Nゲージ蒸気機関車2008年のメモ>2008.6.7

ワールド工芸 C62 15/16号機 組立手順1

C62 15/16号機 上廻り

2008.6.7/2008.6.22

4月に発売された、ワールド工芸「C62 15/16号機」の、上廻りの組み立て手順の覚え書きです。キットをお持ちでないと書かれていることがわかりませんのでご了承ください。

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組立の様子

キットの説明書には具体的な組み立ての手順までは書かれていないので、私が実際に組み立てた手順を参考までに箇条書きします。たまに役立つ箇所があるかもしれません。

はじめに

キットには、下廻りのフレーム(B板)に寸法のミスがあり、メーカーが補正用部品(Z板)を配布しました。Z板をお持ちでないときは、早めにメーカーに連絡して送ってもらってください。

煙室戸(約1〜2時間)
  1. 説明書2/6から始めます。
  2. プレスされている煙室戸のパーツに、手すり取り付け穴4箇所と、ハンドル中心に0.3mm〜0.4mmドリルで孔開けします。固いのでドリルを折らないように注意してください。
  3. ライト取り付け穴には0.6mmドリルで孔開けします。
    副灯は付属の治具を当てて孔開けしますが、先に開けた手すり取り付け穴のひとつと場所が近いので、つながってしまうかもしれません。うまくいかなければ裏側から開けます。
  4. 煙室戸手すり(I-2)は、端にある目印の四角いタブの模様(へこみ)が外側になるようにして、適当な棒にまきつけて丸めます。4つの足を先に開けた穴に差し込み、裏側からハンダ付けし、その後余分な部分を切り取ります。
  5. 煙室戸ハンドルを取り付けるため、付属の0.2mm真鍮線(50mmの長さで4本入っている)の1本から1センチほど切り取り、ハンドル中心に差して裏からハンダ付けします。
  6. 煙室戸ハンドル(I-5)を真鍮線に差し込み、少し浮かせてハンダ付けします。中心付近に少しフラックスを付けてハンダごての角で少々ハンダを付けます。煙室戸との間にうまく間隔が作れないときは、間に溝を切った厚紙などを挟んでハンダ付けし、あとで紙を取り除きます。
    煙室戸ハンドル取り付け
  7. ライト2個を差し込んでそれぞれ裏からハンダ付けします。副灯の足は根本で斜めに曲げて、穴に差し込んだときにライトがまっすぐ前を向くようにします。
  8. 2枚のボイラー差込ガイド(G-4,G-5)をX字型に組み合わせますが、ボイラー側のデフ取り付け穴をふさがぬよう、実際に当ててみて角度を決めます。その後組み上がった煙室戸の裏側に当てて要所をハンダ付けします。
ランボード(約1.5時間)
  1. ランボード(H-1となっていますがJ-1の誤り)は、ハンダ付け前に曲がりをできるだけ直しますが、折り返しの部分は取れやすいので注意してください。
  2. 上面になる網目模様のついた折り返しを180度山折にして重ね、裏側のタンク取り付け部2箇所を起こします。
    裏返して平らな板の上に置き、ハンダ穴にハンダを流して2枚を止めます。
  3. 平らな台に裏返してランボードを乗せ、左右のランボードが歪みなくまっすぐになるよう修正します。 うまくいかなければ、平らに押さえてハンダごてを当ててハンダを溶かすと、2枚の板がずれて直ります。なお、前方にハンダがはみ出すと、傾斜部を曲げにくくなるので注意します。
    ランボードの歪み修正
  4. 前方傾斜部を曲げて、付属の治具(G-1)で傾きを決めておきます。カプラー開放テコ受けのついている端梁表面は180度上方に山折にしますが、あとで給水温め器箱を取り付けにくくなるので、まだ張り合わせないほうがよいと思います。ただし折り曲げが取れそうなときは、今のうちから裏側にハンダを流して止めておきます(給水温め器ボックスの取り付けは、そのときだけ少しカプラー開放テコ受けを前方に曲げれば何とかなります)。
