Nゲージ蒸気機関車2007年のメモ>2007.4.14(D51標準型 2007年製品)

D51標準型(KATO) 2007年製品

KATOのD51標準型が現在の仕様に合わせて再生産されました。大きさはKATOの蒸機標準の約1/140です。基本の格好がよいのでちょっとした改造を施しても映えます。色々計画されている方もいらっしゃると思います。


全体

KATOの蒸機はアリイのように特定ナンバーを標榜したものは少なく、メーカーが一般的とみなした姿で製品化されています。あとは好みに応じて改造を施していくという使われ方がされていますが、もちろんそのまま使っても結構です。

KATO 2007年製品 2007年製品
外見的には、従来よりも黒く見える新黒色塗装(わたくし命名)・黒色車輪・新型先輪という、最近の3点セット仕様になっています。ほかは従来品とまったく同じで、付属しているナンバーも同じです。
(拡大写真)
KATO 前回品 1997年製品
前回製品までは若干つや消し気味ですが、差はわずかなので混用しても特に違和感はありません。一番大きい形の違いは先輪です。
アリイ 495号機(改良品) 参考-アリイ498号機(改良品)
アリイの蒸機は長さのみ1/150などとよく書いていますが、D51に関しては長さも長く、機関部はKATOに迫る長さで、高さはKATOと同じかそれ以上です。テンダーは短いです。

昨年発売されたC58では、テンダー台車もボディーに合わせた黒色仕様になっていましたが、今回のD51ではグレーっぽいプラの質感が残る旧色のままです(台車はC58と同型です)。 動輪輪心もそうです。車体との質感の差を意図的に表現しているのかもしれません(以前のカタログにもそんな記載がありました)。

フロント周辺

フロント 2007年製品
今回品
いつも公式側からなので、非公式側にしてみました。先輪は前回品に比べて格段に良くなっていますね。
フロント 1997年製品
前回品
前回品は思い切りハイフランジなので、今回品よりもシビアな線路状況に耐えると思います。レイアウトによっては使い道があるでしょう。

ライトは点灯しません。現在の復活機のファンの方には物足りないかもしれないのですが、現役の国鉄時代をイメージするならこれでOKだと思います。 模型は凹面に銀が塗られているだけですが、これが実車の非点灯時(普通の状態)に結構似ていて、簡単な割に優れた方法だと思います。
先輪のフランジは、前の月に発売されたC11と同様です。以前のハイフランジよりは低いですが、2006年の一連のローフランジ製品よりは高くなっています。誠にめまぐるしい変遷です。

テンダー上部の謎

テンダー 2007年製品
今回品
なぜか、給水蓋周辺に細かいブツブツがたくさんあります。今回は改造用に2両買ったのですが、両方ともこうで、しかもブツブツの配置が同じようなのです。 つまり塗装の失敗ではなくて、金型の傷みや汚れなのでしょうか…皆さんのはどうでしたか。
テンダー 1997年製品
前回品
前回品までは、こんなブツブツはありません。

貨物列車の先頭で

D51貨物列車

D51は貨物用の機関車ですが、スタイルが整っているので、旅客列車を引かせても様になります。KATOのオハ35系はよく似合いますが、498号機などをイメージして12系などを引かせてもぴったりです。

なお、写真の集煙装置もどきは、あまったプラ板のくずを切って作ったもので、とても簡単にできます。ワム80000は、裾を切り詰めて車高を下げてあります。


●比較した模型について

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