Nゲージ蒸気機関車2012年のメモ>2012.12.30(2012年の蒸機)

2012年に発売された蒸気機関車

2012年の1年間に発売された9mmゲージ蒸気機関車を、それぞれのページから寄せ集めてみました。
※基本的に国内流通の日本型ですが、気まぐれで例外もあります。
他に特別限定品的なものやイベント商品などもあるかもしれません。また同一年内にあった再生産については省いています。
キット・完成品があるものは、基本的にキットを載せています。写真は一部前回ロットのものもあります(同一仕様の場合のみ)。


1月

C62 2 北海道形 KATO
C62 2 北海道形

C62 3 北海道形 KATO
C62 3 北海道形

いずれも前年の再生産です。再生産というより注残の分納みたいな感じかもしれません。
ところで梅小路の2号機が無事に復活して本当によかったですね。早く見に行きたいです。


2月

C56 160 改良品 マイクロエース
C56 160改

今のところ、これがマイクロエース最後の新製品となっています。
品番は新しくなっていますが、実質的にはちょっと味付けを変えた再生産です。

まさかこの年のうちにKATOからC56が出ようとは、この時点では知る由もありません。

C53前期型 20立方米テンダー仕様 ワールド工芸
C53前期型

前からC53が欲しい欲しいと思っていたので、順調にバリエーション展開されて嬉しいです。ただあまり頻繁にあると組み立てが追いつきません。早く組み立てる方法ありませんか?

D51 498 オリエントエクスプレス’88 KATO
D51 OE88

D51 498のバリエーションですが、地味にディテール面が改良されています。
近場に、D51標準形ではなく、こちらを信じられないほど大量に仕入れてしまった店があり、つい先月までほとんど減っていませんでした。


3月

C57 180号機 トミックス
C57 180

135号機、1号機とくればこれ。ドームの形などもきれいでなかなか良いですヨ。このまま現役機に見立てることも十分できます。

三井埠頭5号機 20tCタンク リニューアル ワールド工芸
三井埠頭5号機

下廻り中心にリニューアルされたもの。動力部の組み立て調整は難しいので、うまくいくと嬉しいです。

D51標準形 KATO
D51標準形

待望の標準形が早くも発売されて驚きました。地味に動力部も変更されています。


4月

C59 やえもんデザイン
C59

C61東北タイプ やえもんデザイン
C61東北タイプ

D52 やえもんデザイン
D52

やえもんデザインの新シリーズは、なんと3形式同時に発売されました。個人的には実物にかなりよく似ているキットだと思います。種車との組み合わせに色々工夫が必要です。

南薩鉄道5号機 リニューアル ワールド工芸
写真の大きさがバラバラですみません(寄せ集めなもので)。
南薩鉄道5号機

南薩鉄道5号機もリニューアルされました。動力の構成は三井埠頭5号機と同じです。

汽車会社35t Cタンク ワールド工芸
汽車会社35t Cタンク

こちらは新製品で、先輪・従輪のついた1C1タンクです。ようやく私も一度でうまく走るようになったかもしれません。一体何年かかっているのか…。
これに比べればテンダードライブ蒸機の動力ははるかに簡単です。


5月

大井川鐵道 SL「かわね路」4両セット KATO
かわね路

C11は静かにフェードアウトしていくだろうと勝手に思っていましたので、ここでさらに延命策が与えられるとは思いませんでした。
古い製品であることには変わりないので、体は大切に。


6月

雨宮タイプBタンク トーマモデルワークス
雨宮タイプBタンク

今年はどう考えても小型機の当たり年です。このキットは隅々まで気を配って設計されており、目からうろこの連続でした。
なお、商品としては「標準ロッド」「簡易ロッド」の2種が発売されましたが、標準ロッドは簡易ロッドを兼ねます。


現役時代の国鉄蒸機をご覧になったことがない方は、本物を一度見たかったな、復活機しか見たことがないし…。と残念に思われることがあるかもしれません。
しかし復活機には、現役蒸機の姿を後世に残したいと静態保存されてきた方々や、何とかそれを鉄路に復活させたいと願う方々の、途方もない情熱やご努力が結集しているわけで、 現役時代以上に現役機への想いが凝縮しているように思えます。

