日 記

(2010年11月)


<Welcome from Fukushima - Konno>

◇ 11月最後の日となりました。休暇(夏季休暇の最後のバッターのようですが)を終えて職場に戻る娘を、福島駅に送ってから、大学へ。岩手から青森へ、雪が多くなっているようです。
 午後、専門ゼミですが、12時半頃から集まり、大会議室で、「いも煮会」。味噌味、醤油味、そして最後にカレーうどん。さすがお腹が一杯です。食べると、いつもは静粛な(?)ゼミも、賑やかになります。4年生の就職活動も、そろそろ最終盤。3年次生の就職活動などで、話題が沸騰しています。もっと、ゆったり勉強させたいと思うのですが・・・。男8名、女10名のゼミですが、男3名が風邪等で欠席。静粛な男5名と賑やかな女10名の集まりでしたので、女系ゼミのような感じです。
 お腹が一杯になったところで、4年次生の卒業研究中間報告。就職活動で、スタートが遅れてしまいましたが、これからの集中で、何とか滑り込みセーフで間に合うかなと思っています。最後に4年生だけの集中合宿をしなければならないかなとも、思っています。
 明日の早朝の講義の準備を終えて、遅めの帰宅ですが、運転が、あまりスムーズでありませんでした。夕暮れの運転は、なかなか慣れません。年のせいもあるのかな。明日から12月。師走です。走らないと・・・。(11/30)<0671>


◇ 月曜日ですが、予約していた義母の歯科診療の送迎、娘の住所変更手続の送迎等など、運転手に徹しましたが、行き止まりの路地に入ってしまい、バックで四苦八苦でした。近くでも大きな道以外は、迷うのですから、いかに地域社会に密着していないか自覚させられます。
 午後は、福島県関係の会議に出て、3時頃帰宅。
 約束していた、土湯峠のイオラに娘を連れて行きました。海外旅行の疲れを早く回復してほしいと思ったからです。昨日と今日と、連チャンのイオラ参りです。昨日とは違い、峠は雪が降り出し、積雪。上り二車線のラインが全く見えず、轍を走るしかりません。5時半頃、はじめての車の雪降ろしをして、峠を降りてきましたが、まさに冬道。シフトダウンしながら、恐る恐る下ってきました。1年前の冬道の感覚を、取り戻す必要があります。
 明日は、娘も職場に戻ります。明後日から、また重労働が待っています。焦らないで、頑張って欲しいものです。
 沖縄知事選挙の結果をめぐって、論評が加えられています。両候補とも普天間基地の「県外移転」の公約。スローガンなのか、実現させる目標なのか、きわめて屈折した選挙結果と今後の見通しのような気がします。(11/29)<0653>


◇ 日曜日、家族と一緒に、数度の外出。午前、久し振りの土湯峠のイオラ(マイナスイオン全身浴)へ、妻に同行。回数券の有効期限もありますが、9ヶ月ぶりでしょうか。この間の話を、社長さんといろいろ雑談できました。午前中のイオラは、珍しいのですが、のびのびと湯に浸かり、マイナスイオンを浴びてきました。
 昨年は、昨日がスキー場の開幕、しかし、今年は積雪が全くありません。暖冬です。それでも、今日の土湯峠は、雪混じりの雨が降ってきました。暖かいせいか、福島盆地に綺麗な虹も出ていました。昔のラジオ歌謡を聞きながら、峠を降りてきました。すっきりです。
 昼食後、帰省している娘とともに、ユニクロで買い物。本屋にも寄ってきました。大相撲での白鳳の優勝を見てから、ベトナムの疲れを癒すため、夕食は、山菜料理の「魚菜草」に二人で参りました。日曜日の夕のせいか、客は我々だけ。双方、胃袋が縮小したのか、いつも食べていたコースを残さざるを得ませんでした。朝鮮人参やアスパラなど8種類ほどの天ぷらが決定打だったかなと帰ってきました。
 夜、テレビは、白鳳の連勝ストップから、立ち直り、5場所連続の優勝を決めたドキュメンタリー。最強の横綱としての心身ともの貫禄が出てきました。失敗・敗北の後が、最も重要なのでしょう。なかなかできないことですが。
 注目の沖縄県知事選挙、激戦の中、現職知事が当選確実。誰が担当しようと、沖縄の基地問題の解決は、全国民が解決の方向を打ち出していく歴史的責任はあるのでしょう。東北アジアの緊迫だけに目を奪われることなく、憲法の平和主義の理念を粘り強く貫いていくべきと思います。ちらっと見たジョン・レノンの平和へのメッセージに感動しました。それは人間に対する信頼と思います。(11/28)<0631>


◇ 土曜日、終日、自宅で静養。午前、家族を駅前まで送り、また眼科に送る。土曜日は午前中のみのためか、診察まで1時間半、薬局で30分。合計2時間の診療所滞在。昼ご飯は、遅くなってしまいました。
 渥美清の「泣いてたまるか」のDVDを見て、楽しみました。白黒ですが、寅さんとは違う面白さ。20巻ありますので、暇な時に見ることにしましょう。大相撲は豊の島が、魁皇を破り1敗を堅持。白鳳と豊の島のいずれかの優勝となります。久し振りの平幕優勝も 期待しています。いろいろ不祥事もありましたが、それを克服して、活躍をして欲しいものです。間違い、失敗、不祥事は、ない方がいいのですが、問題は、それを克服していける、多様な敗者復活戦が可能な社会が望まれます。(11/27)<0617>


