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キ600・キ620 その2

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キャブ後方

モア キャブ後方 ワールド工芸 キャブ後方
モア キ620ワールド工芸 キ600
マイクロエース キ604キャブ後方 マイクロエース キ620キャブ後方
マイクロエース キ604マイクロエース キ620

ワールド工芸と、マイクロエースのキ604は密閉されていないタイプで、バックプレートが見えます。
ワールド工芸はすべての手すりが浮き出しになっていて立体感がありますが、少々オーバーな気もします。 モアの手すりはモールドです。浅すぎず適度な立体感があって、一体モールド表現にしては大変良い感じです。

なお写真のキ604は初期ロットで、ドローバーにテンダーから集電するための集電線が少し見えます。これは2007年の再生産品では省略されています。

ローター周辺

モア ローター ワールド工芸 ローター
モア キ620ワールド工芸 キ600
マイクロエース ローター
マイクロエース キ620

ローターはモアが最も単純な形状です。ワールド工芸は非常に精密感がありますが、やや煮詰めが足りなかったような部分があり、寸法ミスがあったり色々な加工が必要であったりと、いつものワールド工芸ほど組みやすさは配慮されていなかったように感じます。 マイクロエースは最もバランス良く、無難に収まっているように思えます。


モア

キ620 1980年

モア製品 キ620 1980年
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製造販売は埼玉にあった「モア株式会社」で、現在の「ホビーショップ モア」ではありません。このキ620だけを世に送り出して消えてしまったメーカーです。
各部の表現は適度なモールドでしっかりできており、印象の良い模型です。ヒケもゆがみもなく、当時のKATO製品と並べても違和感のない出来で、とてもこれが初の製品とは思えません。

有名なことですが、ローターを回しながら自走するという楽しくも大きな謎があります。後部の台車が動力台車になっていて、そのせいで後部台車が大きくなっています。集電しているのは前方の3軸だけのようです。
しかしなぜ自走…。これが自力で走れば面白いだろうという思い付きでしょうか。トレーラー化するようなスイッチがあるわけではなく、自走専用となっています。ただ、ギヤを取り外すなど小改造し、トレーラー化することは可能です。


ワールド工芸

キ600 2001年

ワールド工芸製品 キ600 2001年
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2001年の年末〜2002年に発売されました。一見単純そうに見えるキットですが、動力を組み立てたり、ローター付近の複雑な部品を合わせなければならなかったりと、組み立てには結構苦労します。特にローターの直径がギリギリなので、少しでも中心がずれると周囲に当たりますから、テスト回転のときには細心の注意が必要です。

2016年の初め、受注生産としてリニューアル製品の発表がありましたが、予定数に届かないときは発売中止の可能性があるとの断りがついていました。結局そのとおり中止になってしまいました。
さすがに、注文しても作られるかどうかわからない商品を、予約する気にはならなかったです。


マイクロエース

A0322 キ620 2003年

マイクロエース製品 キ620

A0322 キ620 2003年
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D51 1042(ギースル煙突+かまぼこドーム)とのセットで発売されました。

A0320 キ604 2003年

マイクロエース製品 キ604

A0320 キ604 2003年
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キ600形のひとつで、D51 398とのセット商品でした。

A0320 キ604 2007年

マイクロエース製品 キ604再生産

A0320 キ604 2007年
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キ604は4年後に再生産されました。このときテンダーの集電機構がなくなりました。

推進するD51と2両セットで、キ620・キ600(キ604)の2タイプが発売されました。他に9600+マックレー(キ900)+ヨ3500(ヨ4400)のセットもあり、両者でキマロキ編成を組めるようになっていました。
ロータリー車は全体の構造やディテール表現の加減、ローターの回転速度など、良くできています。テンダーのふたの両サイドが開くというギミックもあります。初回品には内部から油が染み出してきて、ボディーの表にどんどん回って汚れてしまうものもありました。

セット付属のD51は、ボディーを北海道形の切り詰めデフ・密閉キャブとして新たに作られたものです。特に1042号機(ギースル+かまぼこドーム)のほうは、発電機の配管表現なども初めてモールドされています。前面はそれ以前のD51よりも少し良くなっていますが、プロポーション自体は従来のままとなっているのが残念な気がします。
キマロキ編成セット D51

マイクロエースのD51と9600はもともと速度がかなり違うので、この模型も「キマロキ」を組むとスムーズに走りません。双方に無理がかかっているため、長時間の連結走行は避けたほうがよいと思います。

D51にはもう1歩頑張って欲しかった点もありますが、全体的には楽しさ満点のセットで、除雪車がお好きな方にはお勧めです。機関車だけ欲しい人、除雪車だけ欲しい人と、それぞれいらっしゃると思いますが…。

さて、キ600形は2016年にキ608としてバリエーション追加されました。機関車はなくなり単品となりました。

A0321 キ608 2016年

マイクロエース製品 キ608

A0321 キ608 2016年
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キ604の塗装違いといった感じの製品です。
キ608(マイクロエース)

製品の仕様は今までと基本的に同じで、モールドの様子も同じです。ただしライトの部品は変更されています。安全弁の色も車輪と同様の金属色になっています。同時にマックレー車(キ908)も単品発売されています。こちらも黄帯がないので揃ったキマロキ編成を作れます。

一方のキ620形は2022年になって別製品が追加されました。こちらも単品です。

A0323 キ621 2022年

マイクロエース製品 キ621

A0323 キ621 2022年
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2003年の初回品しかなかったキ620の色変わりで、テンダーまで伸びた黄帯が特徴です。テンダーのカバーはありません。
キ621(マイクロエース)

前回のキ608まではマックレー車も一緒に発売されていましたが、今回はロータリー車のみでした。


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