春のブルゴーニュ・モルバン国立公園 2019.4.26~4.28
4月26日(金)晴れ Beaune---(車)----Autun---(車)---Chandelier Chambre d'hote 泊
ドイツ南西部、フライブルグに住む友人ご家族と春のブルゴーニュを旅した。彼らとは過去にもう5回も一緒に
旅している。いつもフライブルグの自宅から車で私たちを迎えに来てくれて、フランスの田舎を走り回る。今回は
《春のブルゴーニュ・モルバン国立公園に行こう》と半年前から計画を立てた。
午前11時、前日から滞在していたボーヌのホテルに私たち夫婦を迎えに来てくれた。そしてまず、中世の町、
オータン目指して出発した。
《緑が萌える山に囲まれたオータンの町》
《古代闘技場・コロッセオ、現在も野外劇場として使われている:オータン郊外》
私が食べた《アントレ:かぼちゃスープとメイン:挽肉のパイ包みと温野菜》
家内が食べた《アントレ:半熟卵2つとメイン:ブッフ・ブルギニヨン:絶品(^_-)-☆》
私たち夫婦にとってオータンは3度目の訪問だった。1度目は約30年前の大晦日、大雪の中をバスで訪れた。2度目は
15年程前、街の中心部の安ホテルに泊まって博物館へ行ったり、中世の町並みを満喫した。そして、今回である。ただ、
今回はモルバン国立公園に行く途中で、昼食を取るために立ち寄った。
予定していた人気のレストランが満員で入れず、そこのマダムが紹介してくれた近くのレストランに行った。これが大当たり。
安くて美味しくて最高だった。挽肉のパイ包みと温野菜、思わず《美味しい!》と呟いた。(^_-)-☆
オータンはKさんご家族も2回目。食後、レストランから直ぐ近くの《サン・ラザール大聖堂にだけは行こう》ということで坂道
を下った。大聖堂の入り口、タンパンの《最後の晩餐》はいつ見ても圧巻だった。
《オータン:サン・ラザール大聖堂とタンパン》
午後2時半、私たちは2泊するモルバン国立公園の中のシャンブル・ドットへと向かった。春の陽が射し、若葉の緑
が輝く森の中を車は走る。感嘆。溜息しか出ない程の美しさだった。
《緑輝く森を行く》
《小さな村のシャンブルドット:ここで2泊》
4月27日(土)雨後晴れ モルバン国立公園・ヴェズレイ Chambre d'hote 泊
シャンブルドットのマダムに、《モルバン公園の何処へ行くと良いのか》を尋ねたところ、《是非ヴェズレーに行ってみなさい》
と言われた。《ええ?ヴェズレー?遠くないですか?》《車なら1時間半位で行けますよ》
私たち夫婦にとっては、ヴェズレーには忘れられない苦い思い出があった。20年程前ヴェズレーに行った時、家内が
バスの中にポシェットを忘れてしまった。その中には、現金とアメックスのトラヴェラーズチェック20万円相当とクレジット
カードが入っていた。ヴェズレーの観光案内所に飛び込んでバス会社に連絡して貰ったり、クレジットカードを使えないように
連絡をしてもらったり、はたまた、警察に届けを出したりと大変な思いをした。結果、現金約10万円は戻らず終い、対応が
早かったのでカードは使われなかったし、トラベラーズチェック10万円分はアメックスが補償してくれた。
家内に《ヴェズレー行ってみる?》と聞いてみると、《良いわよ》と。
《森を抜けると》
《ヴェズレーまでの間に、教会、墓やお城があった》
朝シャンブルドットを出て間もなく、ものすごい勢いで雨が降り出し、一時は《どうなるか》心配したが、ヴェズレーに着いた
頃には晴れ間も出てきた。ラッキー!(^_-)-☆
駐車場に車を止め、大聖堂に向かって坂道を登る。《世話になった観光案内所だよ。》と家内に話すと、《そう、お世話に
なったワ。あの時は頭が真っ白になってしまい、町のことは何も覚えていないワ。》 苦い思い出も過去のこと。中世の町並みを
楽しんでいるかのようであった。
《1000年以上も前に建てられた大聖堂:世界遺産》
《ヴェズレイはサンチャゴ巡礼の起点:道が1500km先のサンチャゴ・デ・コンポステーラ目指して延びている》
《町のあちこちに巡礼の標識がある》
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中世の町、ヴェズレーを楽しんだ後、シャンブルドットに戻り、周辺を散策した。
《チャペル・サン・テミリオン》
《若葉の緑が迫ってくる感じ》(^_-)-☆
《牛ものんびり草を食んでいる》
《イラクサのガスパチョ:少しピりッとして美味しい》 《豚肉にフリッツ、グリンピース添え》
4月28日(日)晴れ Chandelier------------Dijon16h58==========(TGV)===========18h37Paris
モルバン国立公園の中の小さな町でも市場をやっていた。周辺の村々から大勢の人が繰り出していた。特に、食料品や衣料品の
店は賑わっている。
《大豆スープ》 《魚のムースと海老、アスパラ添え》 《ウサギのコンフィと温野菜添え、赤ワインソース》
《一路デイジョンへ》 《デイジョン駅:パリへ》
友人ご家族との春のブルゴーニュ、モルバン国立公園への旅。輝く緑の若葉と美味しい料理、中世の古い町並など
満喫した旅であった。