Nゲージ蒸気機関車2007年のメモ>2007.7.10(DF200)

DF200

DF200

ごく限られた地域を走っているディーゼル機関車で、旅客列車の先頭に立つこともありませんが、この10年の間にKATOから4タイプも発売されています。始めの2タイプはたった3年で品番まで変わっているという熱心さです。ただし、それほど外観が変わっているわけでもないので、ごく簡単に並べてみました。


全体

7005 DF200

7005 DF200(1998年) 拡大写真
最初に発売されたもので、JRFロゴは赤紫、赤色スカートです。ナンバーは1・2・3・4です。レッドベアになる前の赤紫ロゴの製品はこれしかないのに、すかさず絶版になってしまい、10年経たずしてカタログから落ちてしまいました。

7007 DF200

7007 DF200(2001年) 拡大写真
品番が変わり、白ロゴ・レッドベアロゴ・灰色スカートになりました。ナンバーは5・6・7・8ですが、2001当時はその組み合わせで良かったんでしたっけ。

7007-1 DF200

7007-1 DF200(2007年) 拡大写真
0番台の赤色スカートで、ナンバーは転写シールとなり1・4・7・12がついています。

7007-2 DF200

7007-2 DF200 50(2007年) 拡大写真
50番台の灰色スカートで、ナンバーは53・58・61・102です。

今回の0番台と50番台の違いは、ナンバーとスカートの色だけです。昔の製品ならわざわざ製品は分けずナンバーは両者混在、スカートを塗り分けて楽しんだことでしょうね。
ホイッスルに加え前面手すり・開放てこが別パーツとなり、カプラーはナックルカプラーとなりました。機関車までアーノルドカプラーを捨てるとは(付属はしていますが)、模型の楽しまれ方もずいぶん変わってきたのですね。

ボディ側面の赤と灰色の塗り分けは、ここに載せたものでは2番目の2001年品が一番しっかりしています。今回の2種はちょっと甘い感じですが、まあ不鮮明というほどのものでもありません。

なお、これらのDF200は、現在に至るまで同じフランジ高の銀色車輪です。

前方から

過去に3回発売されたDF200は、すべてライトの色が違います。

7005
7005(1998年)
黄色〜オレンジ色の、いかにもパイロット・ランプという感じのLED色です。あまり好きではありませんが、90年代はこうした製品がいくつも発売されました。
7007
7007(2001年)
明るい白色LEDに変更されました。
7007-1
7007-1(2007年)
薄い黄色に変更されました。電球色LED+黄緑といった感じの色です。若干の不自然さはありますが、最初の2種が極端なので、それに比べれば悪くはないと思います。

LEDとプリズム

7005 内部
7005(1998年)
黄色LEDを透明なプリズムで導光しています。プリント基板のパターンの関係で、分解組立のときにモーターの端子と基板の重ね方を間違えると、基板の抵抗器が短絡して、LEDに通常よりも大きな電流が流れる可能性があるので、注意が必要です。
7007 内部
7007(2001年)
LEDが白色になっただけで、あとは同じです。プリズムに色を塗ればどんな色でも自由自在なので、ある意味最強かもしれません。
7007-1 内部
7007-1(2007年)
基板が変更され、青の矢印のあたりにチップLEDがハンダ付けされています。プリズムは薄い黄色になり、それがチップLEDの手前まで伸びています。基板パターンは昔と違うので、モーター端子の接触を間違えたとしても、LED破損の心配は少なそうです。

蒸気機関車に比べると車体がずっしり重いため、過減速も滑らかで、フライホイールの過走も十分です。一応、蒸気機関車でも同社の9600などにはフライホイールが入っているのですが、とても同じ効果はありません。


●比較した模型について


「Nゲージ蒸気機関車」トップページへ