Nゲージ蒸気機関車2010年のメモ>2010.1.10-D51 498 テンダーパーツ

D51 498 テンダーパーツ

D51498テンダー

2010.1.10

昨年ワールド工芸よりイベント用アイテムとして製作されたもので、今年になってから瞬間的に(1〜2日間?)直販もされたものです。


組み立て

とても簡単に組めますが、それでも失敗した点もありますので一応書いておきます。どうも私は組み立て中、何も考えていないみたいです。
いつもハンダ付けなので、今回は瞬間接着剤で組みました。部品をぴったり合わせ、裏側など見えない部分から接着剤を少量流すだけです。

側板の折り曲げ まず本体の側板を下側に曲げました。
前後の折り曲げ 前方を上から見てW字形に合わせ、天井の後部を斜めに折り下げました。ここではまだ接着していません。
曲げの様子(後ろから) 後ろから見たところです。
仕切り板を曲げる 次に炭庫仕切りを曲げました。縦方向に折り線が2本あるので、どちらも線を内側に(谷折)90度ずつ曲げます。
仕切り板の固定 仕切り板を炭庫底板に接着したところです。底板の後部左右には小さい突起がありますが、ここはテンダー本体の穴にはまるので削り落としません。
炭庫底板の固定 炭庫底板を下側からテンダー本体にはめ込み、これまで合わせた箇所を接着しました。なお接着にはWAVEの「×3G(かけるさんじー)」を使いました。途中で一度机から落としてしまいましたが、びくともしませんでした。
後部天板の位置決め 後部天板を曲げて形を決めました。上部の2本のピンを後ろから差し込み、平らな部分は側板の上部に載る格好になります。接着はまだです。
傾斜部の貼り付け 傾斜部の模様のついた板を重ねて、裏の穴から接着剤を流して張り合わせました。
後部天板の固定 模様を張り合わせたら、テンダー本体にもう一度はめ込んで、裏から接着剤を流し固定しました。
後部タンク部品 後部の平たい箱に部品を取り付けて本体に接着しました。青の矢印の部品はただのロッドピンなので、一応先を削って平らにしておきました。このあと注水口も付けました。
タンク上部ハンドル タンク上部を張り重ね、中央に切り詰めたロッドピンと、端に無線アンテナ(説明書に従いカット)を付けました。
このあと本体に固定する前に、赤の矢印のようにタンクのハンドル(#13)を差し込んで接着してしまいましたが、それは失敗でした。
裏から見たところ 本当は、ハンドルは本体の裏側から差し込みます。一度接着したハンドルをはがして、正しく付けなおしましたが(赤の矢印)、強力に接着されていたためやり直しは大変でした。
残り部品の接着 あとは残りのフックや手すりなどを裏側から差し込んで接着し、終了です。…あれ、接着したはずの無線アンテナがない(赤の矢印)!何とか見つけ出し、エポキシ系接着剤でがっちり付け直しました。一度取れたところは、また取れやすいので…。
ウエイトの加工 テンダーに組み付ける際、元の中身のウエイトは使わず、代わりに付属の2mmナットで台車を留めるよう配慮されています。ただ、ウエイトは左右の取り付けツメを削り落とせば、他の加工なしに取り付けることができました。
未塗装取り付け ラウンドハウスのD51 498に取り付けてみました。はめ合いは結構きつかったです。組み立てによって色々かと思います。
未塗装でも金色が映えてなかなか気品があります。塗装が苦手な方は、無理に塗らなくてもよいのではないでしょうか。
塗装 プライマーを塗り、クレオスのセミグロスブラックをそのまま塗って、別途用意した石炭を積みました。
あとは取り付けるだけです。とても簡単に組めるので、初めての方でも大丈夫だと信じます。

完成

完成

元の機関車は無加工のまま、手軽に遊ぼうという良い企画の製品です。こういうものを待っていた方もたくさんいらっしゃると思うので(完成品を望む方が多いかもしれませんが)、今後も時々販売していただければ嬉しいです。 マイクロエース版も欲しくなりますが、マイクロエースのD51はテンダーの外板が分厚いので、ずいぶん小さいものになってしまいそうです。

お好きな方は、さらに細部を実物に近く改造もできると思います。また時期によって増炭枠の有無などもあったかと思います(資料をあまり持っていないので怪しいですが)。


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