Nゲージ蒸気機関車2007年のメモ>2007.9.17(キハ07)

キハ07

原型が昭和10年のキハ42000まで遡りますから古い車体ですが、半円形に丸みのついた車端が印象的な車両です。マイクロエース(以下アリイ)からキハ07 4両セットとして発売されましたが、他社からもいくつか出ていますので比べてみました。

2007.9.17


全体

キハ07として発売されたものです。アリイのほか、ワールド工芸からキットが発売されています。また情景モデル用のパーツとして津川洋行からも9mmゲージで発売されています。

キハ07(アリイ・Mなし) アリイ(Mなし) (拡大写真)
溶接構造・総括制御型なので、ジャンパ栓がありリベットはありません。こちらは4両セットのトレーラーで一端が大きめのダミーカプラーになっています。
キハ07(アリイ・M付き) アリイ(M付き) 
こちらは動力車です。車体が狭い車両なので動力のスペースが苦しそうですが、何とか収まっています。走りは良好です。
キハ07(津川洋行) 津川洋行 
1997年に発売された情景パーツで、アーノルドカプラーのついたトレーラー台車が付いていました。これはGMの動力ユニット(ブリル)を組み込んで走るようにしてみたものです。
キハ07(ワールド工芸) ワールド工芸 (拡大写真)
2001年に発売されたキットです。こちらはリベット構造の車体です。エッチングのマスクの事情か、窓の上のリベットは凹表現です。

マイクロエースからは、リベット構造のキハ42500も同時に発売されています。欲しかったのですが、この手の車両は何も見ずに予約することに一抹の不安を感じましたので、今回はあきらめました。なお、1997年の津川洋行製品にも、キハ42500はありました。

前から

レトロな表情を見せる前面です。

キハ07前面(アリイ)
アリイ ライトは電球色でよい感じに光ります。窓枠はこの形式の場合、“三”表現より“日”表現のほうが似合うように思います。窓が広く見えて気になるようなら、縦枠を塗り足してみると面白そうですが、細かいので難しいですね。
キハ07前面(ワールド工芸)
ワールド工芸 前面の半円の部分は独立したパーツで、ドアの前縁のあたりで側板と接合されています。金属なので塗料がとても滑らかに乗ってくれます。
キハ07前面(津川洋行)
津川洋行 遠目にはそれなりの雰囲気なのですが、さすがにアップは辛いです。窓周りのバリを取ってきちんと仕上げれば、Nゲージとしてそこそこ使えたかもしれません。

側面

キハ07側面(アリイ)

アリイ 
窓の木枠の縦枠はガラス側にはなく、車体側に浅く表現されています。ちょっと変わっています。

ドアの手すりなどをモールド表現にしたのは正解だと思います。好みにもよるでしょうが、蒸機の手すりやEF65のフックのような素材で別パーツにしてしまうと、太すぎていかにも変だったことでしょう。

キハ07側面(ワールド工芸) ワールド工芸 
窓廻りは薄い金属車体の得意分野ですから、とてもすっきり表現されています。屋根の縁のリベットは凸、ウインドウヘッダーのリベットは凹です。実物と動方向の片台車駆動ですが、走りはあまりスムーズではありません。

蒸気機関車だけのレイアウトにもちょっと混ぜてみると、鮮やかな塗装で雰囲気が明るくなります。

アリイ キハ07

実物では窓の上のオレンジ色の塗り分けの幅が狭く、その分クリームの幅が広いものがあります。お好きなものに塗り分けてみるのも面白いと思います。
両端のお面を自作して、キハ07 901(ガスタービン動車)にしてみようという方はいらっしゃるでしょうか。


●比較した模型について


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