Nゲージ蒸気機関車>2008年のメモ>2008.9.28(C62 18)
2008.9.28
KATOのC62東海道形の派生商品として、C62 18が発売されました。
従来の東海道形(2019-2)との違いは、デフのつばめマークのほか、煙室扉パーツの形状が変わっていることです。これによりナンバープレート位置が少し下がって表情に変化が出ています。また、煙室扉ハンドルの中心形状と角度も変わっています。煙室扉が別パーツである強みが活かされています。
左が従来の東海道形(2019-2)、右が今回の18号機(2019-1)です。
ナンバープレートは18号機のものが取り付け済みで、他の番号はついていません。
なぜかKATOもマイクロエースもそうなのですが、昨年あたりから蒸機製品すべてのナンバーの金メッキが分厚くなっていて、光の加減によっては文字が読みにくくなっていましたが(表現しにくいのですが)、今回のKATO製品では昔に戻って?読みやすくなりました。
東海道形(2019-2) 従来の東海道形です。ナンバーの側面が黒いのは取り付け前にマジックで塗ったためです。 |
C62 18(2019-1) 今回の製品です。ヘッドマークは東海道形と同じく、つばめ・はとの2つが付属しています。 |
つばめマーク C62 18の下がりつばめマークです。デフに立体モールドされ、ピカピカに飾られています。 |
昔の製品なら18号機が別製品になることはなく、ナンバープレートの位置や煙室戸ハンドル、つばめマークの取り付けなどは、各自の工作の範囲内だったかもしれません。一般に煙室戸ハンドルの形やヘッドライトの形状などは、時代や場所によって変わることがありますから、そのあたりをご自分のお好きな姿にしてみるのも面白いと思います。私はそれほど特定機に入れ込んでいるわけではないのでこのままですが…。
動力ユニットは従来品の2次生産以降と同じで、プリント基板の一部がハンダ付けされて不動対策がなされたものです。動輪の荷重配分には変わりない模様です。ほか、キャブ下の配管の取り付けにちょっとした違いがあったのですが(良いほうに)、個体差かもしれず、まだ判然としません。
●上記のキャブ下の配管ですが、やっぱり変更がありました。前回の東海道形にあった目立つ曲がりが直っているように見えたのですが(下記参照)、実際に型をいじって修正がなされているようで、ご覧頂いた方からご丁寧に分解写真まで頂きました。ありがとうございました。
東海道形初回品 三方コック周辺が前方に引っ張られて斜めになっています。無理に引っ張って直そうとすると破断することがあります。 |
18号機 配管側形状、および車体のポッチ穴が変更されました。少しでも具合の悪かったところを直していくことは大切だと思います。 |
このあと、東海道形初回品も、同じように配管の曲がりを直しておきました。
→C62東海道形の配管修正
●比較した模型について
・KATO 2019-1 C62 18
・KATO 2019-2 C62東海道形