◇ 午後からの白河での講演があるが、早朝、成田空港に着き、福島に立ち寄る家族を福島駅に迎えに出向きました。大変なこともあったようですが、何とか無事帰ってきて、一安心しました。いろいろ失敗も、人生の重要な糧。
 白河行きの東北道、周りの山々の紅葉もいい。新しくできた白河中央インター(ETC)から出て、1時間余の行程。県内の市町村対抗の駅伝と同じ距離の、ほぼ100キロ。
 講演は、白河地方の国保担当職員の合同研修会で、「社会保障制度の展開」がテーマ。専門家の前で、具体的な話は禁物なので、国保も含めて、それが社会保障制度のなかで、いかなる位置づけかを力点に、大雑把な話になってしまう。どうしても、欲張りというか、絞りきれなかったせいか、後半は駆け足になってしまった。これも、普段の勉強・研究の不足のせい。
 帰りの自動車道もスムーズ。久し振りの家族での夕食となる。週末は、少し休養することにしましょう。(11/26)<0601>


◇ 木曜日、午後からの教養演習と3時からの福島県の会議の日程が入っている。
 出勤時間が遅れてしまったため、いつもの駐車場は満杯で山の駐車場へ。今日は、セーフティネットの諸問題の検討だが、朝日新聞の朝刊を見たら、東京大の社会科学研究所の行った派遣労働者のアンケート結果に対する対談が大きな紙面を割いていたので、これはいい教材と思って、早速プリント、東京大の社研のホームページを探して、調査結果の概要をダウンロード、新聞記事のコピーと調査結果の印刷をして配布。新聞記事は、大見出しが、<「派遣社員は派遣禁止に反対」なのか>、東大調査に現場から異論。派遣ユニオン書記長の関根氏と、調査を担当した佐藤博樹教授へのインタビュー。
 記者の「大学の調査にこれほど反応するのは珍しいのでは。」との問いに、関根氏は「大学の調査は中立的なイメージがあり影響は甚大だ。今国会で改正反対の旗印に使われている。派遣社員にも向き合う調査をしてほしい」と答えている。
 事前配布ができなかった(今朝の新聞ですから)ため、新聞記事と10ページほどの調査結果の概要を、声を出して輪読したが、それぞれ自分の意見を言えるようになってきてうれしい。NHKの討論番組に出しても恥ずかしくはない。1年生の成長は急激だ。どちらかといえば、アンケートの内容、手法に疑問が出ていた。
 急いで県の会議に出て、早めの帰宅。国会中継をカーラジオで聴いていたが、北朝鮮の砲撃の時に、何をしていたかという類で、何か本質がそれているような気もする。問責の種が尽きないが、問責ばかりで、事態が改善するのか、論戦の貧困さを感ずる。
 8年前に退職した図書館職員のWさんから、主宰している図書館研究所の通信を送っていただいた。一貫して、図書館の意義を訴え続け、図書館の充実を訴えてきた。その熱情は、衰えることはない。母君の介護についても書いてあり、何か、同じ戦いの戦友のような気もする。昔、私のホームページに「福島大学の秘蔵」をつくり、図書館の貴重文庫を載せたことを覚えてくれていた。有り難い。
 明日は、白河で、「社会保障制度の展開について」講演をする。ドライブと講演の一日になりそう。(11/25)<0586>


◇ 今朝は、朝一番の講義。2コマ連続の「労働法」です。30人前後ですから、受講生はみな真面目です。
 最近、社会保険労務士試験に合格したという社会人(他大学出身者)もおります。配転・出向、賃金の件について、その法的問題の話をしましたが、質問票では、単身赴任問題等の意見も出されました。
 昼休み、昨夜連絡のあった1年次生とアルバイトの問題について、話し合い。時間が惜しいので、時間の割りに安いアルバイトを辞めたいというが、アルバイト先の選択の問題、また就労に際しての心構えの問題など、今後のためにも、きちんと考えていくよう話しました。
 午後、先日休業で行けなかった眼科に行き、今の遠近両用のメガネ等の処方箋をもらいました。以前より4年経っているので、そろそろでしょうということでした。白内障は、余り進んでいませんが、点眼薬が切れてドライアイ気味のようです。
 大学に戻り、5時半頃から、行政政策学類の執行部と特任教授(予定者を含)との懇談会。美味しいケーキで、顔も緩みます。新しいこの制度について、特に、教務上の課題を中心に話し合いました。我々も、学類の教育の一環を担っていることを自覚し、頑張る必要がありますね。
 北朝鮮の砲撃で、兵士2人とともに、民間人2人の犠牲が判明しました。筋を通しながらも、平和を実現していかなければなりません。夜、ベトナムから元気な声が届きました。クチにあるトンネル(ベトナム戦争の時代に掘られた200キロメートルのトンネル)に感動していたようだ。元気が何より。(11/24)<0565>


◇ 勤労感謝の日。祝日です。朝から雨降りで、スッキリしません。当初、岩手県・前沢の墓参りを計画していましたが雨で中止、土湯峠のマイナスイオン全身浴・イオラも考えていましたが、何と滅多にない休業日。計画が総崩れで、大学研究室に参上と相成りました。11時過ぎてしまいましたが、やるべきことは山のようにありますから。
 ホーチミン滞在中の子どもから携帯メール、昨夜子どもと一緒に食事したというホーチミンで働いている卒業生からのメール。Eメールは大したものです。距離と時間を狭めました。もっと滞在したいと思った頃には、帰りということになるのでしょう。
 夕方のニュースは、韓国軍と北朝鮮軍が砲撃戦を行い、犠牲者も出ています。何とか、冷静に、平和的に処理して欲しいものです。新たな戦争の火種にならないことを祈っています。
 昨日届いた清酒「今朝しぼり」を、女川から今朝届いた、秋刀魚の刺身、生牡蠣を料理に、妻と乾杯。美味しい。
 NHKテレビ・歌謡チャリテーコンサートを見ました。おばあちゃんの思い出だけが多いのは、女性の長生きのお陰。私も、私のお祖父さんに会ったことはありません。私の生まれる前、また直後に亡くなっており、思い出はお祖母ちゃんだけ。そうならば、急いで孫娘との思い出を作っておかないとと焦ります。コンサートでのクミコの「祈り」、涙が滲むのを避けられませんでした。いい歌です。(11/23)<0550>