私の場合、復活運行機がホームに入ってきた姿から受ける印象は、現役時代のそれと特に変わらないのです。外装の飾られ方や装備は違うかもしれませんが、そんなのは実際に走っている事実に比べれば大した違いではありません。まさにホンモノです(私にとっては、ですヨ)。これが21世紀の現在でも多数見られることに感謝します。


7月

C55 30号機(流改) 北海道タイプ ワールド工芸
C55 30号機

C55の新シリーズでは初の流改形です。年内に再生産もありました。


8月

C51 276 お召仕様(再生産) マイクロエース
C51 276

2007年の製品の再生産。写真は2007年品です。

雨宮タイプBタンク 密閉キャブ トーマモデルワークス
雨宮タイプBタンク 密閉キャブ

6月の雨宮タイプBタンクのバリエーション品です。今回から簡易ロッド商品はなくなりました(簡易ロッド部品は付属)。


9月

C51 247/249号機「燕」仕様 ワールド工芸
C51 247/249

中央に通路がある独特なテンダーが特徴です。水槽車も同時に発売されました。
このへんから組み立てが追い付かなくなり、組み立て終了が年を越してしまいました。

C59 108 お召指定機・改良品(再生産) マイクロエース
C59 108

ややこしいですが2009年の改良品の再生産です。つまり単純な再生産です。
この製品を最後に、マイクロエースの蒸機シリーズは休憩に入ったようです。今まで全力で走ってきましたからね…。少なくとも2013年4月までは蒸機の予定は発表されていません。


10月

D62 やえもんデザイン
D62

C60 やえもんデザイン
C60

C61九州タイプ やえもんデザイン
C61九州型

今回のシリーズはすべて2軸従台車です(C61はもともと2軸)。C60・C61九州タイプの動力には、指定のトミックスC57ではなく、KATOのC62を使用してみました。C60はボイラー内がぎりぎりでした。

宮崎交通コッペル4号機 トーマモデルワークス
宮崎交通コッペル4号機

小型蒸機の3つめです。雨宮タイプBタンクの着せ替えに見えますが、モーターが小型のものに変更されており、ボイラーと煙突・ドームが一体になるなど構造も変化しています。

C56 小海線 KATO
C56 小海線

出たっ!最近は各社のレベル向上が著しいので、何を見ても驚かなくなりつつありますが、この値段にはやはり驚きました。粗利はどのくらいなのでしょう。


11月

C53後期型 川崎車輌製 ワールド工芸
C53後期型 川崎車輌製

今までのC53は前期型でしたが、今度は後期型です。順調にシリーズ展開されています。


12月

B20 1号機 リニューアル ワールド工芸
B20 1号機

今年最後に発売された蒸機製品です。比較的短時間で組み立てられますが、下廻りの難易度は他の同社小型機と変わりません。


昨年に比べると製品の数は少ないですが、それでも27種は少なくとも発売されています。
今年は本当にキットが多かったです。3社から次々に発売されるという恵まれた年でした。その代わり、途中で組み立てペースがコケると、ついていくのが大変です。
完成品ではリアル・ライン製品がなくなり、マイクロエースの新製品も1種だけでした。
トミックスは年1種で地道に進めていますが、今年はKATOがかなり積極的だったように思います。特にD51標準形とC56が出たのは大きかったと思います。

小型蒸機とR150

今年発売された小型機すべてです(おっと、写っていないC11「かわね路」も小型機か…)。中央のキット7種に比べればC56も大きく見えます。
C56の通過半径はR183ですが、写真のように単純な線形と単純な編成ならR150でも走れます。キット7種のうち、1C1の汽車会社35tCタンクのみ、R150は走れませんでした。他は大丈夫です。

来年は何が出てくるのでしょうね。今のところ判明しているのは3つですが、下半期の目玉(もしあれば)はまだ当分わかりません。


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