2011.11.9
春先に発売された、6.5mmゲージの電気機関車キットを組み立ててみました。
9mmゲージに比べると部品が細かいですが、普段の蒸気機関車に比べて部品が少ないので、手軽にできたような気がします。
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私が組み立てた結果ですので、配線など組み立て説明書とは違っている部分があります。
プレス曲げ済みの車体・モニターとエッチング板数枚、それに各種ギヤなどの部品がセットされています。 蒸気機関車キットと比べて最も違うのは、金色の真鍮板がないこと。全部洋白板のようです。また車体を構成する部品は9mmゲージよりも薄いようです。 |
プレス曲げされている内張りをぴったり重ねて、ハンダ穴にハンダを流して張り合わせました。 |
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車体を四角に固定してから、妻板を重ねて固定しました。屋根のプレスのRといまいち合わない部分もありましたが、構わず付けてしまいました。 |
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ランボードのパーツ1-3の足を折り曲げて屋根に差し込み、裏からハンダ付けしました。 |
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モニターに前後の妻板を固定してから、屋根に取り付けました。 |
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動力ユニットの取り付け座1-5に、1.4Mタップを立ててから、車体内側に落とし込んで固定しました。 |
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真鍮挽物のヘッドライト・テールライトを固定しました。 |
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パンタグラフは好きな形に曲げて固定します。 |
動力ユニットは2モーター構成です。ちょうど、パワートラックを2組使った構造になっています。
他のキットとの共用部品が多いのか、多少加工してから使用する部品があります。
モーターボックス1-2を折り曲げ、片側の台車枠1-1を差し込んで固定しました。ハンダ面はあとで平らにヤスっておきます。 図で1'-1のように書いているのは、1-1という同じ番号の別部品があるためです。付属のエッチング板には「1板」が2種あり、番号が重複しています(部品の形でわかるので間違えることはありません)。 |
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前方に端梁1-3を、側面に台車枠1-6を取り付けました。上面には真鍮挽物のボルスターを固定しました。 カプラーは板を曲げただけの一見テキトーっぽいものですが、他に類例はあります。一応他社Zゲージのアーノルドカプラーと手動連結はできます。 |
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絶縁側(R側)の台車枠を折り曲げて組み立てました。 |
一方の動力ユニットを組み立てたら、2板の部品でもう一方も同様に組み立てました。2つの動力ユニットはまったく同じものではなく、鏡像反転のようになっています。
これで塗装前の組み立ては全部終わったので、点検のうえ洗浄・乾燥させました。 電気的な接触が必要な、車輪の軸穴とモーターボックスの接点、上部のボルスター部はマスキングしておきました。 |
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マッハのメタル用シールプライマーで薄く下塗りし、ぶどう色と黒で塗装しました。 パンタグラフも同じ理由で、座のみ黒を筆塗りし、他は無塗装の銀色にしておきました。 ほとんどの据え置きパソコン用モニターでは、この写真は模型の原寸(全長約54mm)よりも大きく表示されていると思います。 |
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