The Third Days
2000.2.21

  朝食は駅の蕎麦屋で牛丼セット(牛丼とうどんで500円、ミニじゃないのだ)を食べてデッキにでると富士山とまわりの山がかなりきれいに見えた。K氏も昨日ウィスキーとビールとバファリンをのんでの強行策で復活していた。出発。登山家はデッパツというらしい。

  予想どうり山北町というところのあたりは上りが激しかったがツーリング3日目ともなるとそれなりの筋肉ができあがってくるもの、どうにか登りを堪能できるくらいの力がついてくる。それでもやはりトラックの多さ、道の細さ(しかも事故で片側通行になってて大渋滞だった)で大変だった。が、ここまでくるとなかなかの風光明媚だった。神奈川県から静岡県に突入。途中のドライブインのようなところで休憩を入れる。コンビニは少なかった。

朝。

  246号でそのまま進みたかったが二輪車通行禁止のバイパスになってしまい、県道394で行くことにした。そこからが一時間、御殿場までづーっと登りでひたすら登った。茶畑がある。目の前に富士山がいた。そして御殿場駅の近くの“いかにも”なラーメン屋で昼飯を食う。カツどん、レバニラ炒め、にんにくラーメン・・醍醐味。

  寒いので御殿場の駅で食後のゆっくりをした後、富士山を右手に見ながら南下をした。富士山へ向かって登りつづけただけに、ずっとくだりだった。かなりのスピードを出して走る、気持ちがいい。三島の駅に着くと御殿場とは比べられないほどの暖かさを感じた。そして、日大があるせいか高校生が多い。銭湯を確認した後マックで時間潰しをしたのだが、そこにも元気な高校生がうじゃうじゃいた。若い。無け無しの若さを吸い取られてむちゃむちゃぐったりした三島だった。

  銭湯(たしか桜湯という名)の前でチャリンコを直し(どこか私の自転車が壊れていて走ってて“パキパキ”言い続けていた)、直らず、銭湯では湯船で泳ごうと企んだ子供が番台のおばちゃんに怒られていた。しかし3日ぶりの風呂は気持ちよかった!

  この日は翌日の箱根越えのことを考え、駅で寝て早く起こされて出発するか、国道1号に近いところで寝るかを迷ったあげく、イチコク沿いの公園(サッカー場?)で寝ることに決定。そこからヨーカドーのマークが見えたので8時閉店の店内を買い物上手主婦のように歩きまわってお買い得品を手に入れて公園に戻り自炊をした。

  “なんか寒いなぁ”と思うものの友人らは「むしろ昨日よりあったかいでしょ」という答えが返ってくる。11時頃満点の星空を眺めながら就寝。