Nゲージ蒸気機関車2008年のメモ>2008.9.13(C53 マイクロエース改良品)

C53 マイクロエース改良品(2008年)

C53流線型

2001年に有井製作所(今のマイクロエース)から発売された、C53 45(デフなし)、C53 43 流線型の2種が再生産されました。格好は変わりませんが現在の仕様に合わせて色入れなどのリニューアルがなされています。値段は8600円から9800円へと変わっています(税抜)。

2008.9.13


全体

前回製品と比べてみました。

C53 45 改良品

C53 45 デフなし・改良品
(拡大写真)
2008年の再生産品です。半光沢の塗装になり、各部色入れ、小パーツ形状の変更がなされています(後述)。

C53 45 前回品

C53 45 デフなし(前回品)
(拡大写真)
前回2001年の製品です。流線型とともに、ダイキャストが変質して走れなくなる個体がちらほら出現しましたが、これはメーカーに修理していただきました。

C53 43 改良品

C53 43 流線型・改良品
(拡大写真)
2008年の再生産品です。こちらも同様の変更がなされています。目立ちませんがロッドには黒が入っています。

C53 43 前回品

C53 43 流線型(前回品)
(拡大写真)
前回2001年の製品です。いずれもプラ製品で初のC53でした。カーブ通過時も含めて、下廻りをボディーのカバー内に納めなくてはならないので、車体幅を思い切り広げています。でも、これはなかなか上手なデフォルメではないかと思います。

流線型はずいぶん幅が広くなっていますが、ボディーの分厚いプラ製品において、ちゃんと先台車の可動を確保しながら走るようにしたのは意義があると思います。

前面

C53 45 改良品
デフなし 改良品
ライトが最近のものに変更されました。煙室戸手すりもC53の特徴的なものに変更され、ナンバーも形式入りになりました。ボイラー位置が高いのでちょっと実物の印象とは違います。
C53 45 前回品
デフなし 前回品
首付きライトだった頃の仕様です。手すりは上方2本タイプを製品化していました。
C53 43 改良品
流線型 改良品
流線型の前面は、形式入りナンバーと各種色入れ以外は変更がないようです。なぜか塗料が非常にドバドバ乗っていました。
C53 43 前回品
流線型 前回品

その他各部

C53 45 キャブ周辺 改良品
キャブ周辺・改良品
キャブや配管の色入れのほか、汽笛の根本が太く変更されています。なおランボードは白に見えますが銀です。
C53 45 キャブ周辺 前回品
キャブ周辺・前回品
旧製品の汽笛は非常に脆弱なところで、しばしばへし折れてしまう困り者でした。
C53 43 改良品
流線型非公式側・改良品
前回品にはなかった安全弁がつき、金色で表現されています。
C53 43 前回品
流線型非公式側・前回品
炭水車 改良品
炭水車・改良品
45号機のテンダーです。ナンバーの変更のほか、テールライトと開放テコ等に色入れされました。
炭水車 前回品
炭水車・前回品
流線型塗装面 改良品
流線型塗装面・改良品
今回の流線型の塗装は少しつやが増しています。この個体はリベットなどのディテールが埋まりぎみですが、この辺のさじ加減は難しいのでしょうか。
流線型塗装面 前回品
流線型塗装面・前回品
前回品は今よりもつやが抑えられていました(当時の他の蒸機と同様の仕上げです)。ディテールは結構シャープに出ていました。

各部の状態については個体差があるかもしれませんのでご了承ください。ここでは自分で買って実際に見た個体しか掲載できないのです。逆にたまたま特別に良い個体が写っている可能性もあるかもしれません。あくまでも、このページだけの話にすぎません。

動力ユニット

改良品
C53 45 改良品
前から後ろまで連続したダイキャストブロックとなっています。
前回品
C53 45 前回品
このあとのデフ付きも、同じタイプの動力ユニットが使われました。

2005年のデフ付きでは、動輪が左先行120度となっていましたが、今回は初回品同様、右先行90度になっています。

今回、ボディーが少し前方にずれてはまっているものが時々あるようです。シリンダーブロックと、ランボード上にあるカバーが前後にずれていたら、ボディーを浮かせてはめなおすと直ります。ただ、細かいディテールを壊さないよう、無理はしないでください。

C53デフなし

客車を連結するとこんな感じになってしまうのですが、ダイキャストブロックが連続的な形に変わったので、改造で車高下げを行なうのは大変ですね。こつこつ作業していれば時間が解決するとは思いますが…。


●比較した模型


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