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8200/C52 その2

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フロント周辺

C52 6 8201
C52 6 8201

C53でもおなじみの下側に付いた煙室扉の手すりや、3シリンダーのため下側が平らになった煙室など、他の制式蒸機にはあまり見られない特異な外観です。
実物の雰囲気が出ているでしょうか(私は実物を見たことがなく、自分で持っているイメージがありません)。
なお、マイクロエースのパシフィック機でフロントにステップがついているのは、このC52とC53だけではないかと思います。

後ろ側から見たC52 6の煙室付近です。配管類が賑やかです。

C52 6 煙室付近を後ろから 全体がよくできているので、レンコン状の先輪が残念です。その後、輪心を裏返すと正常なスポークのモールドが隠れていることが判明しています。

非公式側

8201 非公式側 8201
C52 62 非公式側 C52 6

給水温め器、給水ポンプ、蒸気ドームの形など、両者にはいろいろ違いがあります。
3シリンダー機ではありますが、模型では動輪の左右位相は90度に作られています。量産品ですから仕方ないのでしょう。


製品について

A7601 C52 6 2001年

C52 6 A7601
C52 6

2001年 (拡大写真)

A7602 8200型(8201) 2001年

8201 A7602
8200型(8201)

2001年 (拡大写真)

2001年8月に発売された模型です。
マイクロエースではその前の5月に、何ともユニークな解釈の造形でC58を発売したところでした。

量産品の模型をいくつも発売することを考えると、C52のためにわざわざ動力ユニットを新規製作したりせずに、C51やC53共通のもので間に合わせられても仕方ないだろうと誰でも思うでしょう。
それでも専用のユニットを採用してシルエットを整えてきたので、失礼ながらマイクロエースには意外に真面目なところもあるんだなと思ったものです。

C52とほぼ同時に、今でも評判のいいE10や4110も発売されたので、とうとうマイクロエースも今までの欠点を克服すべく本腰を入れ出したかと思ったのですが、その次のC50では、元のアリイ的スタイルに戻ってしまいました。
要するに、ボイラーが太いか動輪が小さい形式は、9mmゲージのプラ製品でも破綻なく作れるということなのでしょう。


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