D51塗装済みキットの組み立て(カツミ・1/80) その2

もうほとんど終わりです。塗装済みキットなので、上廻りの組み立ては大半が終えられているからです。

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上廻りの組み立て

ボイラー

塗装の状態はたいへん良いです。ただ金属への食いつきは特別丈夫なわけではないので、注意して扱わないと剥がれます。
いつも苦しむランボードやキャブがまっすぐに固定された状態で完成しているので、これだけでも楽です。

ウエイト、カプラーの取り付け

ボイラー内には大きなウエイトを差し込んで、Aのネジで留めます。
端梁にはダミーカプラーをBのネジで留めます。ダミーカプラーは2個付属していました。

上下合体

シリンダーを貫く前方のネジと、キャブ下の2つのネジで上下を合体します。

安全弁

プレスされている安全弁の台座をボイラーに重ね、安全弁をねじ込んで止めます。安全弁の足とボイラーにネジが切られています。こんな部品に至るまで、固定に接着剤を使う必要はありません。

上廻り完成

あとはナンバープレートを貼るだけです。
窓にガラスを入れたり、黒メッキ部分を黒で塗ったりするとよいのでしょうが、何もしていません。あくまで素組みでいきます。簡単なので(笑)。

テンダー

テンダーも台車の取り付け程度でほとんど終わります。

ウエイト取り付け

テンダーの床板を一度外し、前後にウエイトをネジ留めします。

ドローバーピンとカプラーの取り付け

後方にベーカー型カプラー(この時期の模型らしくて大好き)を、前方にドローバーピンを固定します。
ドローバーピンは通電上重要なので、何度かねじ込んで接触面の塗装をはがすようにしました。

台車の組み立て

台車枠は最初に矢印のネジを軽く留めてぐらぐらの状態にしておき、車輪をはめてからしっかりネジ留めします。

左右の台車枠は少し動き、車軸がふにゃふにゃとレールの凹凸に追従するようになっています。

台車の固定

台車をネジ留めしてテンダーも終わりです。

車輪の絶縁側が一方に揃うように注意します。右側のレールは機関部から、左側のレールはテンダーから集電されます。よってテンダーを連結して初めて走れるようになります。

日本型のNゲージの蒸気機関車でも、エンドウ・天賞堂などはこの方式です。

走行テスト

走行テスト

まずは直線レールで通電テストします。
一発で動きました。やった!

クロスヘッドの動きなど、もしかしたらまだ調整不足かと思う部分もあったのですが、モーターの力もあるので特に問題ないようでした。スローも効きます。

12本組曲線路

カツミの入門セットのうち、一番安いセット(曲線が16本組みではなく12本組み)で走らせたところ…私の作例では先台車が脱線するようでうまくいきませんでした。

KATO基本セット

仕方なく?HOユニトラック線路セット(R550mm)で走行。これはバッチリです。
D51にこの客車はないと思いますが。

完成までたったの3時間でした。
組み立てが簡単で早くできるということは、楽しい部分だけを味わってすぐに走らせられるということなので、短い休日で楽しむには適しています。

完成

現在の低価格製品であるプラ製品・ダイキャスト製品と比べてみました。

カツミ

カツミ 塗装済みキット(KTM・SLシリーズ)
(拡大写真)
今回素組みした製品です。
鉄道模型趣味 1974年1月号(P60)に製品レビューがあります。当時の塗装済みキットの価格は18,500円。

KATO

KATO
(拡大写真)
498号機も予定されていたのですが、今どこへ…。

天賞堂

天賞堂 北海道型
(拡大写真)
カンタム・サウンド搭載のダイキャスト製品。DCでもDCCでも動かせますし音が出ます。

素朴な表現の部分もありますが、D51の模型を代表するひとつとして親しまれたデザインです。
金属もプラも同じ塗料で塗ってしまえば同じに見えるような気がするのに、実際にはまったく違って見えるのはなぜか不思議です。一度触ったり重さを感じたりしていることによる、心理的なことなのでしょうか。

カツミ・完成

Nゲージの蒸気機関車では塗装済みキットのジャンルは一般化しませんでしたが、電車ではGMのプラ製品のシリーズ等で一定のラインナップを誇っており、手軽に取り組めるのでありがたい存在です。私はあのシリーズが大好きです。


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