ボイラーとランボードの組み合わせ(約2時間)
  1. 平らな台の上でボイラー前方の下端をぴったり合わせ、前からハンダごてを差し込んで合わせ目をハンダ付けします(下の絵は素手ですがヤケドにご注意)。
    ボイラー継ぎ目の接合
  2. ボイラーボスを下から差し込み、ボイラー内側から補強板(筋目がたくさん入っている小さな板)を丸みを付けて当てます。これを平らな台の上に置き、前からハンダごてを差し込んでハンダ付けします。
    ボイラーボスは小ギヤ軸と同じ部品で、同じ袋に入っています。合計5個あるので1個を使用します。
  3. 前から見てボイラーがなるべくきれいな円になるように修正し、煙室戸がはまるかどうか確かめます。無理にボイラーを曲げると折り目がついてしまうので十分気をつけます。
  4. ランボードの前側2本のステーの中間にある、短いハンダしろを少し下側に曲げて、ボイラーに密着するようにします。
  5. ボイラー下部の溝をランボードのステーにはめ、まっすぐついていることを確かめてから少量のハンダで固定します。
    1箇所を仮止めし、ボイラーとランボードが平行についていることを確認しながら順番に固定していきます。
  6. 左右のランボードを平らに支えられる台(私はアルミチャンネルを使いました)に乗せ、ランボードをまっすぐに押えながら、4.で曲げたハンダしろをボイラーにハンダ付けします。ランボードが曲がっていれば、台に乗せたまま、ハンダ流し穴に熱を加えてまっすぐにします。
    ボイラーとランボードの接合
  7. 後部ランボードのステーを切り取り、左右のランボードを横から見てずれのないようにまっすぐにします。
  8. ボイラー後部(火室)を後ろから差し込み、ボイラー前部に重ねます。
    ボイラー後部の取り付け
  9. 安全弁の取り付け穴にキリ先・適当なピンやネジなどを差し込んで、重ね合わせたボイラーがずれないようにします。前方・上方・側面からよく見て、ボイラー前後がへの字に曲がっていないか注意します。
  10. 安全弁のすぐ後ろの裏側にある穴に、少量のハンダを流して固定します。その後他のハンダ流し穴にも順次ハンダを流します。1箇所止めるごとによく見て、ボイラー前後がずれないようにします。
  11. 後部のランボードを、ボイラー後部の側面(火室側面)に密着させ、ランボードを支えられる台の上でしっかりハンダ付けして固定します。このとき、ランボード裏側と火室の接合部にフラックスをつけ、マイナスドライバー状に削ったコテ先を合わせ目に当てて、なるべく余分なところにハンダが回らないようにしてしっかりハンダを流します。
  12. ランボード屈曲部(J-7,J-6)を折り曲げ、形をきちんと作ってから裏側のハンダ穴にハンダを流して張り合わせます。両端部は内側の断面にフラックスをつけてハンダで止めます。
  13. 屈曲部の取り付け足2本を真下に曲げ、ランボード取り付け部に差し込み、ぴったり合わせてハンダ付けします。屈曲部には左右があるので注意します。穴が前後に1個ずつ開いているJ-6が公式側(機関車の進行方向に向かって左側)、穴が前部と上部に開いているJ-7が非公式側です。
  14. 屈曲部の取り付け後、慎重に屈曲部の下のブリッジを切り取り、もう一度ランボードをまっすぐにします。最後に公式側の屈曲部の下に、J-6をハンダ付けします。
  15. ボイラー下部に、コンプレッサー・給水ポンプ取り付け座(G-7)を差し込んでハンダ付けします。折り返しの細いほうが給水ポンプ側です。
  16. 火室下部(D-5,D-6)は、赤く塗装後に接着することになっていますが、ここでハンダ付けしてしまい、あとで塗り分けてもよいと思います。
煙室まわり(約40分)
  1. フロント傾斜部の表面パーツ(J-5)を折り曲げて重ね、クリップでずれのないように固定し、裏側からハンダ付けします。