◇ 日曜日と勤労感謝の日の中日。月曜日です。自家用車(マークX)がリコールの対象になり、ブレーキのシールの交換が必要ですが、予約していました。2時間くらいの予定ですが、自動車会社の前が、治療を受けている眼科なので、そこで診察を受けながら待とうと思っていたら、なんと臨時休業。土曜日から火曜日まで、「学会出張のための休診」。残念。結局、代車を借りて、大学の研究室へ。有効に時間が利用できました。
 午後は、自宅待機。夕方には、喜多方の大和川酒造に頼んでいた、「今朝しぼり」の配達を受けました。本当に今朝しぼって、配送し、夕方には配達されるもの。いつもは晩酌する慣行はありませんが、グラスで一杯だけ、妻と乾杯。そういえば、今日は「いい夫婦の日」。努力目標として頑張りましょう。
 被爆者の声が、朝日コムに掲載されています。じっくり読んでみたいと思います。最近、いいブログも多くなりましたが、池田香代子氏のブログ。法務大臣の失言で、辞任。不況脱却の見通しが確実でないまま、政局は混迷しています。(11/22)<0537>


◇ 日曜日。午前中は、いつもの英語の語学講座の再放送。先週は、風邪気味と称して随分サボったので、再放送ではなく、本放送。大分慣れては来たが、それでも「耳が悪い」。能力不足に打克つ継続的努力の不足が問題。若いときにやるべきだったが、遅いということはないだろう。
 友人の母親(90歳)の葬儀に焼香してきた妻が帰宅してから大学へ。明日は、自動車整備等などで大学に行けないし、火曜日が休日で、水曜日の朝の講義の準備をしておかなければ。レジメや資料の印刷は、早朝では難しい。日曜日の研究棟は、静か過ぎる。何時まで経っても、新たなことは尽きない。
 研究の「当面の課題」の一つとして、「医療労働」の法的分析をしようと思い、判例を集め始めていたが、丁度、医師の宿日直が時間外労働時間とみなして、手当を支給を命じた大阪高裁の判決が先日出た。ホームページに判例の軌跡を掲載。宿日直とともに、宅直(自宅待機)という待機態勢の位置づけに疑問をもっていたが、大阪高裁の第一審・奈良地裁判決は、宅直のほうは、医師仲間の自主的申し合わせであり、病院は無関係という判決には疑問。実態の把握が不十分ではないだろうか? 知らないことが多すぎる。山のように、研究の宝庫が目前にある。
 今朝、ベトナムから電話。元気で何より。いい経験をしてきて欲しい。(11/21)<0523>


◇ 土曜日、月一度の仙台での研究会(東北社会法研究会)。大学に寄って、1時間半ほど作業をして、高速バスで仙台へ。片道1000円(回数券だと900円以下)は、年金生活者には助かる。新幹線料金の半分。
 昼食の時間が取れなかったので、コンビニでおにぎりを購入、急いでキャンパスのベンチで食べ、何とか間に合いました。
 報告は3件、非常勤講師出講契約に関する最高裁判決の評釈、うつ病による欠勤社員の労働関係終了の手続問題、労災補償と労災民事訴訟の3本。4時間近い研究会になりました。いい勉強になりました。
 帰りしな、友人のS君と、仙台駅前で夕食をともにしました。いろいろ近況の雑談、心配なこともありますが、一日一日、充実した生活を送りたいものです。
 帰りの高速バスに乗るときに、1時間程前のベトナム行き出発のメールが入っていました。楽しい旅を!!(11/20)<0514>


◇ 今日は秋晴れのいい天気。どこまでも青い空。吾妻小富士もすっきり、噴気が高く昇り、火山の様相です。
 風邪気味だったので、今日は、ゆっくり自宅静養。朝のうちに病院とデイサービスセンターに行って、事務的手続をしてきました。
 余りにもいい天気なので、吾妻小富士近くの高湯温泉まで、車を飛ばそうと考えて、急遽、タイヤを頼んである知り合いの整備工場に出かけ、冬タイヤに交換してもらいました。ガソリンを満杯にして帰宅しましたが、いろいろ体調も考えて、行き先は平地のあづま運動公園。いい天気の下で、公園をしばし散策。森林浴でしょうか。こんな暖かさはしばらくお休みでしょう。
 散髪に行き、テレビで大相撲を見て、夜は、映画『雷桜』を見に行ってきました。原作を読んで、何か新鮮さを感じたものです。映画が来たら見ようと思っていました。
 しかし、いつも行く「福島フォーラム」では上映しておらず、「ワーナーマイカル」へ。全くはじめてのところのなので、笑い話の連続。
 まずは、立体駐車場の入り口が見つからない。出口ばかりがあり、まさか飛んであがったわけでもないでしょう。聴く人もおらず、ウロウロしばらく。出口から出てくる車の人に聞いて、初めてわかりました。何と裏口・線路沿いでした。ようやく5階の駐車場に着いて、チケット売り場へ。
 前の客がなかなか終わらないのでイライラしていましたが、なんとか間に合ったかなと思って入った会場は、別会場。暫し、予告編かなと思っていたがなかなか始まらない雰囲気。これは?!と思って、職員に聞いたら隣の会場。チケット売り場のお嬢さんが、私の悪い発音で、聴き間違えたか。券を交換してくれて、結局、20分ほど遅れてしまいました。しかし、原作で読んでいるので、全く支障がありません。
 何と、観客は私一人。私が見るまでは、映画は無人で放映していたことになります。見る観客が少ないので、チケット売り場も聞き間違えが起きたのでしょう。私も不注意でしたが、その後2時間、がっちり一人観客で見てきました。もったいない話です。原作とは一味異なり、映像の強さもあり、許されざる身分違いの愛。悲恋ですが、心が洗われます。
 次に「ワーナーマイカル」に行く時は、間違いません。しかし、その機会があるかな。
 9時半前に帰宅。明日、短期間ベトナム行く子どもと電話。安全で、楽しい旅行であって欲しい。私も、行きたいなあ。せめて観光パンフを見ながら楽しむことにしましょう。(11/19)<0504>


