Nゲージ蒸気機関車2012年のメモ>2012.11.15

汽車会社35t 1C1タンク(ワールド工芸)

汽車会社Cタンク

写真中央です。発売から半年以上経ってようやく組み立てました。


組み立ての要領は、南薩鉄道5号機や三井埠頭5号機とほぼ同じでした。
タンクが大型のためキャブと分離した部品構成となっていますが、難易度には特別大きな違いはありませんでした。

塗装後(最重要)

軸穴を整える

塗装の終わった台枠の軸穴を、2.5mmリーマーで整えているところです。
せっかく丁寧に整えたつもりでしたが、何と動輪の圧入に失敗し、車輪にはめる真鍮の細いワッシャーを車軸とともに軸穴に噛み込んでしまいました(理解しがたい状況ですが、本当にそうなりました)。

そのままどうしようもなくなったので、ワッシャーを切断してヤットコで引きずり出しました。よって1箇所のみ車輪ワッシャーがはまっていません。恐らく軸か軸受けも傷ついたと思われますが、まずはそのまま組み立てました。

試運転の結果、思ったほど悪影響がないようで、とりあえずよしとしました。振動や揺れもなく(同じことか…)、ベストの状態よりは若干音が大きい程度にできました。
→その後走らせているうちに調子が上がって、音もまったく普通になりました。

完成

完成

思ったよりスッとできました。ただ、初めての方には下廻りが難しいのではと思います。

特に何を作るというイメージがなかったので、ナンバー等はメーカーの完成見本写真にならいました。

完成(後方)

先輪・従輪には、径の小さい動力台車の車輪が流用されているようです。シャフト中央にあったギヤは削り取って使用します。

先台車・従台車にはスプリングがなく、ネジ止めするだけですが、自分の作例では特に脱線などのトラブルはありませんでした。

走行中

Nゲージの1C1タンクの種類はあまり多くはありません。国内製品だと他はC12ぐらいでしょうか?

塗装は今回、水性アクリル塗料であるモデルマスターの黒を使いました。
高いのであまり使いませんが、とにかく嫌なシンナーの臭いがしないので快適です(ほぼ無臭という人もいますが嗅げば臭いはあります)。

水性塗料の中では乾きが早く、塗膜も丈夫という人もいますが、私は水性塗料を比較検討した経験がなく、そのへんはわかりません。ただ臭いの違いはどなたにもすぐわかると思います。

モデルマスターによる塗装

左がモデルマスターのフラットブラックで塗った機関車、右がKATOのツム1000です。

機関車は決してきれいに塗れたわけではなく、途中ひどいブツブツになったり、変な厚塗りになったりしまして、全部やり直しを覚悟しましたが、乾いてから1時間ほど置くと塗膜の状態が急によくなりました。そのまま使っています。

このフラットブラックのつやの様子や粒状感は、現在のMr.カラーのつや消しブラックと同じくらいです。これに比べるとガイアカラーのフラットブラックはきめが細かいのですが、つや消しの度合いが低くて半光沢に近いので、さらに少量のフラットベースを混ぜたりしています。

この次は試しにプライマーも水性にしてみたいと思います。


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