  2. 傾斜部のステップ4個を差し込み裏側から固定します。下側のロスト製のステップはまっすぐ付きにくいので、接着のほうが簡単だと思います。
  3. ボイラー前部の側面ステップ4個(DFI-9)を差し込み裏側からハンダ付けします。コテが入りにくく、表側にハンダが流れやすいので、ここも接着でOKです。
  4. 給水温め器ボックス(J-番号なし)を折り曲げて組み立てます。すべて模様が表になるように考えて曲げ、内側からハンダを流して張り合わせ、箱にします。組み上がったら傾斜部に前方から差し込み、裏側をハンダ付けします。
    カプラー開放テコ受けが邪魔なときは、少し前方に曲げてから給水温め器ボックスを取り付け、その後元に戻します。
  5. 端梁を折り重ねて、裏側からハンダを流し固定します。
  6. カプラー開放テコのステー4本を、それぞれ直角にひねり(説明書参照)、開放テコ(I-12)をはめこんでハンダ付けします。
キャブ本体(約1.5時間)
  1. キャブ内張りのハンダ穴にハンダを流し、表板と固定します。
  2. 側面のバタフライスクリーンは慎重に前側に折り返し、上部を軽くハンダで止めます。ひじ掛けは窓の外側に折り返します。
  3. 妻板(A-2)を折り重ね、断面にフラックスを付けて少量のハンダを流し、張り合わせます。中央の下側に出ている突起はボイラーと組み合わせるときに差し込む取り付け足なので、切り取りません。
  4. 妻板をキャブ本体に組み合わせて内側からハンダ付けします。無理な力を加えると妻板が曲がります。ハンダ付けの際、ヒサシの取り付け穴をハンダでふさがないように注意します。
  5. 屋根に天窓のレール(J-10,J-9)を差し込んで裏側からハンダ付けします。天窓(J-2)は前後の向きを変えることで開・閉どちらかを選べます。
  6. 屋根に信号炎管を差し込んでハンダ付けします。信号炎管は安全弁などと同じ挽物の袋に入っています。
  7. 前方ひさし2個を妻板に差し込みハンダ付けします。下側の旋回窓の穴をハンダでふさがないように注意します。
  8. プロテクタ付き旋回窓(C62-5板)を慎重に折り曲げて組み立てます。丸い旋回部が根本からちぎれると取り付けがやっかいなので、差し込んだ先はハンダで止めておきます。
  9. 旋回窓を前から差し込み、裏側の足をハンダ付けします。
  10. キャブ側面窓のひさし(DFI-10)を差し込んでハンダ付けします。上端が外枠にくっつき、少し下を向いて付くのが理想ですが、うまくいきませんでした。
  11. タブレットキャッチャー(I-32,I-34)の足2本を折り曲げて、キャブ側面に差し込み、裏からハンダ付けします。立体的にエッチングされています。
    上側の固定だけでは、下側を引っ掛けて持ち上がったりするので、ハンダ付けするか接着しておくと安心です。あまり感心する方法ではないかもしれませんが、フラックスを多めに付けて少量のハンダで表から止めると、ハンダが表面に薄く散って目立たなくなります。
キャブとボイラーの合体・調整(約15分)
  1. ボイラー後部にバックプレートをはめ込んでハンダ付けします。
  2. キャブの左右の妻板の傾きがないよう、前後と左右から見て修正します。
  3. キャブ妻板の取り付け足をボイラー上端の穴に差し込み、左右・上・前後から見て曲がりのないようにし、少量のハンダでハンダ付けします。ハンダ付け後もよく見て傾き・曲がりのないよう修正します。
  4. 内側から見ると、火室下部の後部にあるスリット(あとで床板がはまる)から、キャブ妻板の下部が見えます。ここをハンダで固定します。
  5. あとで歪みを発見したときに直しやすいよう、これ以外の部分はハンダ付けしないほうがよいと思います。以上の3箇所で十分しっかり固定されます。
キャブ床板と後部(約2時間)
