Nゲージ蒸気機関車>2008年のメモ>2008.1.23(かつては元気でした)
形あるものはいつか壊れますし、出会ったもの同士はいつか必ず別れます。しかし、今回は早かったわこりゃ。
2008.1.23
マイクロエースより、C53 43とC53 45の改良再生産が予告されました。
それで思い出したのは、かつてC53の車高下げを行なったときに、初回製品のダイキャストがぼろぼろ崩れてきた症状です。他の個体は大丈夫かと思い、しばらくぶりに引っ張り出してみました。
だめでした。時すでに遅し…。手持ちの3両のダイキャストはすべて微妙に変形し、動輪の軸箱ががっちり噛みこんで、ほとんど動かない状態になっていました。
分解してダイキャスト表面を見ると、無残にもご覧のとおりです。
表面が水ぶくれのようにボコボコになっています。この症状が始まると、かなりの確率で破綻が来ます。 ちなみに、私はKATOの蒸機がこのようになったものを1度も見たことがありません。…マイクロエースでも他に見たことはありません。C53で3両も見るというのはどうも妙な気がします。何となく製造時のトラブルを疑わせますが、自分の手持ちのものしかわかりませんので何の根拠もありません。もし全般的にこうなら大変なことで、メーカーから何かアナウンスがあったに違いないでしょうから、たぶん全体的には何ともなかったのでしょう…か? |
重症化したものは分解しなくてもある程度はわかります。動輪に指をかけて前後に動かしてみます。正常ならカタカタとアソビがありますが、変形が進んでいると動かないか、ほとんどアソビがなくなっています。ただ、アソビが残っていても、パワーパックの出力をかなり上げないと動き出さないようなら、もう始まっている可能性があります。
補足 これを掲載してから1日の間に、少なからぬ情報をいただきまして、同じ症状を経験している方がたくさんいらっしゃいました。また、メーカーに相談したところ、無料で修理(交換)してもらえたという方もいらっしゃいました。特に耐久性については保証されていない製品ですが、壊れるにはちょっと早い気もしますので、もし症状の出ている方はメーカーに相談してみると良いかもしれません。いずれにしても個人で直せるものではありませんので。
※C53流線型は、シリンダー下部の長いネジで動力とボディーを共締めしているので、ネジを外さないと分離できません。無理に引っ張って壊さないようにご注意ください。
気になるのは同じ時期に出荷された他の製品です。C53は2001年12月の発売です。この直後の発売を見ますと、
などがあります。最近走らせてないぞ…。
恐る恐るチェックしてみますと、
すでに怪しいです(笑)。
線路と屋根が平行になっていなかったり、床下が妙に膨れて垂れ下がっていたり。 |
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ダイキャストが激しく外側に変形していて、一部には白く亀裂が入っています。 |
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プラ製のカバーも波打っています。 |
私よりあとに生まれた新幹線(実物もそうですが)が、私より先に逝ってしまいました。
これ、木箱入りセットなんですが、これを木箱で保存してもしょうがないです(そのまま棺桶)。とほほ、大窓の新幹線好きなんですが…。