シーン25  血の惨劇 <ステラ逆位置>

 

GM:シーンカードがいい感じだー(笑)

リサ:誤った方向に導かれるんですか!?

GM:殺戮者たちを倒したあなたたちは、無事ルフィアンに到着しました。

リサ:「無事でしょうか、皆さんは……?」

GM:では教会に着き、扉を開けると……錆びた鉄のような匂いがします。

レオげっ!?

ゼクト:錆びた鉄……血!?

GM:そうです。

リサ:えーっと……誰が死んでます?

GM:神官数名と、孤児たちも何人かが犠牲になってます。

一同うわぁ………

リサ:∵再生∵できません!?

GM:∵再生∵でも、一人が限界ですよ。 そして、死体の中心部に座り込んでる人影が………

ティナ:イクスか?

GM:正解。 虚脱状態の彼女の右腕は、血に塗れています。

リサ:究極の選択です。 誰を生き返らせましょう?

ティナ:時間も経ってるし、無理じゃないのか?

GM:そうですね……一人か二人なら生きかえらせてもいいですけど。

リサ:泣き崩れますよ………

ティナ:言葉が出ない……

GM「リサさん……皆さん…」とそこに、傷ついたカタリナ司祭が声をかけてきます。

ティナ:ちょっと動揺しながら、「何があったのだ!?」と聞いてみよう。

GM:「突然、鎮魂歌が聞こえてきたかと思うと、悲鳴が聞こえてきまして……そちらに向かうと、イクスが暴れていて……」

ティナ:ガーン……

GM:「何人かで止めようとしたのですが……」

ティナ:傷は大丈夫なの?

GM:カタリナ司祭の傷はひどいけど、命に別状はないです。 「歌が止むと同時に、あの子の動きも止まりまして……」と言って、司祭様は気を失います。

ティナ:がしっと支えよう。

バリス:治療して上げて下さい。

リサ:ひたすら泣き崩れています。 この状態では使い物になりません。

ティナ:応急処置ぐらいなら、私でも出来るだろう。 う〜ん、こりゃ人間的な感情が芽生えてきて、涙をうっすら浮かべてるかも。

GM:それはイクスも同じようです。 血に塗れた自分の腕を見て、かすかに震えています。 涙は出ていません…いや、出したくても出し方を知らないのか………

リサ:「何も…できなかった……」

バリス:「俺たちが遅かったか!」

ティナ:「してやられたな………」