  1. 前部床板(I-25)を折り曲げ、火室後部のスリットに差し込み、左右の短いピンをキャブ下の溝にはめ合わせます。合わせ目をハンダ付けして固定します。
  2. A-5を折り重ねて断面をハンダ付けし、床板に差し込んでハンダ付けします。表から見えないように車体内側(台枠側)からハンダ付けします。
  3. 後部床板(I-35)を折り曲げます。前方は箇所を折り上げますが、1箇所だけ折り線がありませんのでヤットコでしっかり挟んで曲げるか、折り線を彫ってから曲げます。
    ※曲げないのが正解かもしれませんが、説明書では曲げられており、曲げないとA-5に当たってうまく付きません。
  4. ハシゴを直角に曲げ、折り曲げた内側に少量のハンダを流して補強します。
  5. 後部床板を、取り付け済みの前部床板の穴と、ドア下ののスリットに合わせて取り付け、合わせ目をハンダ付けします。
  6. 自動給炭器(A-4)を曲げて取り付け、下側から足をハンダ付けします。ハンダ付けした足はヤスリで平らにします。
  7. キャブ支持板(A-3)を折り重ねて張り合わせ、後部床板の下に取り付けます。次にI-27とI-28を折り重ねてA-3にハンダ付けします。
  8. ドアの下側の手すり穴がハンダでふさがっていたら、0.3mmドリルで穴あけしておきます。途中でドリルが床板にぶつかるのでそこで止めます。
  9. ドアの手すり(I-15)を差し込んで裏からハンダ付けします。下側の取り付け足は少しカットしないと、根元までまで差し込めないかもしれません。
  10. 後部妻板(A-1)を折り曲げ、ハンダ流し穴にハンダを流して固定します。I-15を折り曲げて取り付け、内側からハンダ付けしておきます。
  11. 屋根の内側にベンチレーターの取り付け足(一番後ろのもの)が出ていたら、後部妻板が干渉して取り付けられないので、あらかじめ削っておきます。
  12. 後部妻板を取り付けてハンダ付けします。
  13. 屋根後端のフチ(I-31)の中央取り付け足を、屋根後端の穴に差し込んでハンダ付けします。そこから両端に向け、屋根のカーブとフィットするように注意してハンダ付けします。
  14. 散水管(I-33)を取り付けてハンダ付けします。
ボイラー上部のパーツ(約1時間)
  1. 煙突スカート・煙突・回転火の粉止座を重ねてボイラーに差し込みます。煙突を下にしてひっくり返し、平らな台の上に置き、ボイラー内側からハンダ付けします。
  2. 回転火の粉止(C62-5板)を折り重ね、輪のあるほうを上にして煙突の上に置いてハンダ付けします。
  3. ドーム前手すりを取り付けます。15号機用がDFI-16、16号機用がDFI-15と、部品番号が号機とちょうど逆なので気をつけてください。
  4. ドームを差し込んでハンダ付けします。ボイラー上には穴が2つありますが後ろの穴を使います。うまく入らないときはヤスリで削って穴を少し広げます。
  5. ATS発電機は、説明書の図ではタービン発電機のすぐ前についていますが、実際はランボード屈曲部の真上にある大きい穴に付きます。差し込んで裏側からハンダ付けします。
  6. タービン発電機取り付け座(DFI-番号なし)を折り曲げてボイラーに差し込み、内側からハンダ付けします。次にタービン発電機を差し込んでハンダ付けします。
ボイラー公式側のパーツ(約1.5時間)
  1. 説明書3/6に進みます。
  2. 0.25mm真鍮線をボイラーのカーブに沿って曲げ、砂撒き管を作ります。上部を少し曲げてドーム横の穴に下から差し込みハンダ付けします。下部はランボードを通して適当な位置まで伸ばし、ボイラー下部にハンダ付けします。
    0.25mm真鍮線は50mmのものが4本入っており、1本で2箇所の砂撒き管を作れます。3箇所作るには少し足りないです。砂撒き管は6本あるので、付属の真鍮線の3本を使ってしまい、残りは1本となります。
