C51(マイクロエース) 2007年製品

マイクロエースから、2年ぶりにC51のバリエーションが2種発売されました。
前回品のデフなし(266号機)は車両セットだったため、単品のC51としては7年ぶりです。

全体

今回の製品はデフなしが2機で、それぞれ特定用途機としての姿です。前回品のデフなしも並べてみました。

	お召仕様(A6607) ランボード上に手すりが付き、各種の色入れがなされていますが、スタイルは2つ下の前回品「デフなし」と同じものです。
	超特急「燕」牽引機(A6608) こちらには給水温め器がありません。今回の製品2種は、後方の汽笛が金色に塗装されています。前回品までは黒色のままでした。
	参考-266号機(前回品) 前回品で、初のデフなしです。貨物列車セットという変わった組み合わせで発売されたため、機関車だけ欲しい人にはかなり高くついて、まるで抱き合わせ販売のように見えました。
	参考-ワールド工芸 C51 2005年末に発売されたキットです。このキットは大人気で、あっという間に売り切れてしまいました。アリイが発売していなかった「普通のデフ」？だったことも、人気の理由だったのではないかと思います。

少し低い位置から撮ると次のようになります。

	マイクロエース超特急「燕」牽引機今回の発売品です。プロポーションは従来品どおりです。車高が高いため前デッキ下の隙間も目立ちますが、ここだけ下げられても困るので仕方ないのでしょう。
	ワールド工芸こちらはアリイとは逆のコンセプトで、スタイル最優先で設計されています。その分カーブ通過半径や線形の制約を受けるので、ある程度の経験者が対象になっています。

お召仕様つかみ棒や手すりは色の具合で太く見えますが、他と同じだと思います。ライトの横にとても小さい文字で、C51276と印刷されています。部品の立て付けの良し悪しは個体差があります。	超特急「燕」牽引機給水温め機がないため、すっきりしている反面、煙突が細いのが目だってしまうかもしれません。加工ベースとしては便利そうです。
266号機(前回品) 同じデフなしですが、給水温め器付きの姿です。今のところ単品販売されていませんが、過去にセット品のC62 1が単品発売されたケースもあるので、可能性もあるかもしれません。

超特急「燕」牽引機のテンダーです。

煙突は別パーツになっています。三社並べてみました。

マイクロエース	ワールド工芸	キングスホビー

前のワールド工芸製品はデフ付き・給水温め器なし、後ろのマイクロエースはちょうど逆でデフなし・給水温め器付きの仕様です。何となく、お召しには銀色車輪のほうが彩りとして似合っているような気がします。