Nゲージ蒸気機関車>2012年のメモ>2012.12.20(ED76)
ED76はすでに各番台が3社から発売されていますが、0番台後期型の2社を並べてみました。
2012.12.20
だらだら書いているだけですので、何か悲惨な勘違いなどありましたらお知らせいただけると幸いです。
近接撮影で歪みが出ているところがありますがご容赦ください。
A社(拡大写真) |
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B社(拡大写真) |
並べて比べてみればの話ですが、A社は抑えめの表現、B社は派手めの表現に見えます。
ライトの光り方もA社は光量少なめ、B社はまばゆいです。
ただB社は黒色車輪のため、足回りに関してはちょっと抑えめです。
A社 |
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B社 |
A社は動力台車のウォームホイールが台車中心付近、B社は台車前端付近にある様子がシルエットからもわかります。
なお写真のA社のカプラーは付属のものではありません。B社もトリップピン取り付けの加工をしてあります。
A社 |
B社 |
前面窓のHゴムは、A社は一般的なガラス側表現なのに対し、B社はボディー側のモールドです。
B社は正面窓の中央ピラーの細さを表現したかったものと思います(そのためピラー両側に透明パーツの裏側形状が少し見えます)。
両社ともカプラー解放テコは取り付け済みです。テールライト両脇の手すりはA社はユーザー取り付け、B社は取り付け済みとなっています。
A社 無線アンテナはユーザーが穴を開けて取り付ける方式です。中央または右寄りに穴を開けられる冶具が付属しています。 |
B社 ナンバープレートはニッパーなしでランナーからもぎ取ることができ、指先で隙間なくパチンとはめられます。 |
A社には「はやぶさ」「さくら」「あさかぜ」「富士」のヘッドマークが、B社には「はやぶさ」「富士」のヘッドマークが付属しています。
A社は両面テープ式で、テープも付属しています。B社はマグネット式なのでそのまま車体に吸着させます。
両社を向き合わせると次のようになります。
B社のほうが少し低いようですが、サスペンション機構が入っているため、押さえ方によって姿勢が少し変わります。
交流機は屋根上の配管表現が楽しいですね。
A社 |
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B社 |
A社は碍子と配管が軟質プラで一体表現されています。昔からの見慣れた表現です。
B社は最近の同社の流行?で、緑色の碍子に金属線をはめ込んで配管を表現しています。碍子は組み立てがしやすいよう、屋根の下で巧妙に要所がつながっています。
B社の碍子の色ですが、形式によって白とグリス表現の緑を変えてくることがあり、また同形式でも色が変わったり別色のパーツが別売されたり…と、色々悩ましいようです。
A社 真空遮断機はその台座と一体の別パーツです。SGダクトと整風板はない姿です。 |
B社 真空遮断機の台座は屋根と一体です。ダクトと整風板は付いています。 |
手前のピントが甘くてすみません。絞りの選択を誤りました。
A社 | |
B社 |
A社は銀車輪、B社は黒色車輪です。
台車形状の違いは私のボキャブラリーではうまく書けませんが、細々と差異のある表現で面白いです。
ひっくり返して中間台車付近を見たところです。
A社 中国製を示すCHINAの刻印と、TOMIXの刻印。 |
B社 こちらはKATOの刻印と、MADE IN JAPANの刻印。 |
というわけでA社=トミックス、B社=KATOです。
A社 シンプルな外見の動力ユニットです。側面窓から見える部分はグレーに塗られています。 ライトユニットはボディー側にあります。 |
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B社 チップLEDの基板が上部にあります。側面窓から見える部分には黒いプラ製のパーツが設置されています。 |
両社のボディー底面はほぼ同じ外寸ですが、動力部やボディ内側の構造が違うため、そのまますげ替えることはできません。 |
●比較した模型
・トミックス 2172 国鉄ED76形電気機関車(後期型)
・KATO 3013-1 ED76 0 後期形