Nゲージ蒸気機関車>2017年のメモ>2017.2.11(DD16)
2017.2.11
2001年、マイクロエースからこの機関車が発売されたときには、Nゲージでよくこんな小さな機関車が作れたなぁと驚きました。
その前からもっと小さい機関車もあったのですが、DE10を見慣れていたために、実際以上に小さく見えたものです。
今はもう、どんな機関車がどこから発売されても、驚いていられないほどになりましたね。KATOからも2014年に発売されています。
私の手持ちのものはマイクロエースの初回の300番台と、KATOの0番台です。プロトタイプが違うほか、模型化された時期も大きく違います。
マイクロエース DD16 303
(拡大写真)
2001年4月、21世紀初年度の発売です。ラッセルヘッドも同時発売されました。
KATO DD16
(拡大写真)
2014年3月の発売です。すでにDD51、DE10、DD13のリニューアルが終わっていました。
※この時点のDD13は初期型のみ
なお300番台はKATOからも発売されています。
反対から撮ってみました。
マイクロエース DD16 303
(拡大写真)
KATO DD16
(拡大写真)
実験的にKATOの一方のカプラーをナックルカプラーに、もう一方をマグネ・マティックカプラーにしています。
マイクロエース 1エンド (拡大写真) |
KATO 1エンド (拡大写真) |
マイクロエース 2エンド (拡大写真) |
KATO 2エンド (拡大写真) |
端梁はKATOがグレーの別パーツ、マイクロエースが塗装表現となっています。
ボンネットの高さは両者で異なりますが、幅は同じぐらいです。マイクロエースのほうがライトの左右間隔が若干広いので、太めに見るかもしれません。
ライトの深さも両者で異なるため、表情がだいぶ異なります。
マイクロエース DD16 303
KATO DD16
マイクロエース 1エンド なんと鎖がリング状に抜けています(だいぶ巨大ではあります)。カプラー解放テコも付いています。 |
KATO 1エンド 端梁にクリアーのテールライトレンズが別ハメされています。手すり類は一段と細いです。 |
マイクロエース 2エンド デッキのステップ側面に白が入ってアクセントになっています。 キャブ内は薄いグリーンです。 |
KATO 2エンド キャブ妻面の縦長の窓の下にある小窓にもHゴム表現があります。 キャブ内はグレーです。 |
全体にマイクロエースは各部の凹凸表現が強めで、そのエッジは丸い感じです。KATOは逆で、極力薄く細くといった表現です。
キャブの妻板の形状や窓の大きさ・位置には両者に結構な違いがあります。モールド表現されているディテールも、一方が多くて一方が少ないとは一概にいえません。
マイクロエース DD16 303
KATO DD16
マイクロエースのランボード上面はグレー塗装の平面、KATOは黒で滑り止めのモールド表現がなされています。
マイクロエースは前方のアンテナがライト消灯スイッチとなっており、付属のつまみを差し込んで回すことで消灯可能です。
マイクロエース |
KATO |
走りのほうは、現在においては新しいだけあってKATOが安定している感じです。
マイクロエースも小型でありながら当時そこそこの走りでしたが、不調をきたして分解掃除をすることは何度かありました。
実物で想定された用途も大体同じかと思いますが、C12形式蒸気機関車とほぼ同じ大きさです。
そう、もうC12のプラ製品も存在するのですよね。いい時代ですね。全然DD16のまとめではありませんけど…。