◇ 今日は午後からの教養演習ですが、自宅に携帯電話を置き忘れていったので、何か不便で、落ちつかない。
 一年次向けの教養演習も、そろそろ終わりに近づいています。少し難解なテキストだったかなと反省していますが、何とか、最後が見えてきました。終わってから、二人のゼミ生と個別面接。いずれも将来の仕事が悩み。1年次生から、3年半後の就職の問題で頭を悩ませないで、折角の時期だから、関心のある問題に集中して勉強をしてはどうかと話しました。のめり込まないバランス感覚は現実的ですが、少しのめり込むような課題に没頭して欲しいなとも思います。
 大学の先輩で、卒業後お世話になっている守屋さん編著の本を購入しました。守屋克彦編著『日本国憲法と裁判官〜戦後司法の証言とよりよき司法の提言』(日本評論社)です。昨年から今年にかけて、法学館憲法研究所主催で行われた連続講演会で行われた30人の元裁判官による講演に補筆されたもの。まさに「珠玉の証言集」です。歴史を切り開く判決の背景には、こうした憲法に忠実な裁判官の勇気のある努力があったのだと納得します。噛み締めながら読み続けることにしましょう。
 夜、孫娘から、電話。突然、ブツブツ食べたよ。妻が送ったものです。だいぶ、言葉は明瞭ですが、再質問への回答が出てきません。そういえば、議会も、発言通告のない再質問への回答は、大変らしい。孫娘に同情。(11/18)<0488>


◇ 朝8時40分から11時50分までの講義のため、午前7時40分に自宅を出発。寒い朝ですが、道路はスムーズな走り。
 講義は労働法ですが、就業規則の不利益変更問題や、人事評価問題については話しました。38人の受講生ですが、20人ほどの出席でしょうか。いつも質問票に感想など任意で書いてもらっていますが、「日航の整理解雇問題に対する疑問」など、現実の問題に対する新鮮な反応もありました。次回の講義時間に、全員の感想等をプリントして渡していますが、出席しているという存在証明的なものはなく、面白いし、他の受講生の感じ方を知って、いろいろ刺激を受けるのではないかと思っています。
 午後は、おとなしく研究室で来週の白河での講演の準備、そしてインターネットで、労働関係資料(非正規雇用の比較法的研究など)のプリントアウトをしていましたが、力作が多く、焦りも感じますが、勉強する素材が居ながらにして手に入るのはうれしい。研究室と同じ環境を自宅でも続けられるよう、準備をしていきましょう。
 今日は給料日ですが、住民税(昨年の所得による)の引き去りは、ほぼ給料額の半分。支給額の64%減の手取りです。これは退職者が悲鳴をあげている退職後初年度の生活です。来年(7月以降)は少しは、楽になるかな?
 午後からはよく晴れて、周りの構内の木々も紅葉で、気持ちのよい秋の日差しです。(11/17)<0471>


◇ 寒い日です。車だとコートを忘れるのですが、今日はコートを着て車で出勤。
 午後の専門演習ですが、風邪引きさんが多くなりました。この時期になると、来年度の新ゼミ生を迎えるための方策で、いろいろと盛り上がるのですが、いろいろ相談をして、募集しないことにしました。2年連続のゼミなので、最後まで担当できないためです。4年次生ばかりの特殊なゼミになりますが、就職活動と卒業研究を主体にしたゼミとして考えるつもりです。
 最近、休みがちなゼミ生らも来て、久し振りです。大学生とはいえ、しばらく顔を見ていないと心配です。  こういう心配も、あと1年4ヶ月。惜しみなく、学生との学問的交流を深めたいものです。明日の早朝の講義の準備をして、遅めの帰宅です。外は、寒ーい。(11/16)<0454>


