カジュラホ編
3月7日。朝4時起きで、カジュラホへと向かうバス停へと向かう。時間までチャイを飲んだ後、立小便をしたら、恐ろしいほどのスズメ大群に襲われ吐き気を催す。バスは6時頃出発。このバスには日本人も数名乗車しており、「オレインド詳しいんだぜぃ」と自慢大会が開催されていた。非常に寒く、本当にデラックスバスなのだろうかと疑ってしまったものの、10時30分カジュラホに到着。
カジュラホ村は、エロティックな模様、というか交合しておる彫刻群で有名な観光地である。そんなこともあり、外国人観光客から金を巻き上げるのが、日常の生活であるこの街の人々は、そろってインチキ日本語を話せた。とりあえずそこらへんにホテルを決めた後、レストランでメシを食い、寺院を見に行く。確かに寺院はエロティックだったが、その寺院の中にある彫刻群の数の多さにびつくり。そしてこの街自体揃ってエロいというか、この街の人々の話はシモネタ100%だった。途中ミッチャンが1人のインド人とぷらぷらどっかへ消えてしまった時、僕とイーシャンは「そんな昼真っから外でだなんて・・」と嘆いたものだ。
3月8日。出発前選曲に悩んだカセットテープを聴く。なかなかいい選曲じゃないか。パソコン&いんちきシーケンスソフトで自作した曲もなかなか素晴らしいじゃないか。
9時30分頃ホテルを出発。バス停まで向かう途中、服が多いバザール(市場)withミニ観覧車を発見。昨晩はカジュラホ村の寺院が集まる繁華街「西群」にしか行っていなかったせいか、なんか外国人観光客慣れしているというか、スレてる感じがしてうんざりしていたが、こうして繁華街以外のところへ来てみると、いい人も多く、それだけでその街&人々を判断しちゃあかんなぁと思ったりする。
プーリー(小麦粉を油で揚げたもの)とチャイで朝メシにした後、バスはジャンシー駅へと走る。窓から外を見ると、小麦?畑が広がっており、人々はそこらへんで水浴びをし、パンツ一丁で歩き回っている。こんなんいい風景だなぁ、これがReal Indiaだろうと思ったが、これは1年後インドを自転車で走り、いやというほどこの風景を見ることになる。
確かジャンシーからバラナシまではウェイティングリスト、つまりキャンセル待ちだった気がするが、ちゃんと席が取れていたようだ。そしてこのとき駅のホームにむちゃくちゃかっわいいインド人がおり、僕は悩殺され、恋に落ちた気がする。