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C51の高さを下げる

マイクロエースC51

2003.1.19/2004.9.25

マイクロエースのC51のダイキャストブロックを削って、少し車高を下げることにより、ある程度プロポーションを改善することができます。


はじめに

加工前 加工前(住山式)
加工後 加工後(本省式)

加工してみたのは本省式のほうです。加工前の写真がないために、未加工の住山式との比較になってしまいました。申し訳ありません。
高さは概ねスケールとなりましたが、動輪が小さいため、スポークを延長してやや大きく見せています。

ダイキャストブロックの加工/ボディーの加工

今回は約1.5mm車高を下げました。
ダイキャストは、下の写真の赤い矢印の部分を削ります。ボディーと合わせやすいよう、少し多めに削っておきますが、あまりごっそり削り落としてしまうと牽引力が落ちます。

加工箇所

これにより、モーターの最上部の端子がボイラー後端の上部につかえてしまうので、ボイラーの該当する部分を切り取ります。また、シリンダーブロックの上部もボディーが下がる分だけ削っておき、中のウエイトもそのぶん削ります(青い矢印)。
モーターの端子は外に露出するので、黒く塗っておきます。

加工は車輪・ロッド・シリンダーブロック・モーターなどを取り外し、ダイキャストブロックだけの状態にして行いました。
使用したヤスリは金属用の平ヤスリで、長さ25センチほどのものと、10センチほどのものを2本使いました。
万力で固定して削ると楽ですが、ダイキャストブロックを合わせたまま強く万力で固定すると、間に挟まっている絶縁スペーサーを破損する恐れがあるので、左右に分割してスペーサーを外してから削ったほうが安全です。
しっかり固定することができれば、大きくてよく切れるヤスリで中学校の技術科で習ったとおりに(今も習うのでしょうか?)ヤスリがけすれば、みるみる削れていきます。

削ったところ

モーター端子がはみ出しますが、キャブと発電機の間なので、ほとんど影響がないと思います。
気になるようでしたら適当にパイピングを施して隠すか、思い切ってモーターを小型のものに交換する方法もあります。

スポークを長くする

製品のスポーク動輪は、輪心のリムが太くてスポークが短いので、小さい動輪がいっそう小さく見えています。
このままではC51らしさが今ひとつ出ないので、リムを削り取ってスポークを延長します。走り込んでタイヤが磨り減った状態という感じに考えます。

スポーク加工前
加工前
スポーク加工後
加工後

スポークの両側に沿って、内側から外側に向けて縁を切り込み、削り取るだけです。それでスポーク長が0.5mm延長され、直径にして1mm動輪が大きくなったように見え?ます。 近くで見たときの印象は結構変わります。

難しそうに見えるかもしれませんが、デザインナイフの先端でちょっと削るだけなのでそうでもありません。片側3つを行うのに1時間少々で終わります。
バブルラップのプチプチを潰すのが好きな方なら、向いている作業だと思います。
この加工はC53やC54にも効果的です。


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