◇ 今日は、午前と午後、学外で異分野の講演を聴いて、勉強しました。
 コラッセふくしまで開催された「福島大学協同組合ネットワーク研究所」と「地産地消ふくしまネット」の合同のシンポジウム。『絆で創る!! ふくしまSTYLE』、テーマは「地消地産と協同組合の役割」。この研究所は、プロジェクト研究所として、今年の4月、福島大学の研究者と、福島県農業協同組合中央会、福島県漁業協同組合連合会、福島県森林組合連合会、福島県生活協同組合連合会の協力によって設立しました。今回のシンポジウムは、実質、研究所お披露目の集会になりましたが、県内外各層から約250名の参加者がありました。
 午前の基調講演(北海道大学名誉教授・大田原高昭氏『地産地消と協同組合間協同の実践課題』)と事例報告(北海道大学准教授・坂爪浩史氏『北海道における農協・漁協・森林組合・生協の事業連携』)のみを聴いて、中座したが、安全安心な生活を守るためにも、協同組合間の協力の重要性を痛感したところ。行政に頼るだけでない、市民の協働の力に期待したいもの。プロジェクト研究所は、10を越したが、こうした先導的な大学が果たしていることに、大きな満足感を感じた。
 午後、大学戻り、近くの蓬莱団地の集会に出る。NPOほうらい主催の「少子高齢化社会における地域コミュニティの再構築に向けたセミナー及び懇談会」。厚生労働省老健局総務課長補佐の東内京一氏の「地域包括ケアを念頭に置いた第5期介護保険事業の方向性と安心生活創造事業の展開を中心に」と題しての講演。和光市職員として、この分野で活躍し、現在厚労省に出向中。地域包括支援センターを中心に、地域ケアシステムについて、和光市の実践を踏まえて熱弁。行政依存のみでなく、地域住民のネットワークで課題解決の重要性を訴えていました。
 双方の講演を聴いて、行政・財政の役割の重要性を確認しながらも、市民・住民のネットワークの重要性、そのためにも行政の縦割りではない対応の必要性を教えられました。住民の中にもある、縦割り意識、これは大学も同じかなと同感。
 風が冷たいので、早めの帰宅。白鳳の相撲を見るためですが、なんと連勝はストップ。63連勝で終わりました。稀勢の里に敗れました。がっかりしましたが、一番一番、真剣勝負の厳しさを感じさせられました。また、新しい相撲界のホープの登場でしょうか。NHKニュースの速報で、報じていました。
 10年ほど先輩の奥様がご逝去されたとのメール。お世話になりましたので、突然の訃報で驚くとともに、とても悲しい。ご冥福をお祈りします。(11/15)<0441>


◇ 日曜日、天気予報で、快晴の秋晴れを期待していたのですが、どんより曇ってばかり。
 午前中1時間15分、ラジオの語学番組(英語)の1週間分の再放送。なかなか聞き取りができません。もっと、真剣にやらないと身につかないね。机に向かっては、テレビを見て、なんかダラケタ日曜日です。
 福島市を会場にした東日本女子駅伝。なじみの風景が放映されるので、それが気にかかかります。沿道で応援しているのは高齢者が多いなあと、当たり前のことを確認。昨年7位の福島チームは、6位以内を目指していたが、15位と大幅後退。残念です。
 大相撲も始まりました。観客席の空席が目立ち、盛り上がりにかけている感じ。野球賭博の影響か、日本人力士の少なさか。サッカーやプロ野球と比較すると、市民との距離があるようです。さらに努力が必要なのでしょう。
 ニュースは、横浜でのAPECの会議。全体会議とは別に、中国、アメリカ、ロシアとの首脳会談が焦点。国境問題や基地問題は、事実関係を確認しつつ、粘り強い協議・交渉が必要と思いますが、当面の国内の政争の具にのみなっていて、長期的視野や展望が欠けているような気がします。政府・政党のみならず、もっと国民の広範な議論と合意形成が必要だと思います。大学や研究者の役割・責任も感じつつ。(11/14)<0428>


◇ 土曜日です。昨夜は10時頃、早めに休みました。語学番組も意識的にサボって。(駄目ですね/だから何時まで経っても身につかない)。お陰で4時前に目が覚めてしまい、あとはグズグズして朝を迎えました。まあ、睡眠不足ということではないでしょう。
 原則として、4週間毎(土曜日)に通っている病院へ。いつもの血液検査など、糖尿病恐れの値は、若干改善。2週間前の検査も正常で、安心しました。折角、減った体重が最近復活(?)してきているので、要注意。運動不足解消だね。土曜日午前の病院は、忙しい人々と遭う日。退職した名誉教授のA先生、I先生と遭遇。元気に頑張っています。同窓で県庁の次長さんとも会いました。先日、結婚式に参列させていただいた病院職員からイタリアへの新婚旅行の話を伺いました。ローマの休日・和製ヘップバーンだねと笑いました。帰宅途中、納豆味のおかきを購入。
 午後、福島県文化センターで上映している「アンダンテ〜稲の旋律〜」を観てきました。登校拒否・引きこもり等心の問題と、農業の問題、そして稲田の美しさ(稲の花も)、まさに「混沌とする時代に、心が洗われる映画」です。昨日のコープの理事会でも、TPP問題の報告がありましたが、農業は、心と命の支え。涙を禁じえませんでした。(涙腺が緩くなっているのですが)。アンダンテ、効率性のみを追及する社会への批判。駅に書かれている評語もいい。「急行車も、普通車も、同じ目的地に到着する。」「卵を割らないと、美味しいオムレツは造れない」等など。また、実現できなかった母親の夢を、娘に託すことでのプレッシャーの問題も、普遍性のある問題でした。ロケ地である千葉県横芝光町の田園風景も美しい。
 原作は、旭爪(ひのつめ)あかねの『稲の旋律』(新日本出版社)。宇都宮大学の農学部出身だそうで、農業に対する思い入れは強いのだろう。原作を、まとめて読んでみたい。主演の新妻聖子の演技とともに、最後の独唱「アンダンテ」も素晴らしい。CDは売っているらしいが。久し振りにいい気分で帰宅。(11/13)<0413>


