シーン3 故郷への帰還 <ルナ正位置>
レオ:(ダイスを一つ振って)銀貨一枚!?(笑)
リサ:レオ、また行き倒れとか!?
GM:それはゼクト!!(一同笑) レオは今、馬車に乗って移動中。 なぜ馬車に乗っているのか? それは回想シーンで再現(笑)
GM:君がとある町の酒場に居た時……情報収集中かくつろいでる最中なのか?
レオ:多分、くつろいでます。
GM:ではそこに、「キミかな、レオ君って?」と声をかけてくる女性が。
レオ:誰でしょう?
GM:眼鏡をかけた女性が目の前にいる。
バリス:眼鏡をかけた女…リサか?(一同笑)
GM:違います。 もっと知的な感じの人…って言うと失礼かな(笑)
リサ:私はアホですか!? 知性はこれでも14あるのに……
GM:その女性の素性を知りたければ、<錬金術>で判定を。
レオ:錬金術関係であると予想はつくんですね? (ころころ)成功、もしかしてグレースさん?
GM:その通り。 “アシッド・クイーン“ティナ=グレースです。
レオ:たまに銃弾とか買って、お世話になってそうですし。
GM:あ、それいいね。 「久しぶりだね。 探してたんだよ、キミのこと」
レオ:「ん、何かあるの?」
GM:彼女は懐から手紙を取り出して、レオに手渡しながらこう言う。 「アゼルさんからの、キミ宛ての手紙を届けに来たの」
レオ:アゼルって確か……
GM:この前、因縁を与えた人。 レオの養父だね(GM注:この辺りのやり取りは、リプレイでは省略してます)
レオ:まだ生きてたんだ(笑)
GM:まだ生きてたんだ、ってヒドイなぁ。
レオ:過去の因縁になってたから。
GM:お年である事は確かだけどね〜。 「じゃあ、確かに手紙は届けたからね」と言って、ティナ=グレースは去っていきます。
レオ:「ありがとさん」 早速、手紙を読んでみます。
GM:簡単に言うと、是非ともお前の力借りたいという内容の文で、どうやらクレアータ関連の話らしい。 詳しくは村に帰ってきてから話すとある。
レオ:おっちゃんが言ってるんならしょうがないな。
GM:そんな回想が終わった辺りで、「兄さん、着いたよ」と御者が声をかけてくるよ。
レオ:今、銀貨一枚しかないけど(一同笑)
ティナ:その金を払ったら、銀貨一枚になってしまったでいいんじゃない?
GM:そうしときますか。 今、君は第二の故郷とも言うべき村に帰ってきた。
レオ:何て名前の村ですか?
GM:………考えてなかった(笑) 何か適当に決めといて。 何年前に出たかは知らないけど、その時からちっとも様子の変わってない、本当に小さな村だよ。
レオ:じゃ、おっちゃんの所に行きます。
ティナ:やっぱり工房なの?
GM:ええ、デクストラですから。 では、目的の工房の前に着きました。
レオ:あれ? 行って終わりかと思ったら、まだシーン続くんだ?
GM:もう少しだけイベント起こしたいから。 レオが工房のドアをノックしようとしたその時、中からドアが開いて、長い黒髪の少女が出てくる。
レオ:あ、それって……(何かに気付く)
GM:少女は君の姿を見て、ハッとした顔をしたまま凍りついてたように固まってしまう。
レオ:無視して横通ってこうかな。
リサ:うわぁ、何て無愛想な人ですか!?
GM:本気かそれ!?
レオ:こいつはそういうキャラな気がしますが…
バリス:どうしたらいいかわからん、と?
レオ:恥ずかしい半分もありますし。 こういうの慣れてないだろうし!
GM:慣れてなさそうだね。
バリス:いきなり抱きついたりはしないでしょう。
GM:それはレオじゃないですね(笑) 「レオ……レオだよね!?」 彼女―――リリスは驚きのあまり、持っていた水汲みの桶を落としてしまう。
レオ:それは拾ってあげよう。 「おっちゃん、いるかな?」
GM:その問いにはコクコクと頷く。 「良かった、レオ……帰ってきてくれたんだ!」と言った彼女は、いきなり泣き出して、レオに寄りかかるようにして抱きつく!
一同:おぉーっ!(笑)
レオ:どうしよう……(真面目に困っている)
GM:ふむ、困ってるようだからフォローしようか。 「どうした、リリス? 騒がしいぞ」と言って、杖をつきながら初老を少し過ぎた男性が姿を表す。
レオ:「……帰ってきました」
GM:その男性―――アゼルは複雑な表情をしながら、「久しぶりだな、レオ……」 しばしの沈黙の後、「リリス、済まんがワシはレオと話がしたい。 しばらく席を外してくれないか」 「うん、わかったよ。 お義父さん」
レオ:お義父さん、ねぇ。
GM:お義父さんだよ。 リリスはそのまま、水汲みに行きます。
レオ:「クレアータの話って、どんな話なんだ?」
GM:「うむ。 ここでは何だから、ワシの部屋に来てくれ」 ここでシーン終了〜。