  3. コンプレッサー配管(I-板左)をボイラーの形に曲げ、上部はキャブ側を差し込み、下部はランボードにハンダ付けします。上部2箇所をU字型に曲げた配管バンドで固定します。配管バンドを表から通し、裏に出た部分を開いておけば、手を離しても緩みません。
  4. 動力逆転機作用ロッドのステー(DFI-3となっているがDFI-13の誤り)を取り付けます。まっすぐのままボイラー側面に差し込んで裏側からハンダ付けし、その後下側に直角に曲げると取り付けが楽だと思います。
  5. 残った0.25mm真鍮線をランボード屈曲部に貫通させ、取り付けたステーの裏側を通してキャブ妻面に当てます。ランボード屈曲部の内側からハンダ付けして固定します。前側は、動力逆転機の取り付け穴のあたりで切断します。
  6. 両端を1mmほど直角に曲げた0.6mm真鍮線を、ランボードのC穴と前方ステップ下あたりの穴に差し込み、裏からハンダ付けします。このとき注意しないと、せっかくまっすぐにしたランボードが歪んでしまうことがあります。
  7. ロストの動力逆転機をランボードの角穴(A穴)とボイラー側面(B穴)に差し込んでハンダ付けし、逆転機カバーもA穴にかぶせてハンダ付けします。ランボードが曲がらないように注意してください。
  8. 15号機のときは、配管J-3を取り付けます。よく見ると前方に折り線があるので、ここを軽く谷折して一段曲げます。後端はU字型に曲げます。取り付け足をボイラー側面に差し込んで裏からハンダ付けします。
  9. ハンドレール(J-2とあるがI-2の誤り。ただし煙室扉手すりもI-2)を差し込んでハンダ付けします。
  10. 加減弁ロッド(I-36)を途中のクランクのところで山折して重ねます。前方の穴はドームの突起に差し込みますが、うまく入らないときは0.4mm→0.5mmドリルで順次穴を広げます。後端をキャブ妻板に、クランク取り付け足をボイラーに差し込んでハンダ付けします。
ボイラー非公式側のパーツ(約1.5時間)
  1. 給水ポンプの蒸気管J-8を、キャブ妻板のT穴(一番下のやや大きい穴)と、ランボード屈曲部のS穴に差し込み、途中1箇所を配管バンドで止めます。
  2. 通風管(I-板下側)を取り付けます。途中折れ曲がっているところから前側は、取り付け足が水平にボイラーに差し込まれるような感じに曲げます(折線があるので谷折)。後ろ側は2つの配管バンドで止めます。なお、配管バンドは1本を半分に切って使えば十分です。
  3. 汽笛引き棒のステー(DFI-5)を取り付ける穴を開け直します。ドーム後端のすぐ下のボイラーバンドのそばにそれらしい穴がありますが、これは使わず、同じ高さで1本後ろのボイラーバンドのところに0.4mmドリルで穴を開けます。すべって開けにくいので、カッターの先などで小さい十文字を切り、揉むようにしてへこみをつけ(力を入れすぎてボイラーが歪まないように)、そこにドリルを立てます。
  4. 0.2mm洋白線(説明書では真鍮線となっているが誤り)を35mmほどにカットし、先に取り付けたステーに差し込み、後端はキャブ妻板の下から2番目の小さい穴(先に取り付けた給水ポンプ蒸気管の上)に差し込みます。なお、妻板への配管の差し込み位置は、説明書3/6ページの右の図にはいくつか誤りがあります。左上の「キャブ妻板(A-2)配管取付位置」の図が正しいのでそれを参考にしてください。前端は、汽笛の下あたりにハンダ付けして固定します。
  5. タービン発電機排気管のマフラーを山折(三つ折)にして配管に折り重ね、断面にフラックスを塗ってハンダで固定します。前端をボイラーのF穴に固定し、後ろ側はキャブの屋根に載せてハンダ付けします。合わせ目にフラックスを塗り、端から少量のハンダを流すようにします。
  6. ATS発電機配管(J-7)を取り付ける(らしい)穴を開けます。発電機の左上にいかにも穴のような凹みがあるので、そこを0.5mmドリルで貫通させておきます。
