Nゲージ蒸気機関車>蒸機の工作>クラウス1400形の組み立て
ワールド工芸の小型機のシリーズです。今まで発売されていたクラウスはBタンクでしたが、今度はCタンクです。
2014.3.26
クラウス10形などとほとんど同じなので、特にメモをしておく点がありません。
もし次回があった場合、忘れそうな部分のみ書いておきました。
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形態を再現するために巧妙な構造になっており、組み立て手順の違いでどこかが楽になっても、代わりに別のどこかに難しい箇所ができたりします。 キットの組み立てというものは、それにどう対応していくかでありまして(…なのかなぁ)。 |
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上部の2本の補強ステーを先に付けたので、ボイラーにサンドドームを先に付けてしまうと、ボイラーを取り付けにくいです。ボイラー上のドーム等は最後に付けました。サンドドームには取り付け前に4本の砂撒管の上端を固定しておき、ボイラーにサンドドームを取り付けてから砂撒き管の下端をボイラー下部に固定しました。 |
なんだかんだで組み立てを終え、これから洗浄・塗装するところです。 奥の動力ベース板とギヤ座は塗りませんでした。しかし、動力ベース板の断面はサイドタンクの下やキャブの出入り口から見えたので、そこだけあとで黒を筆塗りました。 軸受け部分は塗料が付かないよう、小さく切ったマスキングテープでマスキングしておきました。 |
●アクリジョンによる塗装メモ ※特に自分向けなのであまり気にしないでください。
アクリジョン ブラック:つや消しブラック=2:1 それを専用うすめ液で2倍に希釈しエアブラシ塗装。
塗装中はレベリング悪くひどいブツブツ。ラッカーなら大失敗レベルなので憂鬱になる。が、気にしなくてよい。噴射の粒も粗く、スプレーワークREVO+HGエアブラシでは、油断すると詰まりそうになる。何とか乗り切った。
少々乾いたら(1〜2分後)、重ね塗りの前に少しずつドライヤーをかけて強制乾燥。変に厚塗りしていない限り、ここでほどよいつや消しになり、概ね平滑化する。この変化はドライヤー使用中のある段階で急激に起こる。
1〜2日するとより平滑化し、塗装中とは別物になって実用上の観賞に耐えるようになる。重ね塗りは3回くらいでたぶん大丈夫。
時間短縮のためプライマーは省略した。屋根の角などは乾燥時に塗膜が切れることがあるので筆で塗り足す。今回は必要なかった。
従来の水性塗料でやっていたごく薄い重ね塗りの繰り返しに比べ、塗装時間は圧倒的に短く済むので、手軽に作りたいときにはいいかも。
軸距離の関係で、小ギヤを5個並べて連動しています。第一動輪側はギヤのアソビが大きくなるので、ロッド連動の併用でそれが抑えられるという感じです。 アソビのために動輪(輪心)の位相も合わせにくいのですが、説明書にあるとおり、車軸のギヤの山の位置とクランクピンの位置を合わせる要領で輪心を取り付けると、案外簡単にできます。 |
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動輪にはギヤ軸に圧入する前に調整用ワッシャをはめます。走行が固い様なら除去します。 ただ、左右の軸受けをネジ留めするときの微妙なズレや、折り曲げの誤差による左右の軸受けの間隔変化によっても、必要性は変わると思います。 |
ナンバー(国鉄時代)は前面のみ形式入りとありますが、形式なしのナンバーは付属していないので、気にせずそのまま付けました。
今までのクラウスに比べて大きいですが、パーツが特に多いわけではなく、組み立ては楽に感じました。
ボイラーはエッチングなので、トーマモデルワークスのような重量はないものの、最初から部品の取り付け孔が開いているため、すぐに部品を付けられるのがよいところです(トーマモデルワークスは別のアプローチで、ドーム等を一体化して組み立てを簡易化する方法です)。
加減リンクは少し長いか低いかで、エキセントリックロッドの角度がやや不自然に見えます。走行には特に支障ありません。
クロスヘッドとメインロッドは組み立て済みですが、クロスヘッドはエッチング板のため、カシメ以外にも折り曲げあり補強ハンダありで手間がかけられています。
クラウス1400形と、先に発売されたクラウス26号。 | |
クラウス1400形と、トーマモデルワークスのボールドウィン9号。ボールドウィン9号は走りのよさが素晴らしいです。 |
手ごろな大きさのCタンクがいくつも出てきて嬉しいですね。一緒にワールド工芸ではKSKの1C1タンクや三井埠頭Cタンク、南薩5号機Cタンクも再生産しています。よくこんなに短期間で次々と商品を用意できるものだと、素人としては不思議に思います。