Nゲージ蒸気機関車2009年のメモ>2009.7.30(ワールド工芸 C62 32号機 北海道時代)

ワールド工芸 C62 32号機 北海道時代

32号機

2009.7.30

細切れの時間を利用して10日くらいで組み立てました。最近のキットは部品が多いため、完成まで時間がかかります。組み立て自体は楽しいというよりは辛いです(走らせて遊ぶのが目的で買っていまして)。しかし、ボイラーは丸め済み、テンダーもキャブも曲げ済みのこのキット、当たり前のように思ってしまいますが大変ありがたいことです。模型店で箱を開けて、もしすべてがまっ平らな板のままだったら、そのまま敗北して退散するところです。


組み立て・塗装

内容は最近のC62キットとほぼ同じで、特筆するところはありません。以前にご紹介したC62 2(新)の組み立て手順でそのまま組めます。

空気作用管塗装

空気作用管はふつう塗装後に貼り付けることになっていますが、いくつかの配管の下をくぐるので難しいです。塗装面を傷めたり、確実に固定できないこともあります。 そこで今回は塗装前に固定してしまいました。

塗装をはがす

いさみやロコ・ワークス製のカラープライマー(黒)で1パス塗装してから、一緒に塗られた作用管の上を先の細い彫刻等でこそこそ削って塗料をはがしました。

私自身は空気作用管は目立たないほうが好きなので(周りにあった機体で目立たなかったこともあり)、本当は黒のままでもいいのですが、素組みでは極力説明書の指示通りに組むことにしています。

完成後

エッチングの溝に黒が残って、拡大すると何となく1本ずつ分離しているように見えます。でも肉眼で普通の距離から見れば大差ありません。

最近は、ワールド工芸のキットに取り組まれている方が色々なサイトやブログを作られていることがわかり、下廻りの調整の際にいくつか参考にさせていただきました。やはり軸受けが非常に重要のようですね(経験的にわかっているつもりではいましたが)。ロッド調整の前に、動輪だけでできるだけ軽く転がるように追求したところ、相当スムーズになり、走行音もずっと静かになりました。検索直行であちこちを拾い読みさせていただいたため、どちらのサイトか覚えていませんが、皆様に大変勉強させていただきました。ありがとうございました。

完成

各部がまっすぐになるように注意して組んでいるのですが、またも塗装して最終組み込みをすると、あっちこっちが曲がっていて、不満が残ります。手すりのような細いものは簡単に修正できるので気にしないのですが(どうせまた曲がるし)、やはり全体の骨格と、キャブ・デフ・テンダーの傾きはいつも神経を使います。それなのに「今回はバッチリだ!」と晴れ晴れした気持ちにはなかなかなれません。

完成

前方
この32号機はシリンダー側面の上部が外側に広がっておらず、垂直なのが特徴です(特に組みやすさに違いはありません)。ほかにもパーツの使い分けで27・30号機を作れます。
カプラー
昨年のC55あたりから、マグネ・マティックカプラー(MT-7)のアダプターを兼ねたカプラーポケットも付属しています。少々出っ張りますが、自動解放は確実に作動します。今までどおりの取り付け方も可能です。

試しに天賞堂のC62(新)と重連してみたところ、ちゃんと協調しました。こちらはテンダードライブ、天賞堂はゴムタイヤなしの鉄輪ということで、たとえどちらかが多少スリップしても目立ちにくいのかもしれません。結構楽しく遊べました。

C51、C55、C62

昨年から今年にかけて発売された、C55九州型、C51東鉄形キャブ、C62 32号機をしばらく組まずに積んでいたのですが、ここ1ヶ月でようやく組み終えました。キットをためてしまうとあとで辛くなることがよくわかりました。新形式のキットなら、買ってくるとすぐに組み始めてしまうのですが、どれもリニューアル品なのでいつでもよかったということもあります(これが初めてならすぐやったかもしれません)。また部屋が極端に暑くなる前にハンダ作業を終えてしまおうと思ったのですが、今年は今のところ意外に暑くならず、そんなに急ぐこともなかったのかも…。


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