Nゲージ蒸気機関車2011年のメモ>2011.11.9

ED17の組み立て(ワールド工芸・Zゲージ)

ED17

2011.11.9

春先に発売された、6.5mmゲージの電気機関車キットを組み立ててみました。
9mmゲージに比べると部品が細かいですが、普段の蒸気機関車に比べて部品が少ないので、手軽にできたような気がします。

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私が組み立てた結果ですので、配線など組み立て説明書とは違っている部分があります。

キットの様子

キットの様子

プレス曲げ済みの車体・モニターとエッチング板数枚、それに各種ギヤなどの部品がセットされています。

蒸気機関車キットと比べて最も違うのは、金色の真鍮板がないこと。全部洋白板のようです。また車体を構成する部品は9mmゲージよりも薄いようです。

ボディー

裏板張り合わせ

プレス曲げされている内張りをぴったり重ねて、ハンダ穴にハンダを流して張り合わせました。
小さい穴が妻板ギリギリについている箇所もあるので、先の細いハンダごてを使ったほうがよいようです。

妻板張り合わせ

車体を四角に固定してから、妻板を重ねて固定しました。屋根のプレスのRといまいち合わない部分もありましたが、構わず付けてしまいました。

屋根周辺のパーツ

ランボードのパーツ1-3の足を折り曲げて屋根に差し込み、裏からハンダ付けしました。
また側面ドアの上部に、ひさし1-6を差し込んで固定しました。

ホイッスルは長さ約1.5mmと小さいものです。付属の0.4mm真鍮線を曲げて簡易的に作ることになっています。

モニター

モニターに前後の妻板を固定してから、屋根に取り付けました。

動力ユニット取り付け座

動力ユニットの取り付け座1-5に、1.4Mタップを立ててから、車体内側に落とし込んで固定しました。
若干幅が広めだったので、無理せずヤスリで少々削り合わせました。

ライト

真鍮挽物のヘッドライト・テールライトを固定しました。
ヘッドライトは位置決めがちょっと難しかったです。蒸機キットでもそうですが、私はこういう取り付け足のないライトの取り付けが苦手です。

パンタグラフ

パンタグラフは好きな形に曲げて固定します。
塗り分けの必要もあるので、車体の塗装後に差し込み、裏からゴム系接着剤で固定することにしました。

動力ユニット(1)

動力ユニットは2モーター構成です。ちょうど、パワートラックを2組使った構造になっています。
他のキットとの共用部品が多いのか、多少加工してから使用する部品があります。

モーターボックスの組み合わせ

モーターボックス1-2を折り曲げ、片側の台車枠1-1を差し込んで固定しました。ハンダ面はあとで平らにヤスっておきます。

図で1'-1のように書いているのは、1-1という同じ番号の別部品があるためです。付属のエッチング板には「1板」が2種あり、番号が重複しています(部品の形でわかるので間違えることはありません)。

台車枠、端梁の取り付け

前方に端梁1-3を、側面に台車枠1-6を取り付けました。上面には真鍮挽物のボルスターを固定しました。

カプラーは板を曲げただけの一見テキトーっぽいものですが、他に類例はあります。一応他社Zゲージのアーノルドカプラーと手動連結はできます。

絶縁側台車枠

絶縁側(R側)の台車枠を折り曲げて組み立てました。
あとで絶縁ワッシャをはさんでモーター側の台車枠とネジ留めします。1-5板もあとでネジ留めするときに一緒に挟むだけでよいと思いますが、あまり部品がバラバラと多くなるのもいやなので、ハンダ付けして一体にしてしまいました。

一方の動力ユニットを組み立てたら、2板の部品でもう一方も同様に組み立てました。2つの動力ユニットはまったく同じものではなく、鏡像反転のようになっています。

塗装

塗装準備

これで塗装前の組み立ては全部終わったので、点検のうえ洗浄・乾燥させました。

電気的な接触が必要な、車輪の軸穴とモーターボックスの接点、上部のボルスター部はマスキングしておきました。

塗装終了

マッハのメタル用シールプライマーで薄く下塗りし、ぶどう色と黒で塗装しました。
車体裾のフレームはぶどう色のままにするか、黒を入れるか迷いましたが、小さい模型なのでアクセントを付けようと思い、マスキングして黒を入れました。

パンタグラフも同じ理由で、座のみ黒を筆塗りし、他は無塗装の銀色にしておきました。

ほとんどの据え置きパソコン用モニターでは、この写真は模型の原寸(全長約54mm)よりも大きく表示されていると思います。
老眼なので見えにくい部分はありますが、ストレスになるので見えないところは見ないで進めてしまいます。それなりにできます。実は今より見えていたときでも、特にうまくできていた覚えがありません。


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