  7. J-7の後端をキャブ妻板の上から2番目の穴(先に取り付けた通風管の下の穴)に差し込みます。前端はATS発電機の上にハンダ付けしますが、先に開けた0.5mm穴と配管が重なるように位置を調整して固定します。最後に配管バンドで止めます。
  8. 0.4mm真鍮線を30mmくらいにカットし、先端3mmほどを曲げます。0.4mm線の後端をランボード屈曲部の前の穴に差し、前側は一番前の砂撒き管のひとつ前の大穴に、後ろ側に寄せて固定します。
  9. 0.6mm真鍮線を同じように加工して、0.4mm線の上に重なるような位置に固定します。前側も0.4mm線と同じ穴に差し込みますが、こちらは前側に寄せて固定します。
  10. ロストの逆止弁の前方の配管を曲げなおし、ランボードに逆止弁を差し込んだときに、ランボードの一番前の穴(0.4mm+0.6mm真鍮線を差し込んだ穴の前)にうまくはまるように調整します。その後ハンダ付けします。
  11. ハンドレール(I-2)を差し込んでハンダ付けします。
ランボード公式側下側のパーツ(約1時間)
  1. 説明書2/6に戻り、キャブ下配管を折り曲げます。説明書ではI-8とあるがI-9の誤りです(「キャブの組立」の図では正解)。中間付近の2本の取り付け足の辺りで山折に2つ折りにし、合わせ目などをハンダ付けして止めます。前方の長い配管は、根本を手前に起こして前方に曲げます。下部の突起は手前に180度折り返します。
  2. 分配弁はフタのあるほうを上にして、配管中央の穴に差し込み、裏からハンダ付けします。
  3. 配管後部の2つの突起を、キャブ支持板(A-3)に差し込みます。前方の2本の配管の先は、ランボード裏のF穴とG穴に差し込み、同じ側(ランボード下側、配管の内側)に少しハンダを流して固定します。なお、これら2本の配管の先はランボードの厚さ程度にカットしておきます。
  4. 火室下部にドロダメを差し込んでハンダ付けします。
  5. 説明書の3/6ページに戻り、複式コンプレッサーを取り付け座(G-7)にハンダ付けします。コンプレッサ前側に表現されている配管はカットしておきます。
  6. コンプレッサの蒸気管I-37は、調圧器を手前に折り返し、後端をランボード下のK穴に差し込みハンダ付けします(ここが難しい)。前端は適当な長さにカットして、複式コンプレッサの配管の裏側に重ねてハンダ付けします。
  7. 空気放熱管(I-10)の取り付け部を90度曲げます。後端は折り線に沿って乙状に曲げ、取り付けたときにコンプレッサにうまく当たるようにします。
  8. ランボードがまっすぐになっていることを確かめから、空気放熱板の取り付け部を、ランボード下側の溝にぴったり合わせてハンダ付けします。後端はコンプレッサの裏側に重ねてハンダ付けします。これ以降、ランボードの曲がりを修正するのは難しくなります。
  9. あとはエアタンクですが、ホワイトメタル製で熱に弱いため、工作中にうっかりコテを当てると溶けますから、まだ取り付けず最後にします。
ランボード非公式側下側のパーツ(約1時間)
  1. 配管I-8を折り曲げ、後端はキャブ支持板(A-5)の切り欠きHに差し込んで固定します。短いほうの配管は、A-5の内側にハンダと書かれていますが、私の作例ではA-5はずっと内側にあり、そこには固定できませんでした。代わりにキャブ下の三方コックの表現の裏側にハンダ付けしました。前側は火室側面に沿わせ、裏側から前方に出っ張った部分の合わせ目あたりをハンダ付けして固定します。
  2. 火室下部の穴に、L形に曲げた0.6mm真鍮線を差し込んで固定します。
  3. 0.6mm真鍮線の後部を曲げて給水管を作り、三方コックの裏側と給水ポンプの裏の溝にハンダ付けします。給水管の中間にはチリコシをはめてハンダ付けします。
  4. 小型オイルポンプ箱をランボード下にはめてハンダ付けします。
  5. ランボードがまっすぐであることを確かめてから、空気放熱管I-11を折り曲げて、ランボード裏側の溝に合わせてハンダ付けします。
