Nゲージ蒸気機関車2010年のメモ>2010.11.29(C56 2010年製品)

C56 2010年製品

C56 91+92

マイクロエースからちょくちょく発売されている(ように見える)C56の2010年製品です。
今までの流れでのラインナップ追加ですが、自分的には見落とせない変更点もあります。ちなみに通常遊ぶぶんには何の関係もありません。


今回も2種同時発売ですが、重連でお召列車を引くペアとなっています。
2000年にマイクロエースから初めて発売された92号機が、重連用カプラー取り付け済みとなり、お召仕様で再登場しています。

格好は不思議系ですが事情あってのことでして、この小型機をレイアウトで走らせて遊ぶ楽しさは今更ここで申し上げるまでもありません。部分的なことだけ触れてみます。

C56 91

A6307 C56 91 吉松機関区・お召指定機
(拡大写真)

C56 92

A6309 C56 92 吉松機関区・お召指定機
(拡大写真)

3年前に発売された150号機・160号機は黒色車輪でしたが、今回はお召しということで再び銀車輪になっています。
このほか動輪の位相がまた左先行に先祖がえりしています。左右同時に見るのは難しいとはいえ、何か毎回テキトーっぽい(笑)。

C56 91
C56 91
日の丸はポールの端に両面テープで付いています。ライトは最新の大型(縦縞芸風)がついています。
C56 92
C56 92
92号機のライトは少し前の首付きです。91号機の大型ライトと対比するためかもしれません。

91号機はダミーカプラー装備で重連用カプラーは別添、92号機は重連用カプラー装備でダミーカプラー別添となっています。

さて、もうお気づきかもしれませんが大きな変更・もしくは今回製品だけの特徴があります。
それはナンバープレートが一般的なプラモールドによる文字とフチの浮き出しではなく、平面的な印刷になっていることです。

92号機(旧)
C56 92(旧)
旧製品は一般的なプラモールドで、凸部に金色が載っています。
92号機(新)
C56 92(今回)
ナンバープレート自体は別部品ですが、表面は平面で、そこに金色で文字とフチが印刷されています。

従来型の凸表現は現在のNゲージの蒸気機関車ではお約束みたいなものなので、こういう割り切りには一瞬面くらいました。
しかし冷静に見ると、数字の形は以前よりずっと良いです。実物の文字の厚さも模型にすると大したものではありません。自分も妥協の産物としてプリンターで平面に作ったりしますし、電気機関車のナンバーだってインレタで表現されますし…と考え出しますと、心の中に浮かんだ拒否反応の理由をあまりよく説明できません。

というわけで、本当に追求してほしいのはそんな細かい部分ではないので、ここはすぐに通り過ぎます(笑)。

動力部も最近のウェイトが省略されたものに変わっていますが、ある意味もっと大きな違いがあります。

従来品

従来品
床板(動輪押さえ)は2箇所のネジで留められています。

今回

今回
ダイキャストブロックの4箇所のツメに、床板がはめ込まれてロックされています。
これ、壊さずに外せますか…?ちょっとドキドキしますね。

マイナスドライバーで慎重にこじれば何とか外れる模様です。くれぐれも、壊さないようにご注意ください。

全体的にコストの切り詰めが目に見えるようになったような気がしますが、次に予定されているC60・C61・C11ではどういうことが起きるでしょう。ここらでパァーッと新規作成!とはなりませんか、やっぱり(笑)。この前のC55の再販にあたっても、水かき付き動輪が廃止されたりして、どうも景気がよくありません。
あとになって模型を見てみると、結構それぞれの時代を反映した作りになっているのかもしれませんね。


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