪に走りそうになってる。 元々、常識もあまりないし。

GM:「ならば、私達と一緒に来ますか? あなたであれば歓迎しますわよ」

リサ:うわーっ!!

ゼクトええぞ〜、行こ行こ〜! ∵大破壊∵や〜!!(一同笑)

GM:こ、この人は・・・・・・

ティナ:しかし、ここで着いていったら話にならんな。

GM:当たり前です。 「今ならば、同志ゼノンを倒したことは不問にしてさし上げますわ」

リサ:え!? ゼノンって言ったら・・・・・・「あなたがあの人を!?」

GM:「私が直接、指示を下した訳ではありませんが」

レオ:「ゼノンって誰だよ?」

GM:え、本当にそう言うの? 「ホホホホ、クレアータ・ハンターとやらは随分、頭の足りない方ですのね」(笑)

レオ:「冗談で言ったんだけどな」

GM:「あら、事実ではなくって? 自分の近くにいるクレアータの存在に気付かないのですからね」と言って、また可笑しそうに笑う。

レオ:ん、どういう事だ? と思うだけで、口にはしません。

リサ:思わず口に出してしまいます。 「レナードは・・・レナードはどうしているの!?」

GM:やはり来ましたか、その問いが。 「レナード様ですか・・・あのお方は生きてはいますが、同時に死んでいる、とでも言っておきましょうか。 今はこれ以上の事は申せませんわ」

レオ:ゾンビ!?

GM:「再びあの方に会う機会があれば、その意味がわかるでしょう」

ティナ:「・・・・・・やはり、ついて行けそうにないな。 我が父がどうやら泣いているわ

GM:「と言うことは、我々とは袂を分かつおつもりですか?」

レオ当たり前じゃ、ボケ!!(一同笑)

ティナ:まぁ、レオの場合はそうなるだろうな(笑)

GM:「本当に頭の悪い方たちですわね。 あなたたちは自分自身の手で、死刑宣告したも同然ですのよ?」

ティナ:「やってみなければわからぬ、と昔聞いたぞ」

リサ「死ぬのはお前だー!」・・・・・・とはリサは言わないなぁ(笑)

レオ「死ぬのはお前のほうだ!!」と代弁しておきます。

GM:「うふふ、威勢だけはよろしいですわね」

レオ:・・・・・・そろそろキレてもいいですか?(笑)

ティナ:キレて、いきなり剣を抜いて襲いかかるのか!?

GM:「この場であなたたちを葬って差し上げても良いのですが・・・・・・私、そのような血生臭い事は好きではありませんから。 その役目は、“キマイラ“に任せますわ」

ゼクト:で、例の狼野郎が現れるわけ?

GM:現れません。 森の中で待機してますので。 でも、森には行かないってさっき言ってましたっけ?

ティナ:しかし、どうしても出てこんかったら、森に行かざるを得んだろう・・・・・・

レオ:煽ったら、出てきそうな気がしますけど。

GM:「煽っても無駄ですわよ。 彼には私から一言、釘を刺しておきましたから」

レオコイツ、ホンマムカつくー!!

 

 いや、本当に。 ここまでイヤなキャラになるなんてGMも予想外(爆)

 

GM:「別に放っておいても構いませんのよ。 もっともその時は、この村が犠牲になるだけですが」

ティナ:「そういう考え方は気に入らんな」と言って、問答無用で矢を撃つ!!

GM:おっ!?(ティナのほうが先に動いたか!?)

ティナ:(ころころ)8で命中。

GM:(ころころ)それは≪鏡像≫で避けました。 当たった、と思った瞬間、彼女の姿が消えて、少し離れた場所に現れたという感じですね。

ティナ:クッ! ファンタスマかこいつ!!

GM:「あらあら、あなたはもう少し冷静な方だと思いましたが・・・意外と短気ですわね」

レオ:そっちが動いたのなら、こっちも動きます!

GM:そっちも突撃?

レオ:さっきから気に障ることをブチブチと言いやがりますから(一同笑) (ころころ)一番低い出目が9・・・・・・

GM:(ころころ)わお、クリティカル(笑) 「全く・・・無駄だと言うのがなぜわからないのですか?」

レオ:無茶苦茶ムカつくー!!!(怒)

GM:「これは少々お仕置きが必要なようですね」と言って・・・(ころころ)達成値3の≪幻撃≫がレオに飛ぶよ。

レオ:これは<自我>で魔法抵抗ですか? (ころころ)失敗。

GM:(いっころ)5点の実ダメージをくらっといて。

レオ:こんな事して、≪憤怒≫のダメージを上げてもいいんですか?(笑)

GM:ほぉう(笑) 「なぜ、そうも命を無駄にしたがるのです?」

リサ:うわ〜、ムカつく人だなぁ〜。

GM:何と言っても、ファンタスマですから(←そうなのか?) 「これでも、まだあなたたちは我々に刃向かうと仰るのですか?」

リサ:だったら黙ってスッと立ち上がって、レオを制します。 「わかったわ・・・・・・要するに私たちが出ていって、あの人―――“キマイラ“を退ければ、また会ってくれるのね?」

GM:「生きていれば、可能性は皆無ではないですわね」

リサ:「じゃあ、あの人を退けて生きて帰れば、また会ってくれるのね!?」

ティナ:また会いたいのか!?

GM:「・・・最も賢い選択肢は、ここから逃げる事だというのが、まだお解りにならないのですか!?」

リサ:「生憎、私たちはそれほど賢くないの。 あなたたちの言いなりになるのが賢いと言うのならば、私は愚かである事を選ぶわ!!」

ティナ:おぉ〜!!

GM:彼女は一瞬だけ、悲しそうな表情を浮かべます。 でもすぐに元の表情に戻って、「そうですか・・・・・・ならば、私はもう何も申しません」

リサ:「レナードにもそう伝えておいて・・・」

GM:「承知いたしました。 それでは、生きていたらまたお会いしましょう」と言って、彼女は静かに去っていきます・・・・・・