写真中央です。発売から半年以上経ってようやく組み立てました。
組み立ての要領は、南薩鉄道5号機や三井埠頭5号機とほぼ同じでした。
タンクが大型のためキャブと分離した部品構成となっていますが、難易度には特別大きな違いはありませんでした。
塗装の終わった台枠の軸穴を、2.5mmリーマーで整えているところです。 そのままどうしようもなくなったので、ワッシャーを切断してヤットコで引きずり出しました。よって1箇所のみ車輪ワッシャーがはまっていません。恐らく軸か軸受けも傷ついたと思われますが、まずはそのまま組み立てました。 |
試運転の結果、思ったほど悪影響がないようで、とりあえずよしとしました。振動や揺れもなく(同じことか…)、ベストの状態よりは若干音が大きい程度にできました。
→その後走らせているうちに調子が上がって、音もまったく普通になりました。
思ったよりスッとできました。ただ、初めての方には下廻りが難しいのではと思います。 特に何を作るというイメージがなかったので、ナンバー等はメーカーの完成見本写真にならいました。 |
先輪・従輪には、径の小さい動力台車の車輪が流用されているようです。シャフト中央にあったギヤは削り取って使用します。 先台車・従台車にはスプリングがなく、ネジ止めするだけですが、自分の作例では特に脱線などのトラブルはありませんでした。 |
Nゲージの1C1タンクの種類はあまり多くはありません。国内製品だと他はC12ぐらいでしょうか?
塗装は今回、水性アクリル塗料であるモデルマスターの黒を使いました。
高いのであまり使いませんが、とにかく嫌なシンナーの臭いがしないので快適です(ほぼ無臭という人もいますが嗅げば臭いはあります)。
水性塗料の中では乾きが早く、塗膜も丈夫という人もいますが、私は水性塗料を比較検討した経験がなく、そのへんはわかりません。ただ臭いの違いはどなたにもすぐわかると思います。
左がモデルマスターのフラットブラックで塗った機関車、右がKATOのツム1000です。
機関車は決してきれいに塗れたわけではなく、途中ひどいブツブツになったり、変な厚塗りになったりしまして、全部やり直しを覚悟しましたが、乾いてから1時間ほど置くと塗膜の状態が急によくなりました。そのまま使っています。
このフラットブラックのつやの様子や粒状感は、現在のMr.カラーのつや消しブラックと同じくらいです。これに比べるとガイアカラーのフラットブラックはきめが細かいのですが、つや消しの度合いが低くて半光沢に近いので、さらに少量のフラットベースを混ぜたりしています。
この次は試しにプライマーも水性にしてみたいと思います。