  6. 前方のオイルポンプ箱カバー、およびオイルポンプ箱をランボード上下にハンダ付けします。
デフの取り付け・車体完成(約2時間)
  1. デフは15号機・16号機のどちらを作るかに応じて、3タイプ付属しているどれかを選びます。
  2. デフ内張りを張り合わせる前に、上部の3箇所の補強リブの出っ張りを、内側に少し曲げておきます(折線がついています)。デフの外板の上部も、折線の位置からヤットコで少し内側に傾けるように曲げます。この傾きはC62の場合ごくわずかなので、曲げすぎないようにご注意ください。曲げすぎるとC62に似なくなると私は思います。
  3. デフ内張りをずれのないように重ね、要所を少量のハンダで固定します。それからデフ上部の取り付けステー2本を内側に直角に曲げます。
  4. 取り付けステーを煙室上部の2つの穴に差し込み、デフ下側の取り付けピン2本(内張りについている)をランボードの端の穴に差し込みます。デフ上部を軽く指で押さえ、前から見て垂直に見えるように保持し、2本のピンを少量のハンダで止めます。あらためて前後・上下・側面から見て、曲がっていたらピンのハンダを溶かして修正します。
  5. デフ傾斜部の一番下を、デッキ先端にハンダ付けします。合わせ目の裏表からフラックスを塗って、前方の合わせ目あたりから少量のハンダを流します。
  6. ボイラー前方からハンダゴテを差し込み、デフ上部のステーを裏からハンダ付けします。これで片側のデフが付いたので、反対側も同じようにします。
  7. 説明書2/6に戻ります。前方ステップ(DFI-11,DFI-12)を折り曲げ、上部の短いピンをランボードの端の小穴に差し込みます。前方に曲げたハンダしろは端梁の裏側に密着させてハンダ付けします。
  8. ダミーカプラーは、付け根を1mmくらいまで短くカットしておきます。次のダミーカプラー取り付け座か、スノープロー取り付け座にエポキシ系接着剤で固定します。ホワイトメタルなので直接ハンダ付けすると溶けてなくなります。
  9. スノープローを取り付けないときは、ダミーカプラー取り付け座(Z-3)を折り曲げ、M1.2×4mmネジ(他のネジよりも細めで長いナベネジ)で固定しますが、あらかじめ車体側の穴に1.2mmタップを立てて、ネジを切っておきます。
  10. スノープローを取り付けるときは、スノープロー(D-7)と取り付け座(D-8)をハンダ付けして組み立てます。これが位置決めしにくくて結構難しいです。また、取り付け座の前方には、ダミーカプラーを取り付ける穴が開いていないので、そのままではカプラーを付けられません。自分で四角い穴をあけるか、カプラーの根本を完全に切り取ってベタ付けすることになると思います。私はスノープローは付けませんでした。
  11. 説明書3/6に進んでエアタンクを取り付けます。公式側は短タイプ、非公式側は長タイプになります。裏側のピンをニッパーで切り取り(平らにしなくてもよい)、その切り跡がランボードの取り付け座の穴に入るくらいで十分です。これもホワイトメタルなので接着剤で固定します。
  12. 煙室戸を取り付けます。継ぎ目を消すにはハンダ付けのほうがよいのですが、この作業手順では継ぎ目消しがやりにくいので、私はエポキシ系接着剤で取り付け、継ぎ目はそのままにしました。
  13. 煙室戸の下にシンダー除けを取り付けます。15号機用はJ-15、16号機用はJ-16です。こちらはドーム前手すりと違い、号機と部品番号が一致しています(偶然かもしれませんが)。
  14. ランボード下、キャブ床板、火室内側などにはみ出たハンダや長すぎる取り付け足を削り取ってきれいにしておきます。その後水洗いしておきます。

以上で機関部上廻りは完成です。


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