Nゲージ蒸気機関車2010年のメモ>2010.4.21

ワールド工芸C57 4次型のテンダー

ワールド工芸より、C57 4次型九州タイプに続き、同北海道タイプのキットも発売されています。
テンダーの作りが今までと色々変わっています。内張りが後妻と一体になっており、外壁の内側にすっぽり入れて重ねるようになっています。


テンダーのフチ表現

九州タイプのテンダー

こちらは昨年発売された九州タイプです。

テンダー上部についているフチは出っ張っておらず、境目のスジ彫りで表現されています。
実物でもこの程度に見えることはありますが、旧製品ではこうではなかったのと、高価な金属キットでは見ない表現です(私はプラ製品の改造でよくやりますが)。何か素人にはわからない事情があったのだろうと思っていました。

北海道タイプのテンダー

さて、こちらは先日発売された北海道型です。
「あのテンダーのフチは改良されたのかな」と興味を持って真っ先に見てみますと。

「なんじゃこりゃ!」フチそのものが実物と逆の凹表現ではないか。退化した?(注:早とちり)。

しばらく固まってしまい、呆れ半分、怒り半分で箱にしまって寝てしまいました。…いや、それとは関係なく寝るつもりだったんですけど。
「さすがにあれはムリ」「メーカーご乱心」「NOと言う人は誰もいなかったのか?」などと色々考え。

翌日(真相)

翌日、がっかりしたまま仕事に行った私は考えました。
どうもおかしいです。常識的にあんな格好で発売されるはずがありません。
もしかしたら、あの凹みにぴったり合う別パーツのフチが添えられていて、それを重ねるのではないか?

残る希望はそれだけです。帰って箱を開け、もう一度パーツを調べました。
フチのパーツがどこかにないか?

ステンレスパーツ

あった、本当にあった!

ショックのまま変なことを書かなくて良かった…。
  「初めて出会った珍表現」とか、
  「D50以来の衝撃」とか、
  「次はボイラーバンドが凹になる予感」とか(すみません)。

安心したので、また箱にしまいました。←組め(笑)

本当にホッとしました。
一度絶望したので、フチのパーツを見つけたとき気持ちがパーッと晴れました。


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