シーン13  鋼の魔獣、再び <ステラ逆位置>

 

GM:レオは今、ケルバーに向かっている途中。

レオ:まだ着いてないんだ。

GM:ではここで、知覚判定をどうぞ!

レオ:(ころころ)6で成功です。

GM:ではレオは殺気を感じる!

レオ:どの辺から!?

GM:今は街道にいるから……近くの茂みから感じるね。

レオ:立ち止まってみよう。

GM:すると、茂みがガサガサと鳴って……狼が十匹ほど現れる。 だが狼といっても、ただの狼じゃない。

レオ:ドーピング狼か(笑)

GM:その通り。 前足が機械化してたり、片目がアイ・オブ・ザ・タイガーのようにサイバー化された狼たちなんだな、これが(一同笑)

バリス:何それ!?

レオ:「何だお前等? 喧嘩でも売りに来たのか!?」

GM:その中でも、特にサイバー化の激しいリーダー格の狼が出てきて、片言の言葉で喋り出す。 「見ツケタゾ…我ラガ主、“きまいら”ノ仇!」

レオ:え? 狼がそう言ってるの!?

ティナ:ああ、あいつらか。 前回のセッションで出て来た、獣人の従えてた狼だな。

レオ:「お前等、もうダメなんじゃないの?」

GM:挑発しとるんかい(笑) 「許サン! 同志タチヨ、カカレー!!」 問答無用でサイバーウルフたちが襲いかかってくるけど……所詮トループなので、そっちからどうぞ。

ティナ:結局、一瞬でやられるのか(笑)

レオ:じゃ、行きますよ。 (ころころ)1出てるんですけど(一同笑)

GM:(ころころ)あぁ、良い目だけどクリティカルには勝てん。

レオ:(いっころ)21点ですが。

GM:全滅だぁ、相変らずスゴイ威力!

レオ:「まだ何か言いたいことはあるか?」

GM……超巨大剣が煙を上げてるよ。

レオ:うお!?

GM:ハッキリ言えば、溶けてるね、剣が。

リサ:罠!? 自爆テロですか!!

GM:真っ二つにされたサイバーウルフ・リーダーが、「ククク…我ラ、タダデハ死ナズ……<のいえ・う゛ぃると>万歳!!」

レオ:頭踏み潰してやる!!

GM:おお、じゃあ台詞を言い終えた直後に、グシャッと頭を踏み潰されたね。 では十面ダイスを一つ振ってもらおうかな。

レオ:(いっころ)2です。

GM:チッ、低い。 じゃあ超巨大剣の攻撃修正を−2、防御修正を−1にしといて。 このアクト中、そのペナルティいがついてるから。

レオ:いやいや、結構減ってますって! どうしよう?

GM:化学反応らしきものはすぐに終わるから、それ以上は溶けない。

レオ:ケルバーに行けば直してくれる人もいるだろうし、そのままケルバーに向かいます。

ティナ:でも、金がないぞ(笑)