Nゲージ蒸気機関車2007年のメモ>2007.7.16(お召列車1号編成のパーツ取り付け)

お召列車1号編成のパーツ取り付け

KATOのお召し列車1号編成が6年ぶりに再生産されました。今回の品は前回の品とまったく同じもので、塗装も含めて個体差以上の違いはないように見えます(※)。
前回取り付けの難しかった、供奉車340号の無線アンテナもまったく同じパーツになっています。

※この間にKATOのお召し機関車のラインナップが増えているため、印刷物の表記には少々の違いがあります。

2007.7.16


供奉車340号 アンテナの取り付け

アンテナのパーツはたいへん繊細で、取り付け足も弱いものですが、天井の取り付け穴が少々きついので、無理に差し込むとパーツをへし折ってしまいます。

取り付け失敗例 上からアンテナをつまんで力を入れると、付け根から曲がってしまったり、足が穴に入っていかずに横に倒れて、アンテナがぐにゃぐにゃに曲がってしまうという失敗です。
この写真は画像編集によるニセモノですが、悪くすると本当にこんなふうになってしまいます。
取り付け成功例 0.6mmドリルをお持ちの方は、ピンバイスを使って先に取り付け穴を広げておくことをお勧めします。もとの穴は0.5mmくらいですからほんの少しの差ですが、その差が大きいのです。
ピンセットで足を1本ずつ横からはさんで、まっすぐに少し穴に差し込みます。全部の穴に入ったら、また1本ずつ少し深く差し込み、何回かに分けてすべてを差し込みます。
穴がゆるくてもパーツを壊すことはありませんが、穴がきついと壊しますから、無理をしないのがよいと思います。

穴を広げようとドリルの先で屋根を引っ掻いたりして、新たな問題を作らないようにご注意を…。


お召列車(新)1号編成は、マイクロエースからも発売されています。せっかくなので供奉車(ぐぶしゃ)を2両だけ比べてみました。

供奉車340号

先ほどの車両です。マイクロエースとKATOでは車両の塗装も少し違います。どちらの解釈が正しいのかわかりません。塗装は御料車・供奉車の区別なく、編成全体が同じ色に塗られています。

マイクロエース 供奉車340号 マイクロエース(2000年初回発売)
屋根上のアンテナは取り付け済みですが、KATOに比べてかなり単純な造形です。車体表記はマイクロエースは白、KATOは金色です。
KATO 供奉車340号 KATO(2001年初回発売)
いつも一体成型で各部を作るKATOですが、珍しく別パーツが多用されています。初回発売時は、トミックスのHGに相当する製品なのかなと思いました。

供奉車330号

屋根上にテレビアンテナのある特徴ある車両です。

マイクロエース 供奉車330号

マイクロエース
各種アンテナは屋根と一体成型で表現されており、両端のテレビアンテナには色差しがなされています。

マイクロエースの旧客は、トミックス製TNカプラーが取り付けられる関係で、乗降口ドアが引っ込んでおらず、ほとんど側板とツライチになっています。これは同社のオハ61系なども同じです。

KATO 供奉車330号 KATO
各種の色分けのほか、アンテナの取り付け座が塗り分けもされていて、メリハリがきいています。

横方向からです。近接撮影で写真が歪んでいますがご容赦ください。同じ車両ですが、両社でずいぶん雰囲気が違います。

マイクロエース 供奉車330号 マイクロエース
KATO 供奉車330号 KATO
ディテールを別パーツで表現したからといって実物に似るとは限りませんが、この車両に関しては成功しているようです。

マイクロエースの初回発売は車輪の転がりが悪く、ほぼ同時に発売された8620お召し牽引機ではスリップしてしまうことがありました。その後台車が改良されたのか、半年ほどで一度再生産されています。


発売されたばかりのDD51 842や、EF58 60・61等で牽引してももちろん良いですが、蒸気機関車のお召し牽引機も各種発売されていますから、時代が少しくらい違っていても、走らせてみるのは楽しいものです。

ワールド工芸 C51

この時期のマイクロエース製品をKATO製品と比べるのはちょっと酷な面がありますが、もちろん今の同社ならもっと上手に作れると思います。
なお、今回のKATO製品で、供奉車461号のカプラーがひとつ、天地逆さまに取り付けられているというヘンなミスに当たりました。ジャンパが上を向いていたので最初、何事かと思いました…。こんな部品の取り付け、製造時に間違えようもないように思えますが、間違えたんですね。


●比較した模型について


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