◇ 午後の学外での会議があるので、午前中、大学へ。事務と生協を回っていると、放送大学のKさんと会いました。県内大学のネットワークの会議で来学とのこと。2年上の先輩ですが、真摯に頑張っています。
 午後の会議は、非常勤理事をしているコープふくしまの理事会。順調な経営活動で安心しています。経営上の問題だけでなく、子育て支援の話題など活発に出されました。
 私は、「コープ宅配買取サービス」開始の報告に関心を持ちました。家庭内の不用品の「買取サービス」です。特に、大学教員の退職時の悩みの本の整理に朗報ではないかということです。3年前に退職した先生は、3000万円ほど要した本を売ろうと思ったら30万円。びっくりしていました。売れればまだいいのですが、お金を出してもっていってもらうこともありました。
 不用品(本・CD・DVD・ゲームソフト・貴金属・スポーツ用品・ブランド品など)があったら買い取りセンターに電話をすると宅配業者が無料で集荷。その後の値段の合意をできたら、指定口座に振り込まれるという仕組み。合意ができなければ、無料で宅配便で返却。値段は、それほどではないでしょうが、生協がこうしたサービスに乗り出すのは期待大。
 午前中は、いい天気だったので、家族で紅葉を見に、山にドライブをすればよかったなと思ったが、後で気がつく準備不足。ちょっと残念になるほどのいい天気でした。(11/12)<0395>


◇ 今日は11月11日、介護の日。厚労省は、「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に、「いい日、いい日」にかけた覚えやすく、親しみやすい語呂合わせとしたようです。
 今日は、1年次生の「教養演習」。真面目にやってきましたが、学生から「いも煮会」(秋田県出身者は「なべっこ遠足」といいます)の提案があり、大会議室(教授会が行われる部屋)を借りました。そこだけ、隣にキッチンがあるからです。いつも、美味しそうな臭いが立ち込めていますが、この部屋は、こうした利用にも供されていたようです(新しい文化?だそうです)。今回は、初めて、私のゼミが臭いの発散の元。真面目に勉強している皆さんに申し訳ない。
 生協で、いも煮用に要された具材を購入してきて、あとは煮て調理するだけ。20人のゼミ生ですが、自宅通学者が多いせいか、マメに働く者、出来上がりを待つだけの者(私と同じ)、自分の関心で話しこむ者、いろいろです。1時間ほど待って完成。味噌味と醤油味の二鍋。豚肉は味噌味、牛肉は醤油味。醤油味が少し残りましたが、4杯のお替り者もおり、結果的にスッカラカン。驚くべき胃袋。それにしても、1日1000円以内の食事ができる生協ミールカードのせいか、それとの関係で悩んでいる者も。新しい現象。
 あとは掃除をして退散となりましたが、失敗しました。最後に点検したはずですが、コンロの傍に豆腐の空箱、流しの一つに残滓。次に使用する先生に、掃除してもらう羽目になってしまいました。言葉ではいい、最後の点検はしたつもりでしたが、見えなかったのですね。たまたま他のゼミ生が、鍋を温めに来たために1年生は見落としたか。それにしても、その後に点検したはず。見ていて見えない、私の大欠点(いつも家では指摘されてます)。ゼミの学生にもっと、きちんと指導ができていない、ショック。少し、自信を失いました。そろそろ撤退の頃合いかな?
 デイサービスからの帰りの迎えの番。早めの帰宅。間に合いました。(11/11)<0379>


◇ 水曜日は、8時40分から11時50分までの講義(「労働法」)。朝、7時半過ぎに自宅を出発。8時25分には研究室に着いて、資料の補充のコピーをして、余裕を持って教室へ。採用内定問題等、興味を持ってくれました。やはり、就職問題の深刻さです。授業終了まで5分、もう少しと思って切りのいいところまでと思っていたら何と、警報。そうだ、消防訓練であることを忘れていました。途中だったのですが、止めて避難行動。忘れていたために本当の訓練になったようです。中央広場は、学生・教職員で一杯です。
 午後は、質問票の処理、授業の準備、何通かのメールを出して、夕方。帰宅。
 テレビによれば、尖閣諸島の漁船衝突事故のビデオ流出の捜索をめぐって、You Tubeに流した職員が告白し、ニュースを独占しています。秘密漏洩なのか、国家秘密をめぐる議論が活発になされています。国家間の微妙な問題なのですが、情報の公開の在り方について、冷静な議論が必要でしょう。(11/10)<0366>


◇ 午後の専門演習。3,4年次生の2学年合同、2コマ連続。各自の卒業研究を中心に報告させていますが、いまだ周辺での逡巡が多く、焦点に立ち入ることが欲しいところ。
 来年度の専門演習、そして2年次生への公開演習(選択のため)。ただ、新3年次生を受け入れる演習が対象。私のところは微妙です。特任教授は来年度のみ(有期雇用で2012年3月まで)。4月に受け入れても、1年で終了するため、原則2年の演習では例外的。3年次生がおらず、4年次生のみのゼミは、ゼミとして成り立つか心配しています。他方、4年次生に、他の演習に転籍するのも可哀想。4月には、労働法及び社会保障法を担当する新しい教員も赴任するでしょうから、有機的に連携することも必要でしょう。担当の委員の先生の判断に任せていますが、そろそろ最終コーナーということのラストスパート(?)です。
 4年次生も、就職活動を継続中で、頑張っている学生もいます。公務員は、試験制度を前提にしていますが、民間は雲を掴むような話です。友人には、民間企業の役職もいて、いい学生がいたら紹介して、と云われたこともありましたが、彼らも既に定年後になってしまっているでしょう。日頃のお付き合いが、こんな時には役に立つのかもしれませんが、ご無沙汰ばかりで・・・。藁をも掴みたい気分です。何とか、思いがけない朗報を期待したいのですが。こんなに就職に苦労している学生をみるのは、教師になって初めてです。社会的にも何とかしないと。(11/9)<0353>


