シーン8 風雲急を告ぐ <アルドール正位置>
GM:では、舞台を衛兵の宿舎に移しましょう。
バリス:そこでリサを休ませておこう。 「一体、どういう事だ?」
GM:「実は昨晩、例の聖職者狩りとやらに教会が襲われたのだ」
バリス:「何人やられた?」
GM:教会にいた人全員(あっさり)
ティナ:今回は皆殺し? ヘイムの町みたいに、教会の内部の人間が発狂したというのではないと?
GM:皆殺しです。
バリス:「どういう風に殺されたんだ?」
GM:「外傷は見当たらないんだが……骨という骨がほとんど砕けていて、内臓にもかなりのダメージがあったらしい」
リサ:うわ、かなりエグイですねそれ。 私、しばらくは回復しませんよ(笑)
ティナ:私はこの殺し方に心当たりがあるかな?
リサ:クレアータですもんね。
GM:どうしようかな? 【知性】の能力値で判定してみて下さい。
ティナ:(いっころ)5なら一応、成功だけど。
GM:では、≪破壊の声≫の存在を思い出せます。 そういう魔法的能力を持つクレアータが存在する事も。
ティナ:その事をみんなに話そう。
GM:「何、それは本当か!?」
ティナ:「そういう話があると聞いた事があるだけだ。 事実かどうかはわからん」と冷静に言い放つ。
GM:「た、確かに。 有力な目撃情報がない以上、軽率な判断は慎むべきだな……」
バリス:「あくまで可能性が高い、という事だな?」
ティナ:「そういう事だ。 不審な者は目撃されていないのか?」
GM:「それはないのだが……事件の起こる前に、歌が聞こえたという住民の証言がある」
ティナ:「それは鎮魂歌というヤツか?」
GM:「そのとおりだ。 全くふざけた犯人だ!!」
リサ:ちょっと起きてもいいですか? ふらふら〜っとしながら、「レクイエム……あの人が歌っていた……」
GM:言動が電波っぽいですよ(笑)
ティナ:「目覚めたのか。 誰が歌っていたって?」
リサ:「ティナさん、覚えていますか? ペルディータの事……」
ティナ:「あのファンタスマの女か」
リサ:「ええ。 あの人がこの前の夜に私の所に現われて、歌を……レクイエムを歌っていました」
ティナ:「なるほど。 すると、お主らが襲われていたかもしれんのだな?」
リサ:「でも、私のほうは何ともありませんでした」 あぁ〜、この時点でうちの教会がヤバイんじゃないかって思い始めますよ!
ティナ:今回、イクスは来てないんだよね?
GM:ええ。 決して、忘れていたわけじゃないですよ(笑)
ティナ:ガーン!! 何かヤバイ事になってそうな気がする… 「他に何かわかっている事は!?」
GM:…そこにですね、人が尋ねて来てこう言います。 「ここにティナという方はいませんか?」
ティナ:「ティナは私だが、何か用か?」
GM:相手はレクスギルドからの連絡員です。 「また例の事件が起こったようです!」
ティナ:「何!? 今度はどこだ?」
GM:「ケルバーだそうです」
レオ:ええー、首都じゃないですか!?
リサ:違う違う、ケルバーは自由都市!
ティナ:かなりごっついなぁ。
GM:「幸い、今回はさほどの被害はなかったようですが……」
ティナ:「それはいつの事だ?」
GM:「連絡が入ったのは、ついさっきの事です。 事件自体は昨晩起こったようですが、今回は新旧両方とも襲われたみたいで、情報がひどく混乱しています……」
一同:うおぉぉ!?
ティナ:「そうか、御苦労だった」
バリス:同時攻撃されたか。 アルカ○ダだったのか(一同笑)
GM:「ティナ殿には、至急ケルバーに向かってもらいたいとの、ギルドマスターからお達しです」
リサ:よろよろ〜と立ち上がりながら、またパタッとコケながらも立ち上がって(笑)
バリス:ちゃんと支えてあげるから!(一同笑)
リサ:「私も…私も、いきます……」
GM:「お、お嬢さん、無理はなさらない方が……」 さすがに衛兵が慌てて止めようとしますけど。
バリス:リサを抱えて、「私が連れて行く」
GM&リサ:おお、さすがアダマス!!
ティナ:「ならば、早速行くとするか!」
さて、ここまで読んでお気付きの方もいらっしゃるでしょうが……ゼフォンとケルバー、同時に襲われてます(笑) 犯人、かなり無茶してます。 いや、殺戮者なら∵神移∵で完全犯罪は可能………それでも無理あるか(笑) 行き当りばったりで話を進めようとした報いですね、トホホ……(泣)