Nゲージ蒸気機関車2012年のメモ>2012.4.16

KC−1の可変抵抗器交換

KATOのKM−1+KC−1をパワーパックとして長く使っています。KC−1の可変抵抗器が磨耗して速度調整が不連続になったので、交換しました。
初めてではありませんが色々忘れていまして、次回のためにちょっとメモっておきました。


ただボリュームを交換しているだけです。個人用のメモですが、何が起こってどう考えたのかは、わかっていただけるように書きました。
間違えると機械を壊したり、火災や怪我など思わぬことが起きます。やってみないでください。

KC−1の不調

KC−1つまみ
私のKC−1は、長く使っていると特定の目盛付近で出力の変化に異常が起き、スムーズに車両が減速しなくなります。

かつてメーカー修理に出したことがありましたが、先方で症状が出ず、そのまま返送されてきました(よくあることです、何にでも)。それで自分で部品を買って修理しています。

速度を下げていく途中で急に速度が上がる
正常なときは青線のとおりで、つまみを戻していくにつれ速度が滑らかに下がっていきます。
しかし古くなってくると、停止の直前でいきなりポンと速度が上がり、一時的に暴走気味になってしまいます。乗客は大コケです。

目盛0〜2あたりは最もよく使用するので、可変抵抗器の抵抗体が磨耗してくるのだと思います。事前につまみを何度もゴシゴシ回転させると少し直ることがありますが、すぐダメになります。

修理

つまみを取る
[1] つまみをまっすぐ上に引いて取りました。

可変抵抗器の軸が見えます。六角ナットで止められているので、このナットを緩めれば可変抵抗器が外れます。
ナットとその下のワッシャは、あとで使うことがあるのでとっておきました。

ゴム足を取ってねじを外す
[2] 本体の裏蓋は、4箇所のゴム足の下にあるネジで留められています。
ゴム足は両面テープのようなもので張り付いているので、ベリベリ剥がし、ネジを緩めました。 奥の2本は少し深いところにあるので、短いドライバーでは届きませんでした。

抵抗器の確認
[3] 配線を切らないように蓋をそっと開け、可変抵抗器の定格を確認しました。私のは径16mm、1kΩのAカーブでした。仕様変更がない限り同じかと思いますが、断言はできません。
特性カーブ
[4] 可変抵抗器には抵抗の変化の仕方でAカーブ・Bカーブ…などがあり、合うものを使わないと速度調整が非常にしづらくなります。ここではAカーブが使われていました。一度手持ちのBを使ったところ、非常に出足が早くて操作が敏感すぎました(それでもしばらく使っていました)。
新しい抵抗器を買う
[5] 新しい可変抵抗器を用意しました(以前の修理のとき、秋葉原の千石電商で買っておいたもの)。ありふれた部品で100円ぐらいかと思います。同じ規格でも色々な形のものが売られていますが、なるべく元に近い形のほうが取り付けが楽です。 軸の形も同じであれば元のつまみがそのまま使えますが、少し違ったものになってしまいました。

コネクタを外すと蓋を全開できる
[6] 古い可変抵抗器を外して新しいものに付け替えました。蓋を全開するため、基板に差し込まれているコネクタを抜き取りました。コネクタを外すときに変なところを壊しそうでちょっと怖いです。

付け替えたところ
[7] 3本のリード線の色分けをメモしておいて、そのとおりにつなぎ換えました。「手前からピンク、黄色、黒、よし覚えたぞ!」などと思っても、私の忘却力では次の瞬間「ピンク…、あれ何だっけ?」となります。その間数秒。

ナットを締める
[8] 表から軸のナットを締めて固定しました。使った可変抵抗器にはナットとワッシャが付属していませんでしたが、もとの部品をそのまま使えました。

元通り本体をネジ留めしてゴム足を両面テープで差し込み、つまみを取り付けて完了しました。
使った可変抵抗器は軸にギザがないので、元のつまみがそのまま差し込めませんでした(押しネジ式のつまみを付けるタイプ)。以前は軸のほうを削って同じ形にしたこともありましたが、もう面倒くさくなって、つまみの裏穴のほうを広げてしまいました。もし今後、オリジナルと同じ形の可変抵抗器に付け替えたら、つまみのほうがガバガバです。

速度調整のほうは無事に直りました。これでしばらく大丈夫でしょう。


KATOの新D51を私のレイアウトで走らせると、KC−1の目盛2.3くらいで最高速度の85kmを超えます(そんな計算して使っているわけではありません)。2を超えて使うことは新幹線などを除けばめったにないので、いつも特定の箇所が減るのかもしれません。

→可変抵抗器の後半の目盛6〜10にあたる部分はまず使わないので、抵抗体はほぼ磨り減っていないと思います。配線を逆にして今までと逆回しで使えば、2倍使えることになるのかしら。でもAカーブなのでどうなるのでしょう。今度減ったらやってみます。

ちなみに昔昔、KATOの旧DE10の初回品には定電圧点灯装置というのが付いていまして、これをKC−1で走らせると目盛3ぐらいからようやく走り始めます。ライトが十分明るく光るまで出力を上げないと、モーターが回らない作りになっていたのでした。新D51とは常用速度帯がまったく重なりません。


「Nゲージ蒸気機関車」トップページに戻る