◇ 龍谷大学社会学部の「社会福祉の法」の講義の一環として、「福祉労働の実態と福祉労働者の権利」について話をしました。30人ほどの学生で、真面目に聞いてくれましたが、内容は今ひとつ。社会福祉の勉強を開始したばかりですので、もう少し、焦点を絞って、話したほうがよかったと思います。
 大学院生やすでに社会で実践の前戦に立っている方々から、質問もあり、教えられました。一つは、介護労働者の専門性に関わって、キャリアパスが重視されているが、このことの危険性はないか、社会福祉士などを大学で養成する形で責任を持てるのか、さらに障がい者の保護雇用の問題提起もありました。講義では、なかなか組み込めませんが、実践の現場からの貴重な意見として課題をいただいた感じです。
 紅葉の美しい、環境抜群の龍谷大学の瀬田学舎を見せていただいて、瀬田駅まで送っていただきました。1時間ほどの時間的余裕があったので、予定を繰り上げ、米原に行く前に彦根に途中下車。1時間余しかありませんが、何とか彦根城まで歩き、天守閣だけでも思いつつ、写真に納めてきました。国宝四城(姫路城・松本城・犬山城・彦根城)の一つです。しっとりした、美しい城下町。滋賀大学(経済)もあり、一度ゆっくり、泊りがけで散策してみたいと思いました。
 米原から「ひかり」に乗り、東京で各駅停車の「やまびこ」に乗って、自宅に辿り着いたのは午後9時。心に残る、小旅行が終わりました。(11/8)<0337>


◇ 琵琶湖畔・瀬田駅前のホテルに宿泊しています。明日の11時からの講義のために来ました。
 朝、9時47分の新幹線に乗車、東京で乗り換えて、米原まで。米原で乗り換えて琵琶湖線で、「瀬田」まで参りました。米原から50分ほどの各駅停車のローカル線で、日曜日ですが、高校生や買い物客が乗り降りしました。米原ー彦根ー南彦根ー河瀬ー稲枝ー能登川ー安土ー近江八幡ー篠原ー野洲ー守山ー栗東ー草津ー南草津ー瀬田。彦根、安土、近江八幡、草津など、いろいろ歴史上、馴染みのある地名です。明日は、新幹線の発車(米原)の時間調整で、彦根城を観たいと思いますが・・・。草津は、群馬の草津温泉ではありませんが、小学校の頃、学校間のペンフレンドということで、琵琶湖の辺の草津の小学校の生徒と文通したことを、おぼろげながら思い出しました。55年前かな?不確かですが。
 瀬田駅に、以前、会津短大に勤めていたT先生が出迎えてくれました。彼の勤めている大学での単発講義を頼まれました。彼の自家用車で、琵琶湖周辺をドライブしてくれました。瀬田の唐橋、石山寺、大津港、草津の河畔、・・。シャッターチャンスを逃しましたが、真っ赤な太陽が湖畔の山に沈む姿を見ることができました。そして茜空。本当に、心が洗われます。
 瀬田駅前で、T先生と夕食。楽しい語らい。ホテルに戻って、龍馬伝、そして日本シリーズ。昨夜の12時までで15回延長引き分けの翌日。7回で、7対6でロッテが逆転していますが、今夜も、最後までわかりません。充実した一日でした。明日も、いい日でありますように。(11/7)<0325>


◇ いやー、日本シリーズ、午後11時になりますが、延長13回に入ります(日本シリーズは、15回で引き分け)。未だ決まってません。超総力戦の死闘です。2対2、中日もロッテも譲りません。強い理由がわかります。負けそうで負けない。凄いもんです。
 土曜日、明日の旅行に向けて大学研究室で、終日、講義の準備。講義の準備とはいえ、ここ、8年間(副学長+学長)の空白を痛感させられます。10年前ほどの調査資料に基づく自分の論稿後の変化について、追いついていません。関心を持ち続けてはいたのですが、やはり、自ら原稿に書くなどしないと、身になっていません。何が欠落しているのかを知ることは、課題が見えてくること。こうした機会は感謝しなければなりません。講義は、自分の持っているものをぶつけるしかないでしょう。復活の第一歩と思って。
 娘から、青森・黒石の「中野もみじ山」の写真が送られてきました。「癒しをお届け」ということで。素晴らしい紅葉です。私も、実眼で紅葉を見に行きたいものです。会津から柿の宅配便、北海道からカボチャとジャガイモ、そして娘の注文で、栗など、我が家は、秋の味覚の大集合。こちらも秋の味覚の産地ですが、有り難いものです。美味しくいただくことにします。
 明日は、琵琶湖湖畔の茜空を見れるでしょうか。(11/6)<0317>


◇ 土曜日、午後・自宅待機のため、午前中大学の研究室へ。一向に進まない滋賀での講義の準備。気負いすぎかな?1時間半の講義だけど、5時間かけて行くので、肩に力が入りすぎます。2時間ほどですが、少しは進みました。
 ニュースは、尖閣諸島での中国漁船の衝突ビデオが、流出し、インターネットで匿名で配信されたことでもちきりです。予想していた内容で、それほど驚いたわけでもないのですが、情報管理の甘さを露呈したようです。流出の意図、背景はどうなのか、冷静な分析が必要でしょう。
 NHKBS2放映の、南相馬市を会場にした綾小路きみまろ劇場(?)を観て、笑って過ごしてしまいました。明日一日、頑張りましょう。(11/5)<0305>


