Nゲージ蒸気機関車>2007年のメモ>2007.10.18(EF65 1000)
トミックスから、EF65 1000(下関運転所)が発売されました。EF65 1000としては、手元にKATOの新旧製品とトミックスの旧製品があるので、また並べてみました。
1970年代の後半にブルートレインブームというものがあり、EF65や24系客車はNゲージ各社、プラ模型メーカー各社からたくさん発売されていました。KATOの旧製品はその頃からのものです。
KATO EF65 1000(旧製品・311) これを買ったのは発売後何年か経ってからなのですが、なぜか「レオコンテナー」が5両オマケで付いてきました。 |
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KATO EF65 1000(3035-1) 現行のラインナップである、2000年発売の下枠交差型パンタです。このあとの前期型(3019-5)より、前面手すりが別パーツ化されました。大型フライホイールでとても滑らかに走りますが、20年以上前に発売された上の旧製品と同じく、全長は長いものです。 |
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トミックス EF65 1100(2101) |
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トミックス EF65 1000 下関運転所(2169) 中間と両端の台車の色が違いますが、これは初期出荷のミスで、交換部品の配布が案内されました。 |
KATO(3035-1) |
KATO(3019-5) こちらは2004年発売の前期型で、この頃から前面手すりが別パーツになりました。 |
トミックス(旧・2101) 各パーツの精度は現在の製品には及びませんが、屋根上やモニター窓のHゴムなども当初より塗り分けされていて、見た目に楽しい模型でした。 |
トミックス(新・2169) 全体に細く、シャープな出来になって精悍な顔つきです。パンタはグレーのプラ製です。小さいので線が太く見えますが、実物の下枠の感じを出したかったのだと思います。 |
トミックス(旧) |
トミックス(新) |
KATO(3035-1) |
トミックスの新製品は、側面の明かり取りやモニター窓のガラスがツライチにはめ込まれているあたりにも精密感を感じます。何というかすごいですね、最近の製品は…。それでいて値段は、旧製品がそれぞれ発売された頃と、感覚的に変わらないんですから大したものです。
なお、KATOは旧製品より、ツララ切りにワイパーの通る穴が空いているのがチャームポイントでした。
電気機関車の台車については、私はまったくわかりません。
トミックス(旧) |
トミックス(新) |
KATO(3019-5) |
トミックスの旧製品(2101)は、金型が傷んでしまったのか、手持ちのものは表面がかなり荒れていました。
トミックス(旧) これは1997年に買ったもの。表面に全体にわたって細かいブツブツがあります。ただ、この1両しか知りませんので全部そうかはわかりません。 |
トミックス(新) 鏡のように滑らかです。 |
トミックス(旧) 見かけより軽い動力です。中央に挟まっているモーターが横から見えます。前後のライト基板は電球式で、前方ライトのみ点灯させるためのダイオードと、コンデンサが取り付けられています。 |
KATO(現) 最近のKATOのEF65はボディーが外れにくいです。前後にライトのLEDが伸び、その根本に大型のフライホイールが見えます。運転台はシースルーになっています。 |
トミックス(新) 今回のものです。運転台はシースルーで、ライトは上面両端近くの四角い穴の中にチップ型LEDが入っています。 |
ここではトミックスのカプラーをマグネ・マティックカプラーに交換しています。KATOから発売されているNo.2001のショートシャンクタイプを使い、付属のネジで上からねじ込んで止めます。カプラーの下には1.2mm厚プラバンに穴を空けてはさんであります。下から飛び出したネジはニッパーで切り取ります。スカートやステップなどのパーツを切ったり削ったりする必要はまったくありません。 いつもまずこうした加工をしないと手持ちの車両と連結できないので、なぜ自分はカプラーを標準のアーノルドから交換してしまったんだろうと深く後悔しています。 |
あとは正しい色の台車が届くのを待って交換するだけですが、慣れてしまって次第にどうでもよくなってきました。
(おわり)
●比較した模型について