Nゲージ蒸気機関車>2014年のメモ>2014.1.19(EF57)
EF57は運用末期の1977年頃にちょっとしたブームとなったため、エンドウ、KATO、学研から製品が次々と発売されました。
その後も各社製品が追加されていますが、ここではプラ製品のみ並べました。
2014.1.19
近接撮影で歪みが出ているところがありますがご容赦ください。
古いことを忘れかけている部分がありますので、間違い・補足等ありましたらお知らせいただけますとありがたいです。
プロトタイプの違いと、KATO新旧の比べやすさから、学研→マイクロエース→KATO旧→KATO新の順に並べています。
KATO旧は、避雷器などの別パーツ化が行われた後期のものです。
写真左側が2エンドになっています。
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最初に市場に揃ったのはKATO旧・エンドウ・学研の3製品でした。
KATOは控えめなモールドに長めの車体、エンドウはあっさりした金属ボディ、学研が彫りの深いモールドというものでした。
当時、トミックスブランドの立ち上げ直後だったトミックスは、EF57ブームに乗らず、製品は発売されていません。
前後に張り出したパンタグラフが格好良くて(…かどうかは人それぞれと思いますが)大好きです。
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学研 | マイクロエース | KATO旧 | KATO新 |
学研 | マイクロエース |
KATO旧 | KATO新 |
特に各社の違いがあるのは、窓より上部の屋根形状と深さでしょうか。
ライトはすべて点灯式で、KATOの新製品のみLED式です。
学研 ナンバープレートはシール式です。ヘッドマークシール(はと・つばめ)と、その台座も付いていました。 |
マイクロエース ライトレンズはちょっと奥のほうにあります。 |
KATO旧 |
KATO新 |
学研製品は、はめこみガラスが小さいので、窓が小さく見えるようです。
デッキの手すりは、旧製品の頃からDD13やタキ3000などで作り慣れていたKATOが最も安定していました。実際に模型を手にしてみると、各社ともそれぞれの車体ディテールの感じに合っていると思います。
学研 |
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マイクロエース(上越タイプ) デッキは車体に比べてちょっと長めのようです。 |
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KATO旧 手すりのついたデッキ上面は、左右に2分割されたパーツになっており、中央につなぎ目が走っています。 |
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KATO新 旧製品で大変細かかったエアフィルターのピッチは、若干調整されています。デッキは左右一体式に改められました。 ランボードのリベット類はなくなり、避雷器の配管モールドなどが新たに追加されています。 |
学研 |
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マイクロエース |
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KATO旧 |
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KATO新 |
学研 | |
マイクロエース | |
KATO旧 | |
KATO新 |
エアータンクはKATO旧のみ台車側ですが、他はすべて車体側に付いています。
KATO旧とマイクロエースは、主台枠が先台車の部分で分断しており、首を振るようになっています。
学研とKATO新は実物どおり一体の台枠で、先台車のみ首を振る方式です。
学研の先輪は側面にタイヤ表現の何もない平面ですが、当時はトミックスの香港製品にもこういうものがたくさんありました。
学研 先台車上面の板バネによって、先台車を密着させる方式です。 |
マイクロエース 先台車はKATO旧と同じく自重式です。 |
KATO旧 初代製品からダイカストの重みで密着する自重式でした。 |
KATO新 先台車中央上部のコイルスプリングで密着させています。 |
動輪のゴムタイヤは、学研とKATO新が第一動輪に、KATO旧とマイクロエースが第二動輪に付いています。
マイクロエース、KATO新旧の動力装置です。
マイクロエース 運転席背面の緑色はビビッドな感じです。 |
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KATO旧 ダイキャストブロックの一部に、コンデンサー設置用のくぼみが残っています。 |
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KATO新 |
KATOの新製品は大変軽く感じますが、実際軽く、台所の電子スケールで量ったところでは次のとおりでした。
KATO旧製品の登場時は若干の違いがありました。大差はありません。
カプラーが電磁解放式でした。車輪にプラの輪心パーツはありませんでした(金属一体ですがタイヤ表現はありました)。 |
信号炎管、避雷器は一体モールドでした。 |
●掲載した模型