Nゲージ蒸気機関車>2009年のメモ>スハ32のドアを引っ込める(2009.6.29)
2009.6.29
トミックスからスハ32が発売されました。
すでにスハ32は必要なだけ持っていたので少しだけ買いました。しかし前回のオハ61のときにドアを引っ込めたため、そのまま混結すると感じが合いません。
スハ32やオハ35は車端部が少し絞られており、端から見るとドアがやや大きく引っ込んでいるように見えます。ドアだけを引っ込めると妻板との接合面でつじつまが合わなくなりそうですが、まずは試しに1両加工しました。
せっかくの完成品なので、変にいじっておかしくしないよう、難しいことは考えず(考えてもできるとは限りませんし)、自分のイメージと他の車両との馴染み方に合わせました。
トミックス スハ32 未加工 |
トミックス スハ32 車端部加工 |
モデモ スハ32 |
KATO オハ35 |
ドアはその厚みぶん程度、内側に引っ込めます。妻板もそれに合わせて少し削ります。 屋根は手をつけません。本当の寸法はわかりませんし、難しいので(笑)。 |
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ドアを外し、その背後の車体をそっくり、天地一杯まで切り取ります。まだ上部が少し残っていますが全部くりぬきます。 |
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ドア前方、妻板の側面を、縦樋の外側のラインをガイドに削り取りました。左右とも削ると妻板の幅は1mm程度狭くなります。ただこれによる視覚的な効果はあまりありません。 |
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こちらは加工前のドアです。 |
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加工後の車体にドアを接着したものです。ドアのツメが入る角穴の奥一杯に合わせました。ドアの裏側下部の突起は削り取って平らにしておきます。 |
車体をステップまで切り開いたので、ドアを取り付けるとドアの下側が空きます。ここに裏側から薄いプラ板を貼り付けてステップのケコミを表現すれば自然になります。
(これは前回オハ61を加工したあとに、実際に試された方に教えていただきました。ありがとうございました。)
昔は列車が完全に止まる前に、このステップに足をかけていて怒られる人が時々いました。
削ったところなどを部分的に筆で塗ります。GMのぶどう色2号や、なければMr.カラーの「マホガニー」を元にして塗ってみるのが手軽だと思います(いずれも製品色とは少し違うので、気になってくるようなら適当に黒・赤などを混ぜてみたり)。
加工前の車端部。 |
加工後です。光の当たり具合によってはオーバーに見えるので、他の車両と揃うように調整します。 |
加工前 |
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加工後 |
これに意味があるかどうかは人それぞれだと思いますが、試してみましたのでご紹介しました。
私の場合、車端が斜めになっているという点で印象に残っているのは、ドアの左右の引っ込み具合によるものが大きいので、他の箇所はいじらずにおきました(あと、早く走らせたいので)。
ほか、印刷表記的に少し寂しいので、面相筆で適当に点々を入れようかと思います。