The Second Days
2000.2.20

   

  朝起きると雨だった。橋の下で寝ていたので直接被害はなかったものの寒い。とりあえず、マックに行く。高島屋に向かう人々を眺めながら朝マックをして、この先を考えるが、雨は止まない。10時を過ぎ、「このままいてもしょうがない、えてして、雨具を着込んで走り出した瞬間に雨がやむもんなんだから!」という定説を信じ、出発することにした。

  走り出すと雪に変わった、同時に定説が崩れた。しかも雪に混じってヒョウ交じりというかアラレ交じりなので走っていると顔にあたってじかに痛い、むちゃ痛い。が、楽しい、雪は雪だ。そして246は平地がなくずらりとアップダウンがつながっていた。心臓を直撃する道だった。厳しい状況の中、雪が止み、1時間ほど経ったところで16号との交差点あたりの“CO CO"というコンビニで休憩を入れる。

  再び出発。バイパスが多いアップダウンにもなれ始め一時間ほどで小田急線の愛甲石田駅で一本入れる。駅で100円の缶コーヒーがうれしかった。同じ田舎なら山の見える田舎のほうがいいなぁと思った駅であった。なんかこの駅見たことがあると思うと、ここは以前入っていた登山サークルにおけるOB会で来た渋沢駅に似ていたのだった。ということで今日は渋沢ぐらいまで行きますか?ということになった。そしてこの一本走った雰囲気で「まぁこの程度ならどうにかなるかねぇ」といったのが甘かった。

  出発するといきなりの峠である。休憩してとまっていると寒いのである程度着込んでいたものの、熱い!どうしてなかなかの峠である。日曜のせいか車が多い。やっとのことで峠を登るとまた激しいアップダウンがむりやりきり崩して作ったであろう道に待ち構えていた。とうとう3つくらい峠を越えたところの頂上でやや休憩を取る。3人が休んでいると地元の小学生がらくらくと自転車で峠を越えていく、、そこからユニクロがみえ私はセーターを買い、I氏がフリースのパンツを購入する。

峠&峠。

 ユニクロから小田急渋沢の駅まではすぐの距離だった。とりあえず昨日は風呂に入っていないので、警察に行き銭湯の場所を聞きに行く。かなり適当なおまわりさんで、銭湯の場所やら値段やらを聞いても適当な答えしか返ってこなかった。後でうらむことになる。その時点ではまだ17時くらいで「風呂まで暇だなぁ」ということで駅前で自炊をする。3人ともパスタを作って食べた。食後ゆっくりした後、3kmくらい離れたところにある、さっきおまわりさんから聞いた銭湯につくとがっかりだった。本当の郊外的銭湯で値段が2,000円もした!貧乏旅人としてはかなりのショックだった。風邪気味のK氏は大憤慨だった。コンビニでタウンページを開き銭湯を調べても3件のみで、いずれも遠いところしかなかった。三人は仕方なく駅に戻りミスドで250円のアメリカンコーヒーであったまるしかなかった。コーヒーに持参したウィスキーを注いで・・。

  カップラーメンにビールを飲んでさぁ寝ようという時にどうみても恐いお兄さん二人組みがやってきた。「なんだ、テレビカメラもついてきてると思って話し掛けたんだけどよぉ。まぁ、おまえらがこれからの日本を作ってくんだ。がんばれよ!最近の高校生はだめだからなぁ、いつもいってやってんだけどよぉ」とありがたくも恐ろしいお言葉を頂いて就寝。