◇ 今朝の気温は2度8分。寒い朝です。今日の授業は、1年次生向けの「教養演習」ですが、前回に引き続き「公務員バッシング」問題を扱いました。テキストの各章各節を3人づつのグループで分担していくのですが、今日の分担グループを決めていなかったことを気がつきました。21人のゼミ生は、気付いていたはずですが、誰一人としていってくれなかったこと、怪しからんと、文句をいいました(笑い)。結局は、全員で、読み合わせ。度忘れしているなと思ったら、注意する人間関係が必要だ等と、苦し紛れの苦情。こちらには分が悪い。
 21人のチームワークが驚くほどよく、私は幸せですが、全員に、この章の意見を問えば、全員、自分の頭で考えた意見。若い人の成長は早いものと感心した。
 一人、15分程度の個人面接を企画していますが、今日は6人が来ました。公務員志望、地元志向など共通点が多いのですが、真剣に将来の進路を考えています。家族も、友人も、サークルも、私が期待した(?)悩みもなく、ちょっと「でき過ぎ」の感がありますが、素直な性格に驚きます。11月中には全員、個別面接を終えましょう。来週は、ゼミの時間は、「いも煮会」。勉強の疲れの小休止です。
 夜、県内各界の代表的地位で活躍している、母校の同窓生の皆さんと懇親会。大先輩も元気で、私も老け込まないで、あやかりたいものです。(11/4)<0289>


◇ 文化の日、ノーベル賞受賞のお二人も、文化勲章を受けていました。見たこととのある部屋ですが、皇居の松の間でしょうか。今年の1月に、歌会始に出席できたときの記憶です。一度だけの体験で、もうないでしょうが、「ああ、あそこの広間だ」と、思い出しました。
 午後、知人の俳句集の刊行をお祝いする会に参加、夕方は、信夫山の蕎麦屋(角屋)で蕎麦の夕食。5時開店なのに、到着は4時半。休業日かと心配して、店の前から電話。女将さんが店を早めに開けてくれました。申し訳ない。信夫山も寒くなりました。
 『雷桜』(宇江佐真理)を読み終えました。爽快な読後感です。(11/3)<0276>


◇ 火曜日、専門ゼミの日です。就職活動、風邪等で、18人中5人の欠席、過去最高です。3年次生も就職活動に入り、読書の秋というわけにもいきません。従前は、4年次生の就職活動が終わり、3年次生の就職活動は開始せず、一番、勉学にいい時期なのですが、様相は激変しました。
 競争の熾烈さは、決して若い人の能力を伸ばすことにならないのは、大学受験を見れば自明です。就職という目先のことではなく、いかに生きるべきか考えうる大切な時期なのですが・・・・。長い人生でつけが回ってこなければいいのですが。
 閉塞感を打ち破るべき、ゼミ生からいも煮会(秋田出身の学生には「鍋っこ遠足」というと通じます)の提案。以前は、日曜日にせせらぎの水林公園に行って、火をおこし、野菜を洗い、切り、家事能力を発揮するイベントでしたが、いまは様相が変わりました。殆どの材料は、すでに鍋に入れればいい状態で販売しています。
 学内の会場探しで、四苦八苦していますが、楽しい集いになればと期待しています。女子職員に、「先生、痩せたようなので、どんどん、いも煮会で食べてください」と云われ、私の健康管理かなと思っています。悪いところはないのですが、みんなに心配をかけないように、太り気味は必要悪でしょうか。
 日本シリーズ第3戦、ロッテは地元で7対1で中日に勝利。2勝1敗。どちらもファンではありませんが、仙台クリネックス球場で、東北楽天対ロッテ戦を観たせいか、ロッテを応援しているのかも(ロッテも仙台の準フランチャイズだったからかな?)。まあ、どうでもいい話だが。(11/2)<0268>


◇ 11月が始まりました。生憎の小雨ですが、JR福島駅に寄って、今度の日曜日に出かける滋賀県瀬田駅までの切符を購入。知人の講義の一コマを担当します。銀行で旅行などの資金を引き出し、大学へ。
 来年度の講義の分担も始まりました。3年次・4年次の2年連続の専門演習で、新3年次生を受け入れるかどうかの問題です。それは特任教授の任期が2年。最来年の3月は完全撤退の予定なので、1年間しか担当できないからです。新任の先生も、早晩、決まるでしょうから分担が必要です。スムーズに撤退できるよう、身辺の整理も急がなければならないでしょう。
 NHKテレビの鶴瓶の「家族に乾杯」は、宮城の塩竃。孫娘たちが出てこないかと期待していたが、残念。魚市場、すし屋、塩竃神社等など、魅力一杯の街です。
 昨日、温泉に姉を送りながら、お土産に飯坂温泉の「一味庵」の「けし饅頭」をあげました。甘さを抑えた、中高年にも美味しい饅頭です。ホテルでの友人たちとのお茶うけにとバラ売りをあげましたが、大いに気に入って、友人たちも10箱注文、そして朝、また男連中が15箱注文したそうだ。私自身も、元市長との懇談で始めて知ったお饅頭。大宣伝していないために有名でないが、口コミで宝物のように伝播するのが小気味いい。肝腎の我が家のものを買うのを忘れ、妻に残念がられた。私も。サービスでもらった黒糖入りのどらやき(黒糖くろどら)を賞味させてもらったが。まあ、喜んでもらってよかった。(11/1)<0252>




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