Nゲージ蒸気機関車>2008年のメモ>2008.4.12(Nゲージの動輪モニュメント)
KATOの機関区施設セットを買うと、動輪のモニュメントや百葉箱といった粋なアクセサリーも入っています。しかし、これだけ欲しいときにはちょっと高いですし入手難です。しかし、動輪のモニュメント程度なら、廃物利用やちょっとした自作で作ることができます。
2008.4.12
KATOのは、台座の上に動輪を1輪のみ立てかけたものですが、ここではよく見る動輪1対を短いレールに置いたタイプの動輪モニュメントにしてみました。
手元に使えそうな動輪があれば、台座を作って載せるだけなので、かなり簡単に作れます。
プラモデルとなると、現在ではむしろ珍しくてもったいない感じもします。 |
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何もないときや、アクセサリに車輪を使ってしまうのはもったいないときは、プラ板や厚紙などでそれらしいものを作ります。 これは1.2mmプラ板を切り抜いて動輪を作り、0.3mmプラ板でフランジやバランスウェイトなどを付けて穴を開けただけです。車軸はプラ棒を使っています。中心が合ってませんね。 これはD51の動輪ということで、直径9.3mmです。いきなりカッターで丸く切るのは難しいので、まず外接する正方形で切り取りました。次に4つの角をナイフで落として8角形にし、同様に繰り返して丸くしていきました。最後に気持ちだけヤスリで整えてあります。 |
台座には地面から少し高くなったものや、ほとんど地面と同じ高さのものなどがあります。ここで作ったのは前者です。 1.0mmプラ板を3mm幅に切り、1辺15mmの枠を作ります。本当は奥行きはもう少しあったほうがよいようです。角の部分は突き合わせになるので斜めに削って接着します。 地面と同じ高さのものは、プラ板で四角形を1枚切り抜くだけで台座になるので簡単です。 |
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台座の上に、それより心持ち大きい四角形のプラ板を貼り、その上にレールを取り付けます。 レールは固定式線路やフレキシブル線路の切れ端、もしくはプラモデルの線路があればそれを使うと簡単です。ただ、枕木3本程度のものなので、ここでは0.5mmプラ板を切って枕木とレールを作りました。レールはエ字型に作ったわけではなくただの帯ですが、Pカッターで1本横筋を入れてあります。 実物にはレールがないものや、実際に砂利が撒かれているものなど各種あります。また、好きなように作ってみるのもよいと思います。なにしろモニュメントですから。 |
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好きな色を塗ります。どうせ車輪を載せて見えなくなるだろうと、上面が塗りむらだらけなのがなんともズボラです。 飾りのレールは光沢の黒で塗りました。動輪はつや消し黒で塗り、タイヤの部分には息を殺して面相筆で銀を塗りました。 |
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乾いたら動輪を接着します。余っているナンバープレートを台座の上や側面に接着すると格好がつきます。 このほか、薄いプラ板を5mm角程度に切って、台座上の手前の右側か左側に接着し、案内板のように見立てるのも面白いです。遠くからでは文字は見えないので、無理に書きこまず、白のままにしておいたほうが実感が出ると思います。でも実物の写真やプリンタを活用する方法もありますね。 |
駅の前、詰所の横など好きなところに置きます。 動輪モニュメントは鉄道とあまり関係なさそうな公園や学校に置かれていることもあり、神出鬼没です。 |
上の写真の柵、ただ邪魔なだけの配置になっていますね。
建物と違い、アクセサリはちょっとした工夫や工作で作れるものも多いので、日曜日などの時間つぶしにアクセサリ工作はもってこいです。