Nゲージ蒸気機関車2009年のメモ>2009.10.24(最小サイズのターンテーブル付きプラン)

最小サイズのターンテーブル付きプラン

2009.10.24

こたつは、一度入ると出られなくなるという特徴があるので、その前に色々プランを用意しておくと、楽しく冬を過ごせるかもしれません。
最小といっても、プラ製品で国鉄の大型蒸機も走れる程度にします。


ユニトラック(KATO)にて

はじめにユニトラックで組んでみました。D51、C57、C62のプラ製品が走れるようにするため、最小半径をR249としました。

ターンテーブルと付随するレールはトミックスを利用します。普通はターンテーブルには両ギャップレールをつなぎ、さらにジョイント線路を介してユニトラックに接続しますが、場所がないので直接つなぎました。

ユニトラック版のこたつレイアウト

ターンテーブルは本線から4番ポイントで分岐させました。4番ポイントと補助線路を合わせた長さ186mmの直線が存在するため、本線を全周R282で作ると、74cm四方のこたつ板からはみ出してしまいます。そこで半周はR249とし、一部を斜めにして変化をつけてみました。別にこんないびつな形にする必要もないと思いますが、メーカー製のレイアウトプランでは、水平・垂直・斜め45度にドライに延長したものが多いので、あえてこうしました。

内側のターンテーブルからの線路は適当ですが、機関庫を置いたり、給水・給炭設備を置いたりと、色々作っていけそうです。

ユニトラックで組んだ例

少し「なじませつなぎ」になっています。この例は向こう側のS186を分割し、アンカプラー線路を入れてあります。ターンテーブルに乗せる前には、どうしても機関車の切り離しが必要だからです。
フィーダーはターミナルユニジョイナーを使いましたが、向こう側の直線部にフィーダー線路を入れてもよいと思います。ターンテーブルを駆動するにはTCS出力のついたトミックスのパワーユニットが必要なので、フィーダー線はトミックスのD.C.フィーダーのコネクタに結線しています。

小さいプランですが、本線で列車を切り離し、向きを変えて再出発することもできますし、複数の機関車を交換して運転することもできます。ポイントが1個しかない割には楽しい運転ができました。

両ギャップを入れてターンテーブルに接続

ターンテーブルとR243の間には両ギャップを入れないとショートします。ターンテーブル側、R243側のジョイナーを取り外し、トミックスのギャップジョイナーを両方に差し込んで接続しました。ギャップジョイナーは傷みやすいので、ターンテーブルの位置を決めたら不用意に動かさないように注意が必要です。

ファイントラック(トミックス)にて

同じものをファイントラックに置き換えました。最小半径は少しきつくてR243となります。ターンテーブルとの接続は、やはり場所がないので、ギャップジョイナーを利用しました。

ファイントラック版のこたつレイアウト

規格が違うので結構無理がきますが、ユニトラックのR249をC243に、R282をC280にそのまま置き換えました。

手前の短い直線は、端数レールセットのS18.5とS33です。向こう側の斜めの直線はS140となっていますが、やってみればわかるとおり明らかにずれている部分なので厳密性はありません。S140の代わりにS99でも、同じ程度の無理でつながります。

ファイントラックで組んだ例

ファイントラックの場合も、多少無理につないでもきちんと収まってくれました。

ここでは向こう側のS70の代わりに、Mカプラーの解放ランプ(M70)を置きました。ただこのように本線上に置くと、Mカプラーやトレーラーの具合によっては、通過しただけで解放してしまうことがあるので、使えない場合もあります。

図中の赤い▲の場所などに直線を挟んで横方向に延ばしてやれば、もう少し余裕のあるプランになるので、少し延長して900×600mmのレイアウトパネルに作ってみることもできると思います。


現実味などは考えず、こたつの上で運転することだけを考えれば、本線に直接ターンテーブルを置けばポイントなしでできます。むちゃくちゃ不気味です(やっている人がいたらごめんなさい)。
機関車単機だけで遊ぶというのなら、情景によってはありかもしれません…。

ダイヤモンドリング


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